英語で文章を作成する際に、「正しい英語が使えているか不安」「誰かに英文をチェックしてほしい」とお考えの方もいらっしゃることでしょう。

この記事では、英語の添削をする意義、英語の添削サービスのメリット・デメリット、おすすめ英語添削サービスについて紹介いたします。

本記事を読むことで、自分に合った添削サービスを知ることができ、一味違う英語の文章を作成するための一歩を踏み出すことができるはずです。

英語の添削をする意義とは？

誤字などのケアレスミスであれば、自分で読み直すことで発見し、直すことができます。

しかし、自分の知識や理解の足りていない文法や語彙に関しては、知識のある人からの添削がなければ、気付くことができないでしょう。

そのため添削を受けることはとても大切です。

正しい英文で表現する能力がアップする

添削を受けることで、正しい英文表現を身につけることができます。

自分よりも知識を持ち、理解している人から添削を受けることで、自分では理解できていないことに気付けたり、新たな知識を得ることができたりするのです。

以下のような能力が身につくでしょう。

文法力の向上

添削を受けることで、自分では気付いていない文法のミスに気付くことができます。

適切な文法を使用しているはずであっても、それが思い込みや勘違いによる間違った使い方をしている場合や、意味が同じでも使用する場面が適切でない場合もあるでしょう。

このような間違いは、完全に定着してしまう前に、少しでも早く修正していくことが必要です。

添削を受けて、適切な使い方に気付くことは、文法力の向上につながります。

特に、時制や仮定法など、つまずきやすい分野に苦手意識のある方、並べ替え問題や穴埋め問題で点数が取れない方は、積極的に今の自分の文法力を改善するために利用することをおすすめします。

表現力の向上

添削を受けることで、新しい語彙や言い回しを学べるため、英語表現力の向上になります。

特に、英語は意味は同じでも、同じ単語や定型文を使うことは避けられる言語です。

他の人から添削を受けることで、普段、自分では全く使わない表現が学べるかもしれません。

新しく学んだ語彙表現は、定着出来るようにアウトプットとして音読したり、次のライティングで取り入れてみたりすることで、さらに表現力は増していきます。

どんどんいろんな方の表現方法に触れられる、良い機会になるのではないでしょうか。

構成力の向上

英語の文章を書く上で、構成は大切な要素の1つです。

構成が悪いと、自分の頭では理解できても、読む相手は、全く理解できないことがあります。

英検やIELTS、TOEFLなど英語試験でライティングのある評価対象には、必ず構成も考慮されているため、スコアアップや各級の取得には重要です。

しかし、この構成に関しては、他人に読んでもらわなければ気付くことができません。

そのため、他人に添削をしてもらうことで、相手に伝わりやすい文章を書けるようになり、構成力が向上します。

意見の伝達力の向上

書き手と読み手の受け取り方によっては、伝達がうまくいかないことがあります。

自分の言葉で説明出来ることは良いことですが、その言葉を読み手に伝わるような表現に変えることは自分だけで直すことが困難でしょう。

ライティングでは、スピーキングとは異なりその場で補足説明が不可能であるため、読み手の方から的確なフィードバックをもらい、1発で伝えられるように修正していくことが大切です。

