今の英語力を把握するために英語力測定テストを受けたいけど、「そもそもどのようなものなの?」「費用はかかるの?」といった疑問があり躊躇してしまっている人もいるでしょう。
この記事では、英語力診断テストについて診断の仕方からさまざまな英語力診断テストの特徴などを詳しく紹介します。
英語力診断テストを受けて、今後の英語学習の指標にしましょう。
英語力診断テストは、現段階における自分の英語力がどれくらいなのか確認できるテストです。
漠然と英語が学びたいと考えているよりも、現状を把握してから弱点を強化したり得意な点を伸ばしたりといったように具体的な学び方がイメージできるでしょう。
TOEICや英検を受けるというと準備が必要になりますが、インターネットを通じて気軽に挑戦できる英語力測定テストなら、時間や場所を考えず空いた時間ですぐに受けられるのでおすすめです。
ここからは、EnglishSearch編集部が厳選した、無料で受講することが出来る英語力診断テスト4選を紹介していきます。
それぞれの英語力診断テストの詳細についても記載していますので、確認してみてください。
~【無料】英語力診断テスト一覧~
EF SETはスウェーデンで設立され、世界最大規模の私立教育機関であるEFが提供する英語力測定テストです。概要は以下の通りです。
受験形態 | 15分と50分の2種類 判定結果はCEFRレベルと連携 |
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会場 | 各種デバイスで受験可能 公式テストは、東京・大阪・京都の会場 |
費用 | 無料(50分のEF SETは無料登録が必要) |
EF SETのテストには次の2種類があります。
どちらも無料で受験可能ですが、EF SETは会員登録が必要で、登録をすると履歴が残ります。
試験内容はリーディング25分+リスニング25分です。
リーディングは、単語の穴埋め問題と長文を読んでの選択問題で構成されています。
リスニングは、スピーカーから聞こえる内容を元に設問から解答を選択します。
2回聞けるので、落ち着いてしっかり聞き取りましょう。
一方、QUICK CHECKは、50分間テストの簡易版で、リーディングとリスニングに関する全20問のクイズに答えます。
どちらのテストも、外国語の習熟度や運用能力を測る国際基準であるCEFR(セファール)を用いて測定結果が発表されます。
本格的に英語力を測りたい方はEF SETを、気軽に挑戦したい方はQUICK CHECKがおすすめです。
オンライン英会話サービスWeblio英会話内で行えるのが、「Weblio語彙力診断テスト」です。
かかった時間や正解率によって16段階で判定されます。
受験形態 | 約2分半で25問出題 テストは5種類 |
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会場 | 各種デバイスで受験可能 |
費用 | 無料 |
語彙力のみを測定するテストで、その内容は、以下の5つが用意されています。
問題数は計25問で、1問当たりの解答時間は10秒です。
素早く正答にたどり着くと単語の難易度が上がり、逆に解答に時間がかかったり、間違えたりすると問題の難易度が下がります。
テストが終わると、受験者の語彙力を16段階で評価してくれます。
さらに間違えた単語を一覧で確認できるのはもちろん、その単語の意味やスペルだけでなく発音までチェックできるので、復習にも取り組みやすいでしょう。
KITE Liteは、留学事業や語学教育などを手掛けるアメリカの大手教育会社のKaplanが提供する英語レベル測定テストです。
受験形態 | 初級・中級(下)・中級・中級(上)・上級・特急の6段階 制限時間なし CEFRに準拠 |
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会場 | 各種デバイスで受験可能 |
費用 | 無料 |
KITE Lite(Kaplan)最大の魅力は、受験結果をCEFR・英検・TOEIC・TOEFL・ケンブリッジ英検など、様々な試験のスコアに置き換えて確認できる点です。
文法・リスニング・リーディングの3つのスキルを測定する試験で、受験者の回答から質問の難易度が調節される仕組みになっているので、正確性や回答のスピードから、正確に強みや弱点が測定できるテストです。
また、制限時間がないので自分のペースで受験できるのも特徴です。
NHK英語力測定テストは、NHK英語テキストのプロモーション用のサイトで提供されているテストです。
レベルに合わせて3つのテストが選べるので、自分に合ったものを選ぶか、気分に合わせて選んで測定してみましょう。
受験形態 | 中学英語編、学びなおし編、ビジネス英語編 (各全8問・5分) 受験者の英語学習に関する質問もあり |
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会場 | 各種デバイスで受験可能 |
費用 | 無料 |
試験内容は中学英語編、学び直し編、ビジネス英語編3種類から選べるので、自分のレベルに合ったコースからスタートしてみてください。
中学英語編は、中学レベルの文法など初級から学びたい人向けです。
学び直し編は、昔習った英語を思い出しながら、旅先で使えるくらいになりたい人向けの内容となります。
ビジネス英語編は、仕事でも英語を使えるようになって、最新のトピックにも英語で触れたいという人向けです。
