疑問文を構成する英語の疑問詞とは?一覧と使い方・その他表現を詳しく解説
英語学習者の皆さんの最終目標は人によって違うと思いますが、その最たる1つに英語圏の方とコミュニケーションが取れるようになることが挙げられると思います。
しかし、いきなり英語で話そうとすると会話が上手く続かないことがあります。
そのような悩みを解決するのが疑問文です。
疑問文とはその名の通り、疑問を表す文のことです。
疑問を相手に表せば、相手はそれに応えてくれるでしょう。
そのため、会話が続きやすくなります。
会話の中に疑問文を取り入れることで、格段に会話がしやすくなり、英語圏のネイティブの方ともコミュニケーションが取りやすくなるのです。
今回は、そのような疑問文を構成する疑問詞について丁寧に解説していきます。
- 【英文法】「疑問詞」とは?
- 【例文付き】英語の疑問詞の一覧と使い方を紹介
- 【応用】疑問詞の応用的な使い方を紹介
疑問詞とは?
まず、この章では疑問詞について解説していきます。
疑問詞は疑問文を形成する、大事な詞です。
疑問詞とは特殊疑問文を形成する詞です。
特殊疑問文とは疑問詞を文頭に置いた疑問文のことです。
疑問詞の例として、whoやwhy、howが挙げられます。
特殊疑問文の作り方は、疑問詞を文頭に置いた後に一般疑問文を続けます。
一般疑問文とは、yesかnoで答えられる、be動詞やdoを文頭に置いた文のことです。
たとえば「How are you?」と作ります。
この文章では、Howが疑問詞、are youが一般疑問文だということが分かります。
しかし例外もあります。
疑問詞が主語になるときには、疑問詞+動詞の形になります。
たとえば「Who wrote this note?」(誰がこのメモを書きましたか?という文章です)という文章ではそのルールに則って、be動詞ではなくwriteの過去形のwroteを用いています。
さて、疑問詞の概要と使い方が分かったところで、次の章ではそのような疑問詞の一覧とそれぞれの意味や使い方について解説していきます。
英語の疑問詞の一覧と使い方
疑問詞は多くの数存在します。
今回はその中からよく用いられる9つをピックアップしてご紹介いたします。
この9つを押さえておけば、英語圏の方との会話もスムーズに行えるようになるでしょう。
Who
それでは、whoから解説していきます。
whoとは「誰」を意味する疑問詞です。
たとえば「このクラスの先生は誰ですか?」などの文章を作ることができます。
これを英文にすると「Who is the class teacher?」となります。
whoは「The class teather is A」とAに当たる部分を問う疑問文です。
このような疑問文のことを疑問代名詞といいます。
この時、Aが疑問詞となり文頭に、その後に一般疑問文になっていることをしっかりと押さえておきましょう。
Whose
次にwhoseを解説していきます。
これは、whoと混同して間違えやすい疑問詞なので注意してください。
whoseとは「誰の」を意味する疑問詞です。
たとえば「この携帯は誰のですか?」などの文章を作ることができます。
これを英文にすると「Whose phone is this?」となります。
whoseは、疑問詞の後ろにつく名詞を修飾しています。
このような疑問文のことを疑問形容詞といいます。
whoseの後に、名詞が来ていることをしっかり押さえておきましょう。
Whom
次はwhomについて解説していきます。
whomが疑問詞の中でも難しい疑問詞となっています。
whomとは「誰」を意味する疑問詞です。
たとえば「あなたは誰について話しているの?」などの文章を作ることができます。
これを英文にすると「Whom are you talking about?」となります。
ここで注意しておきたいのが、whomとwhoの違いです。
「誰」という意味は同じように思えますが、実はwhomはwhoの目的格なのです。
ちなみに、口語ではwhoを使うことが多いと言われています。
Where
それではwhereについても解説していきます。
whereは「どこで」を意味する疑問詞です。
たとえば「どこでケンと会ったの?」などの文章を作ることができます。
これを英文にすると「Where did you see Ken?」となります。
whereは場所を表し、動詞を修飾する役割をもつ疑問詞です。
このような疑問詞を疑問副詞と呼びます。
What
次はwhatについて解説していきます。
whatは「何」を意味する疑問詞です。
たとえば「あなたはどの色が好きですか」などの文章を作ることができます。
これを英文にすると「What color do you like?」となります。
whatは、疑問代名詞でも疑問形容詞でもどちらの性質を持っています。
上記の文章は疑問形容詞の文章です。
疑問代名詞の文章としては「あなたは休暇に何をしますか」という意味の「What do you do on your holiday.」が例に挙げられます。
When
次にwhenについて解説していきます。
whenは「いつ」を意味する疑問詞です。
たとえば「あなたはいつ夜ご飯を食べますか」などの文章を作ることができます。
これを英文にすると「When do you eat dinner?」となります。
whenは疑問副詞の1つです。
疑問副詞とは、動詞を修飾しているところを尋ねる疑問詞のことです。
副詞の用法と重ねて、疑問副詞と呼ばれています。
Which
次にwhichについて解説していきます。
whichは「どれ」を意味する疑問詞です。
たとえば「どのコーヒーが好きですか」などの文章を作ることができます。
これを英文にすると「Which is your favorite coffee?」になります。
whichは、疑問代名詞と疑問形容詞の2つの性質を持ち合わせています。
上記で示した例文は疑問代名詞の例文です。
疑問形容詞の例は「どのコーヒーが好きですか」という上記と同じ意味で「Which coffee do you like?」が挙げられます。
Why
