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TOEIC対策をスコア別に解説|効率的な勉強法やパート別テクニックまで| EnglishSearch

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更新日 2024.9.2

TOEIC対策をスコア別に解説|効率的な勉強法やパート別テクニックまで

グローバル化が進み、日本でもTOEIC受験率が高くなってきました。

「TOEICで思うような点数をとれない!」「効率的な勉強をしたい!」

このような方のために、この記事では、スコア別の特徴や勉強方法だけでなく、効率的に勉強するために効果的なパート別のテクニックもお伝えします。

「自分の課題が明確になり、やるべきことが分かる」状態になって頂ければ幸いです。

効率的な勉強をマスターして、自分が目指すスコアをとれるようになりましょう!

TOEICとは?

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TOEICとは、日常生活やグローバルビジネスにおける生きた英語の力を測定するための、世界共通の英語検定です。

TOEICにはさまざまな形式がありますが、この記事におけるTOEICテストは、日本で最もメジャーな形式ともいえる、聞く・読む力を測るための「TOEIC® Listening & Reading Test」として紹介します。

TOEICはどんなテスト?

前述の通り、TOEICはコミュニケーションをとるための実用的な英語力を測るテストであり、専門的知識や教養といった分野は問われません。

TOEICは大きく分けてリスニングパート(45分間)とリーディングパート(75分間)の2部構成です。

さらに細かく分けると、問題形式ごとにそれぞれ4つのパートと3つのパート、計7つのパートに分かれています。

満点は990点であり、スコアは5点刻みで算出されます。

ただし、正答数がそのまま点数に加算されるのではなく、受験者全体の正答率をもとに非公開の統計処理によってスコアを算出しているので、その点で一般的なテストとは異なります。

受験前に知っておくべきこと

TOEICを受験するにあたっては、知っておくべき知識がいくつかあります。

各パートの問題形式

TOEICを受けるなら、まずは各パートの問題形式を把握しましょう。

問題形式を把握しておくことで、勉強の効率が格段に上がり、点数アップに繋がります

自分の今のレベルを把握する

TOEICは990点満点ですが、いきなり満点を取るのは非常に困難ですし、実力が十分でない人が満点を目指して勉強するのは非効率的です。

本格的に勉強を始める前に、自分のレベルを把握しておくことで、いま優先してやるべき勉強がわかるので、結果的に得点アップに繋がります。

練習問題などを解いて自分のレベルを把握することで、目標スコアを定めて効率的に勉強を進めましょう。

本記事で紹介しているTOEICのレベル感スコア別の勉強法もぜひ参考にしてください。

受験までのスケジュールを立てる

TOEICをいつ受験するか決めて、計画的に勉強することはとても重要です。

TOEICテストはおよそ1~2カ月に1度の頻度で実施されるので、資格試験などよりも比較的自由に受験日を決めることができます。

受験日までに必要な勉強量を逆算して、目標スコアを達成するために必要な勉強をこなしていきましょう。

POINT

TOEICは世界共通の英語検定

リスニングとリーディングのパートに分かれている

受験前に自分のレベルを把握してスケジュールを立てる

TOEICの勉強方法は?

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TOEICで良いスコアを取るためには、効率的な勉強をすることが重要です。

こちらでは、効率的にTOEICの勉強をするための勉強法をいくつか紹介します。

紹介する勉強法は、以下の5つです。

リスニングに有効な勉強法

シャドーイング

シャドーイングとは、お手本の英語を聞きながらそれを追いかけるようにして発声する勉強法です。

聞き終わってから同じ英語を繰り返すリピーティングとは異なり、聞いている英語をすぐに追って再現することで、お手本の英語のような発音やリズム、アクセントの発声を身に付けることができます。