また、テストと合わせて受験者の英語学習スタイルに関する質問も行っており、それらの解答とテスト結果を基に最適なテキストの紹介まで行ってくれます。
解答解説も丁寧なので、受験後は要チェックです。
ここまで、無料で受験することが出来る英語力診断テストについて紹介してきました。
ここからは、EnglishSearch編集部が厳選した有料で受験することが出来る英語力診断テスト3選を紹介します。
有料の英語力診断テストは無料のものに比べて、正確かつ権威のあるテストが多くあります。
自分の英語力を証明したりする際には有料の英語力診断テストを受験することがおすすめです。
EnglishSearch編集部おすすめの有料で受験できる英語力診断テストの1つ目は、「CASEC」です。
CASECは、オンラインでいつでも受験することができる英語力診断テストになっています。
受験形態 | オンラインでの受講 |
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会場 | 各種デバイスで受験可能 |
費用 | 3,667円(税込) |
CASECは、オンライン受験で正確に自分の英語力を測定することが出来ます。
試験の内容は大きく4つのセクションに分かれており、それぞれ「語彙の知識」「表現の知識」「リスニングでの大意把握力」「具体情報の聞き取り能力」を測定します。
テストの後には、自分の英語力を詳細に分析したレポートをもらうことができ、TOEIC®やTOEFL®、英検®の目安が分かるだけでなく、今後の自分の学習に関するアドバイスももらえます。
また、CASECは社会的にも権威のある英語力診断テストのため、就職活動などの際にも活用することが出来ます。
EnglishSearch編集部おすすめの有料で受験できる英語力診断テストの2つ目は、「TOEIC」です。
TOEICは、ビジネス英語に特化した英語力診断テストとなっています。
受験形態 | 対面式の受験とオンライン受講の両方がある |
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会場 | 全国80都市で開催 |
費用 | 7,810円(税込) |
TOEICは、ビジネス英語のレベルを測定することが出来る英語力診断テストです。
試験の内容がビジネス英語向けとなっており、主に就職活動や転職、企業内での昇進などの際に活用される事が多いです。
TOEICの試験はリスニングとリーディングの2技能を測定することができ、990点満点となっています。
試験は年に10回80都市で開催されています。
こちらもCASEC同様に非常に社会的に権威性の高いテストですので、就職活動や転職などの際に活用されることが多いのが特徴です。
EnglishSearch編集部おすすめの有料で受験できる英語力診断テストの3つ目は、「英検」です。
英検は主に小学生から高校生までの学生は受験することの多い、英語力診断テストになります。
受験形態 | 対面式のみ |
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会場 | 全国の対象会場で受験可能 |
費用 | 受験級により異なる ※受験料の詳細はこちら |
英検は、学生が自分の英語力を測定することが出来る英語力診断テストになります。
小学生から高校生までの学生が受験することが多いのが特徴的です。
受験する級により難易度が異なり、学年別に受験するべき目安の級が異なります。
一次試験ではリスニングとリーディングの2技能が必要となり、3級より上の級で設けられている二次試験の面接では、スピーキングの能力も必要となってきます。
こちらも、CASEC・TOEIC同様に社会的に権威性の高い英語力診断テストとなりますので、高校受験や大学受験の際に用いられているのも特徴の1つです。
テスト名 | 受験料 | おすすめポイント |
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EF SET | 無料 | 正確な英語力測定 |
Weblio語彙力診断テスト | 無料 | 単語力に特化した英語力測定テスト |
KITE Lite(Kaplan) | 無料 | 主要英語資格試験に置き換えたスコアも確認できる |
NHK 英語力測定テスト | 無料 | テスト結果から最適なテキストを提案 |
CASEC | 3,667円 (税込) |
短時間で自分の英語力を正確に把握できる |
TOEIC | 7,810円 (税込) |
ビジネス英語のレベルを正確に測定できる |
英検 | 2,500円~11,800円 | 高校受験や大学受験の際に活用できる |
最後に、ここまで紹介してきた英語力測定テストの受験料と特徴を比較してみました。
それぞれに違った魅力があるので、英語力の中でもどのスキルの現状を知りたいのか、そしてそれを知ってどうしたいのかを明確にしたうえで受験するとよいでしょう。
ただ、どのテストも手軽に受けられるので、複数受験してみると本当の自分の英語力がわかるかもしれません。
これから英語を学ぼうと考えていて、まだ英語力測定テストを受けていない人は、ぜひ気軽に受けてみましょう。
思っていたより英語力が高いかもしれませんし、その逆もあります。
自分が今いる正確な位置がわかっていなければ、効率的に新しいことを身につけるのは難しいでしょう。
この記事で紹介した英語力測定テストの中で、自分に最適なテストを選んでさっそく測定してみましょう。