次はwhyについて解説していきます。
よく用いられる疑問詞の1つです。
whyは「なぜ」を意味する疑問詞です。
たとえば「なぜバナナを食べたのですか」などの文章を作ることができます。
これを英文にすると「Why did you eat to some Bananas.」になります。
whyは疑問副詞に分類されます。
「なぜ〜する」のように、動詞を修飾しているところを尋ねる疑問詞です。
How
最後にHowについて解説していきます。
howは「どのように」を意味する疑問詞です。
たとえば「どのように彼女と仲良くなったの?」などの文章を作ることができます。
これを英文にすると「How did you friend with her?」になります。
howは疑問副詞ですが、形容詞や副詞を修飾することもできます。
そして「どのくらい〜」と尋ねることもできるのです。
たとえば「どのくらいよく図書館に行きますか?」という文章を作ることができます。
これを英文にすると「How often do you go to the library?」となります。
その他の疑問詞で知っておくべきこと
ここまでで疑問文の基礎は理解いただけたと思います。
ここからは疑問文の応用について解説していきます。
応用としては疑問文の定型表現、間接的疑問文、答えを求めない疑問文の順で解説していきます。
定形表現
疑問詞を用いた定められた形の表現は多く存在します。
今回はその中でもよく使われるものを解説していきます。
まず1つ目は「Why don’t you〜」の表現です。
これは「〜してはどうですか?」を表します。
たとえば「Why don’t you go to the party?」などが例に挙げられます。
意味は「パーティーに行ってはどうですか?」です。
そして2つ目は「How about〜?」の表現です。
これは「〜はどうですか?」を表します。
たとえば「How about you?」などが例に挙げられます。
意味は「あなたはどうですか?」で、よく使われる表現です。
最後は「How dare〜?」の表現です。
これは「よくも〜できるね」を表します。
たとえば「How dare you?」などが例に挙げられます。
意味は「よくもそんなことができるね」で、ドラマに頻出の文章です。
これらの表現は実際の試験や会話の中でも頻繁に出るので、ぜひ覚えておいてください。
間接的疑問文
間接疑問文とは、主に文章の中で疑問詞が使われることです。
この疑問詞は動詞の目的語となる節を導きます。
間接疑問文になると「疑問詞+主語+動詞」となります。
たとえば「I don’t know what you are doing.」という文章が作れます。
この文章は「私はあなたが何をしているか分からない」という意味です。
しかし、疑問代名詞が主語となっている場合には「疑問詞+動詞」となります。
これは疑問代名詞を主語にした疑問文と語順は変わりません。
例として「I don’t know what is love.」が挙げられます。
これは「私は愛がなにか分からない」という意味です。
答えを求めない疑問文
答えを求めない疑問文は、修辞疑問文といいます。
反語とも呼ばれるこれは、自分の主張を疑問文を用いることによって強調しているかたちです。
たとえば「How can I do that?」も修辞疑問文です。
直訳では「私がどうやってできるの?」ですが、ここでは「私ができるわけがない」と否定の意味で用いています。
これらの文章は平叙文に直すと分かりやすくなります。
たとえば「Isn’t it cool?」は「It’s so cool」に直せます。
そうすれば、主張したい言葉が見えてくるのです。
おすすめの英会話教室・英語塾を紹介
疑問詞を含めた文法の知識は独学でも身につけることが可能ですが、より効率よく習得するためには、英語専門の塾を利用し、プロの指導を受けることも方法の一つです。
また、文法習得の目的が英会話力の向上にある場合、独学で身につけた知識をアウトプットする場が必ず必要になります。
本コラムの最後に、文法を学ぶ上でおすすめの英語専門塾・英会話教室をご紹介します。
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まとめ
英語で会話をする時に必要不可欠な疑問文について、今回は解説しました。
疑問文の作り方は文頭に疑問詞を置いて、一般疑問文を続けて作ります。
一般疑問文とはbe動詞やdoから始まる文章のことです。
疑問詞にはいくつもの種類があります。
疑問代名詞にはwho(誰)、what(何)、which(どれ)、whose(誰の物)があります。
また疑問副詞にはwhen(いつ)、where(どこで)、why(なぜ)、how(どのように)があります。
そして疑問形容詞にはwhat(何の)、which(どちらの)、whose(誰の)があります。
基本はこれらの疑問詞を文頭に置いて、一般疑問文を続ける形で疑問文を作ることができます。
疑問文を上手に使うことで、英語での会話が続くようになるでしょう。
【初心者でもわかる】この記事のまとめ
「疑問詞 一覧」に関してよくある質問を集めました。
疑問詞とは?
疑問詞とは、疑問文に使用される疑問を表す単語のことです。疑問詞の種類はwho(誰)、what(何)、which(どれ)、whose(誰の物)、when(いつ)、where(どこで)、why(なぜ)、how(どのように)があります。また疑問詞は、疑問代名詞と疑問副詞、疑問形容詞に分けることができます。それらはそれぞれ文章の中で果たす役割が違います。
疑問詞の定形表現とは?
疑問詞が用いられる定型表現は、多くの数存在します。そして試験問題や日常生活に頻出の表現なので、しっかり押さえておきましょう。例として「Why don't you〜」で「〜したらどうですか」や「How dare〜」で「よくも〜できるね」が挙げられます。定型表現を覚えて使うことで、話し相手の人ともスムーズに話すことができるでしょう。
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