英語を聞きとって同時に発声していくため、難易度は高めですが、その分多くの効果が期待できます。

リスニング力とスピーキング力の向上はもちろん、同じ英文やフレーズを何度も繰り返し声に出すことで、記憶が定着しやすくなり、語彙力の増加にも繋がります。

シャドーイング初心者の方は、まずはお手本の英語を聞くだけにしたり、お手本の英語を読みながら発声したりすることから始めてみましょう。

ディクテーション

ディクテーションとは、お手本の英語を聞きながらそれを文字に書き起こしていく勉強法です。

お手本の英語の一部を聞き取って穴埋め問題のように空欄を埋める方法と、全文を聞き取って書き起こすという2つの方法があります。

英語を一語一語しっかりと聞き取って書き起こす必要があるため、リスニング力の向上に非常に効果的です。

また、流れるお手本の英語についていって高速で英語を書き取らなければいけないので、ネイティブスピーカーやリスニングテストの速度に慣れる練習になります。

加えて、多くの単語やフレーズを書き取ることで、語彙力の強化にも繋がります

ディクテーション初心者の方は、ディクテーションができる問題集などを活用して穴埋め問題を解くことから始めましょう。

慣れてきたら、英文を全文書き起こして、だんだん文章量を増やしていくとさらに効果的な学習になります。

リーディングに有効な勉強法

音読

英文を声に出して音読することは、リーディングをはじめとした英語4技能全体の向上に非常に役立つ勉強法です。

英文の意味を理解しながら音読することで、英語を英語のまま理解する能力が鍛えられるため、いちいち脳内で英語を日本語に訳するという手間をかけずに、英語を扱うことができるようになります。

その結果、リーディングのスピードが上がったり、速いリスニング音声を正確に聞き取れるようになったりすることに繋がります。

また、音読はとにかく英文を声に出して読むことが重要なので、どんな教材を用いてもよく、非常に始めやすいことがメリットです。

自分のレベルに合った問題集はもちろん、英語のニュースなどのスクリプトを用いても、非常に効果的な音読ができるでしょう。

英単語の学習

英語を理解するには、何よりもまず単語を理解している必要があります。

英単語を勉強する上で重要なのは反復練習をすることですから、単語帳などを何周もして即座に単語を理解できるようにしておきましょう。

また、単語は長文読解などとは異なり、少しずつ学習しやすいので、電車などでのちょっとした隙間時間に英語の勉強をするには最適です。

少しずつ積み重ねていくことで、必ず英語力の向上に繋がるでしょう。

英文法の学習

英単語の意味が分かっていても、文法を理解していなければ英文を正確に読むことはできません

文法を勉強すれば、英文の構造が理解できるようになり、結果としてリーディングの速度と正確性が上がります。

語順や時制、前置詞などの細かいところに気を付けなければいけない部分も多いので、英単語と同様に反復学習をしてしっかりと定着させましょう。

文法を学習するには、文法学習用の参考書や問題集を使うのが効果的です。

POINT

効果的な勉強法でより高得点に近づく

シャドーイングやディクテーションはリスニングに効果的

単語や文法の学習のほか、音読もリーディングに効果的

TOEICをスコア別に解説

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こちらでは、TOEICの各スコアのレベル感を解説します。

自分の今のレベルを知ったり、目標スコアを定めるのに活用してください。

以下の表で、各スコアのレベル感をまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

スコア レベル感が近い英検の級 レベル感の目安
~500点 3級~準2級 基礎が不十分
500~600点 準2級~2級 受験者全体の平均点
600~700点 2級 履歴書でアピールできる
700~800点 準1級 ビジネスで英語を扱える
800点~ 準1級~1級 英語を生かした仕事ができる

~500点

~500点のレベルはどれくらい?

TOEIC500点以下の人は、英語の基礎がまだ十分にできていないレベルです。

英検で例えると、3級~準2級程度のレベル感になります。

入学前の新入生にTOEICを受けさせる大学は多いですが、その大学生に一番多いスコアが400~500点程度と言われています。

就活に使えるTOEICスコアの最低ラインは500点だと言われていますが、英語力をアピールしたいのならもっと高いスコアが欲しいところです。

また、TOEICの総スコアが500点以下の人は、リスニングが200~300点、リーディングが100~200点の人が多数です。

それぞれのセクションの課題は以下の通りです。

リスニングが200~300点の人の課題

リスニングが200~300点の人の課題は、「単語力」と「英語耳」です。

初心者の人は、単語力不足のせいでリスニングのスコアが上がらないことが多いです。

リスニングテストは自分のペースでは進められず放送に合わせて進むので、聞き取った単語の意味を即座に理解できなければ問題が解けませんし、そもそも知らない単語を聞き取ることはできません。