また、意味が同じでも、状況や場面によって適切な文章をかけるようになれば、さらに伝える力が伸びるでしょう。

このような段階を踏むことで、他人から添削を受けることが意見の伝達力を向上させます。

【目的別】おすすめ英語添削サービス5選

英語の添削サービスを利用したいなと思っている方のために、今回は、おすすめの英語添削サービスを5つご紹介します。

以下のサービス5つの料金と特徴をまとめたので、ぜひ参考にしてください。

添削サービス	料金	特徴
アイディー	1回166円〜 （税込）	・24時間体制のインライン英文添削サービス ・講師は英語教育のプロフェッショナル ・3000を超えるオリジナル課題で英作文学習をサポート
英語試験ライティングセンター	1回480円〜 （税込）	・英検1級、英検準1級のライティング対策専門のサービス ・講師は全員外人で添削のプロフェッショナル ・圧倒的な低料金形態
エディテージ	1単語5円〜 （税込）	・専門分野に強い英文校正、英文校閲サービス ・最短で即日納品が可能 ・創業19年、200万稿の校正実績がある
英語便	1回294円〜 （税込）	・プロフェッショナル講師による添削 ・プロフェッショナルな視点の言語指導 ・無料トライアルが受けられる
GingerPage	無料	・世界で最もダウンロードされる英語ツール ・1.5兆の英語フレーズを独自に解析 ・ツール使用したことで英語力が平均で6倍アップ

 

ビジネスマンや学生には「アイディー」

アイディーは、世界で活躍する翻訳家や通訳・教員・校正者など、英語教育のプロフェッショナルが運営する「オンライン英文添削」サービスです。

自分の隙間時間に、24時間いつでも公式アプリから添削を受けることができます。

プラン	料金	特徴
お手軽定期券 ライト	月額5,478円 （50単語/日） （税込）	・添削結果の解説なし ・英作文の添削 ・英語講座を受講できる
	月額9,790円 （100単語/日） （税込）
お手軽定期券 スタンダード	月額8,250円 （50単語/日） （税込）	・添削結果の解説なし ・英文読み上げ機能がある ・ニュースが閲覧できる
	月額13,090円 （100単語/日） （税込）
学べる定期券 ライト	月額7,678円 （50単語/日） （税込）	・添削結果の解説あり ・英作文の添削 ・英語講座を受講できる
	月額13,530円 （100単語/日） （税込）
学べる定期券　 スタンダード	月額10,780円 （50単語/日） （税込）	・添削結果の解説あり ・最短3時間のスピード添削 ・校正・翻訳もできる
	月額16,478円 （100単語/日） （税込）

 

添削プランは、大きく分けて「学べる添削定期券」「お手軽添削定期券」の2種類です。

各プランには、「ライト」と「スタンダード」のコースがあり、添削時に受けられるサービス内容が異なります。

添削サービスは、どのプラン・コースを選択しても、購入日から30日間、毎日1回の添削サービスを受けることができます。

試験資格を取りたい方には「英語試験ライティングセンター」

英語試験ライティングセンターは、「英検1級」と「英検準1級」のライティング対策を専門としたサービスです。

高いクオリティのサービスを提供するために、講師は全員外国人で、英文添削のプロが行っています。

プラン	料金	特徴
英検1級 　スタンダードプラン	月額13,200円（税込）	・提出回数は月10回まで ・提出可能語数は240語 ・別料金で手書きライティング可能
英検1級　 プレミアムプラン	月額15,400円（税込）	・提出回数は1日1回まで ・提出可能語数は240語 ・提出方法はWORDのみ
英検準1級　 スタンダードプラン	月額11,000円（税込）	・提出回数は月10回まで ・提出可能語数は150語 ・別料金で手書きライティング可能
英検準1級 　プレミアムプラン	月額14,300円 （税込）	・提出回数は1日1回まで ・提出可能語数は150語 ・提出方法はWORDのみ

 

添削プランは、「英検1級」のスタンダードプランとプレミアムプラン、「英検準1級」のスタンダードプランとプレミアムプランの4つです。

スタンダードプランでは、月に10回までですが、プレミアムプランだと毎日添削を受けることができます。

学術論文を執筆する方には「エディテージ」

エディテージは、学術論文に必要な高い英語力と、医学、工学、科学、人文、ビジネスなどの1300以上の専門分野に対する豊富な知識を兼ね備えた、英文校正・英文校閲サービスです。

プラン	料金	特徴
スタンダード英文校正	5円〜18円/単語（税込）	・最短8.5時間で納品 ・当日納品は4,500単語以内 ・翌日納品は7,000単語以内
プレミアム英文校正	11円〜24円/単語（税込）	・365日間「無制限再校正」が付帯 ・当日納品は2,500単語以内 ・翌日納品は4,000単語以内
トップジャーナル英文校正	ハイスピードプラン 　 27.2円/単語（税込）	・納期は4,000単語以内で4日営業 ・納期は1,000単語ごとに1営業日追加
	ノーマルスピードプラン　 24円/単語（税込）	・納期は4,000単語以内で6日営業 ・納期は600単語ごとに1営業日追加