また、英語耳も英語初心者の人にとっては重要な課題です。

リーディングと違って、リスニングでは後戻りができないので、英語を英語の語順のまま理解するための英語耳はTOEIC対策には必須といえます。

リーディングが100~200点台の人の課題

リーディングが100~200点台の人の課題は、「英語の基礎」です。

具体的には、基本単語や基本文法といったものです。

TOEICのリーディングでは、75分間で大量の英文を読む必要があります。

そのため、英語の基礎を固めずにはスコアアップは厳しいです。

500~600点

500~600点のレベルはどれくらい?

TOEIC500~600点の人は、英語の基礎はできていると言えるレベルです。

英検で例えると、準2級~2級程度のレベル感になります。

TOEIC受験者の平均点は580点程度なので、TOEIC初心者はまずはこのスコアを目指しましょう

就活でアピールできるのも600点からと言われています。

また、TOEICの総スコアが500点台の人は、リスニングが250~300点、リーディングが200~300点の人が多数です。

それぞれのセクションの課題は以下の通りです。

リスニングが250~300点の人の課題

リスニングが250~300点の人の課題は、500点以下の人と同じく「単語力」と「英語耳」です。

まだまだ基礎が完璧と言えるレベルではありませんので、引き続き知らない単語を減らしていきながら、英語を聞き取って意味を理解する能力を鍛えていきましょう。

リーディングが200~300点の人の課題

リーディングが200~300点の人の課題は、500点以下の人と同じく「英語の基礎」です。

リスニングと同様に、まだまだ基礎を固める必要がありますので、単語や文法の学習を続けるとよいでしょう。

英文を読むスピードを意識してみると、さらに上のスコアが狙いやすくなります。

600~700点

600~700点のレベルはどれくらい?

TOEIC600~700点の人は、日常的な英語でのコミュニケーションを取ることができるレベルです。

英検で例えると、2級程度のレベル感になります。

単語や文法に不安はありますが、日常会話程度の意思の疎通なら問題はないレベルです。

就活でも、大きな企業への効果的なアピールになるでしょう。

また、TOEICの総スコアが600点台の人は、リスニングが300~350点、リーディングが250~300点の人が多数です。

それぞれのセクションの課題は以下の通りです。

リスニングが300~350点以上の人の課題

リスニングが300~350点の人の課題は、「英語耳」と「音読」の強化です。

リスニングが300~350点ということは、細分まで正確に聞き取れていないことがほとんどです。

そのため、先述の「英語耳」をより強化することで、難易度が高い問題も解けるようになります。

また、問題のスクリプトの「音読」はスラスラ出来ても、英文を理解せずただ読んでいるケースが多く見られます。

加えて、発音やイントネーションが自己流になってしまっていることもあります。

それではせっかく音読をしていても効果が薄くなってしまいます。

リーディングが200~300点の人の課題

リーディングが200~300点の人の課題は、「単語力」「文法」「読むスピード」の強化です。

基礎はある程度抑えられているので、それぞれのレベルを上げることでより難解な問題も解けるようになり正答率も上がります。

また、英文を読むスピードが上がると最後の問題までたどり付けるようになります。

700~800点

700~800点のレベルはどれくらい?

TOEIC700~800点の人は、日常生活はもちろんビジネスでも英語を活用することができるレベルです。

英検で例えると、準1級程度のレベル感になります。

TOEICを実施しているIIBC(国際ビジネスコミュニケーション協会)は、TOEIC730点以上を「どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地を備えている」レベルだとしています。

就活においても、大企業はもちろん外資系の企業にもアピールできるレベルのスコアだと言われています。

また、TOEICの総スコアが700点台の人は、リスニングが350~400点、リーディングが300~400点の人が多数です。

それぞれのセクションの課題は以下の通りです。

リスニングが350~400点の人の課題

リスニングが350~400点の人の課題は、全体的なレベルの底上げです。

公式問題集のリスニングをスクリプトを見ずにほぼ理解できる、シャドーイングがほぼできるようになることを目指すと良いでしょう。

また、音読もよりネイティブに近いような発音やイントネーションになるよう練習してください。

リーディングが300~400点の人の課題

リーディングが300~400点の人の課題は、「単語力」と「読解スピード」の向上です。

穴埋め問題の正答率を上げること、制限時間内に全ての問題を解くことを目標に対策をしてください。

800点~

800点~のレベルはどれくらい?