 

校正プランは、スタンダード、プレミアム、トップジャーナル（ハイスピード・ノーマルスピード）の4つです。

納期と単語数で料金が変わるため、提出する前にしっかりと確認しておきましょう。

最短で即日納品が可能なので、すぐに校正を依頼したい人には、おすすめのサービスです。

英語のプロの方には「英語便」

英語便は、ネイティブのプロフェッショナル講師から添削を受けられるサービスです。

「文法」「文章構造」「ロジック」「トーン」「ニュアンス」5つの観点をプロフェッショナルな視点でチェックをし、説明してくれます。

プラン	料金	特徴
英語便	スタンダード50　 19,800円（税込）	・ライティング入門者向け ・講師の助けを必要としない上級者向け ・利用期間が6ヶ月間の添削チケット50枚付き
	スタンダード100　 29,800円（税込）	・正確で自然な文章スタイルを目指す人向け ・定期的に添削を受けたい人 ・利用期間が6ヶ月間の添削チケット100枚付き
	スタンダード200　 49,800円（税込）	・ボリュームのある添削を利用したい人向け ・チケット単価が最も安い ・利用期間が6ヶ月間の添削チケット200枚付き
戦略的ビジネスEメール ライティングコース	34,800円（税込）	・Eメールを書くための実践的な文章を練習 ・テキストの課題23課題の添削受講 ・自由添削20チケット分の受講
Academic Writing TOEFL iBT(R)	ベーシック　 25,000円（税込）	・学習時間が取れない方向け ・基本のフルエッセイを提出するコース
	ベーシック＋リライトチケット 20枚パック　 29,800円（税込）	・まずはやってみたいという人向け ・5〜6回のパラグラフリライトができる
	ベーシック＋リライトチケット 50枚パック　 35,800円（税込）	・全てのエッセイの弱点を強化したい人向け ・10～12回のパラグラフリライトができる
	ベーシック＋リライトチケット 100枚パック　 41,800円（税込）	・アカデミックエッセイを学びつくしたい人向け ・毎回のパラグラフリライトができる

 

プランは、大きく分けて3種類が用意されています。

どのプランも期間は6ヶ月間で、添削チケットを使用することで、添削を受けることができます。

添削チケット1枚で200文字分の添削が可能であるため、短文の添削をお願いしたい方には、特におすすめです。

無料トライアルがあるので、検討する際には、是非一度受けてみると良いでしょう。

添削を試してみたい方には「GingerPage」

GingerPageは、世界で最もダウンロードされ、翻訳や英文校正の機能をワンクリックで実行できる英語ツールです。

モバイル版、ブラウザ版があるので、いつでもどこでも、翻訳や校正、類語のチェックをすることができます。

プラン	料金	特徴
モバイル版	無料	・翻訳だけでなく日々必要な機能が全てそろっている ・スペル修正をしてくれる ・文法ミスを修正してくれる
ブラウザ

 

モバイル版もブラウザ版も無料で使用可能です。

講師から直接の添削を受けることはできないけれど、オンライン上でネイティブがよく使う1.5兆の英語フレーズを解析したデータに基づいて翻訳や英文校正をしてくれることが特徴的です。

そのため、GingerPageのツールを使うことで、よりネイティブに近い言語の習得ができるため、総合的な英語力の向上も期待できます。

英語の添削サービスを利用するメリット

英語の添削サービスを利用することで、文法力、表現力、構成力、意見の伝達力を効果的かつ効率的に向上させることができます。

ここでは、無料添削サービスのメリットとデメリットをご紹介します。

添削サービスを利用するメリット

添削サービスを利用することのメリットは、自分では気付けないことに気付くことができたり、英語の能力が向上したりするだけではありません。

多くのメリットがありますが、今回はそのうちの2つのメリットをご紹介します。

自分で確認するよりも正確にミスに気づく

添削サービスを利用することで、逃すことなくミスに気付くことができます。

自分で自分の書いた文章を読む場合は、一度理解している内容だからこそ、どうしても注意力が低下してしまいます。

そのため、他人に読んでもらい添削を受けたり、WEB上の添削サービスを活用したりするのがおすすめです。

また、自分自身で確認した場合、自分が所持している知識が前提となるため、英語力に自信がない方は、特に利用したほうが良いでしょう。

反対に、英語力が身についている方であっても、新しいより良い表現を学べる良い機会となる可能性が高いため、改めて添削をお願いすることも良い手段だと言えます。

効率的に勉強ができる

添削をすることで、自分がこれまでに知らなかった知識を得ることができます。

しかし文章を書いた後に、添削作業を繰り返していると、次の課題や問題に取り組む時間を削らなければならないため、受験生や忙しい方には負担になってしまうでしょう。

時間を削減するためにも、積極的に添削サービスを利用していくことが、効率的に学ぶことにつながります。

また、自分で1つ1つ調べるよりも、添削に精通している方にお願いした方が、添削ポイントを踏まえて細かく見てくれるため、優先度が高いものから文法表現を確認していくことが可能です。

無料英語添削サービスにはデメリットがある？

無料の英語添削サービスには、WEB上のツールを活用したロボットによる添削と、一般のネイティブによる添削の2つが考えられます。

有料の添削サービスと比較して、費用はかからないけれど、その分デメリットもあります。

今回は、デメリットを3つご紹介します。

添削漏れがある場合がある

無料の添削サービスは、プロフェッショナルな講師が添削をしてくれるわけではないため、簡易的な添削結果になってしまう場合があります。

添削を無料でしてもらう立場のため、添削漏れがあったとしても相手に言いにくいこともあるかもしれませんが、積極的に問い合わせてみることがおすすめです。

また、添削された文章に違和感があることや、ある程度伝わる英文であれば、添削して欲しい箇所が抜けている可能性もあります。

より正確で高度な添削を求める場合は、なるべく有料のサービスの利用をおすすめします。

細かいニュアンスが伝わらない場合がある

WEB上でロボットに自動添削をしてもらえる無料添削サービスは、手軽に使えて、とても便利なサービスです。

しかし、直接、細かいニュアンスを伝えたり、添削結果について直接のフィードバックをもらうことができなかったりするため、細かい添削を受けることには向いていないでしょう。

言葉の適切なニュアンスを知ることは、ライティングだけでなくスピーキングの質にも響くため、知識をインプットする時点で正しいものを学ぶ必要があります。

そのため、単に文法や単語のミスの添削だけでなく、場面や状況に応じた文法力も向上させたい方は、添削方法をよく確認して、人の手で実施されているサービスを選ぶことがおすすめです。

解説がない場合も

プロフェッショナルな講師から添削を受けるわけではないため、添削結果に対する詳しい解説はありません。

添削結果のみでは、どうしてこのように添削されているのか、その本質を読み取ることができないため、今後に生かすことが難しいでしょう。

なぜそのような添削をされたのかが気になる場合は、自分で調べる必要があります。

しかし、この作業は決して無駄ではなく、調べている過程で得られる新たな知識がついたり、主体的に学ぶ意識が高まるため、普段の英語学習のプラスとなるでしょう。

まとめ

添削を受けることで、これまで自分では気付くことができなかったことに、気付くことができます。

それによって、英語の「文法力」「表現力」「構成力」「意見の伝達力」などが向上します。

英語の添削を受けるためには、有料のサービスと無料のサービスがありますが、できればプロフェッショナルな講師が在籍する有料のサービスをおすすめします。

有料のサービスを受けた方が効果的かつ効率的な結果を得ることができるからです。

毎日添削サービスを受けたい方には「アイディー」、専門的なレベルの高い添削を受けたい方は「エディテージ」がおすすめです。