TOEIC800点以上の人は、正答率が8割以上で高い実力を持っています。

英検で例えると、準1級~1級程度になります。

英語を生かした仕事ができるレベルで、複雑な専門用語を用いた会話等にも対応できるでしょう。

就活でも、外資系の企業に効果的にアピールできる レベルです。

また、TOEICの総スコアが800点以上の人は、リスニングとリーディングがともに400点以上の人が多数です。

それぞれのセクションの課題は以下の通りです。

リスニングが400点以上の人の課題

リスニングが400点前後になると、大きな課題はありません。

このレベルにまで達することができたら、あとはどれだけ精度を上げられるかです。

公式問題集のリスニングが100%理解できる、シャドーイングが100%できるよう対策を行うとよいでしょう。

リーディングが400点以上の人の課題

リスニング同様で大きな課題はなく、「単語力」「文法」「読解力」を総合的により伸ばすことに集中しましょう。

公式問題集の正答不正答の理由を100%解説できることや辞書なしで100%読めるように練習するのがおすすめです。

POINT

スコア別に課題が違う

初めての受験や初心者はとにかく基礎を抑える

上級者になるにつれ、全体的な英語力の強化が求められる

【TOEICの対策】スコア別のTOEIC勉強法

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ここからは、目指したいスコア別におすすめの勉強方法をご紹介します。

600点を目指す人の勉強法

TOEICでは一般的に600点以上であれば、脱初心者レベルだと言われています。

まずは、脱初心者を目指しましょう。

基本単語を覚える

最初にやるべきは基本単語を覚えることです。

確実に押さえておきたいのは、中学校レベルの単語です。

また、その際は必ず発音も合わせて抑えてください。

英語には、「bridge(橋)」のように音とスペルが一致しない単語がたくさんあります。

せっかく意味やスペルは覚えても発音がわからないと、リスニングセクションでは聞き取れません。

中学レベルの文法を覚える

単語の次に大事なのは中学レベルの文法です。

英文を理解するにはまず基礎の文法が大切です。

全ての文法の基礎ともいえる中学レベルを押さえておきたいポイントです。

また、覚えた文法を公式問題集などを使って実際に活用してみることも必要です。

参考書を音読する

並行して、参考書の音読も取り入れてみましょう。

ただ英文を声に出して読むのではなく、英文の語順や文法、単語にも注意を向けつつ音読することで英語を英語のままで理解できる「英語脳」を作るのに役立ちます。

700点を目指す人の勉強法

頻出単語を覚える

TOEICには頻出単語があるので、基礎的な単語に加えて頻出単語もしっかりと覚えましょう。

市販の単語帳やアプリを活用すると効率的に単語を勉強することができます。

頻出文法を覚える

基礎的な文法はもちろん、TOEICに頻出する文法を勉強するのも有効です。

頻出の文法はある程度決まっているので、頻出項目を網羅した問題集を使うのも時短になるでしょう。

文法を押さえることで、特にパート5の穴埋め問題ではスピードアップが期待できます。

加えて、その他のパートのより高度な問題も解けるようになり、スコアアップにつながります。

公式問題集を繰り返し解く

また、TOEICの公式問題集を繰り返し解くのもおすすめです。

本番の形式に慣れるのと同時に、繰り返し解くことでより理解が深まり、読むスピードも上がってきます。

単語を覚える際、一緒に派生語も押さえるようにしましょう。

例えば「respect(尊敬する」の派生語は「respectfully(礼儀正しく)」「respectable(立派な)「respectful(丁寧な)」といったものが挙げられます。

800点以上とハイレベルなスコアを目指すなら覚えておきたいです。

複数の問題集で勉強する

一冊目の問題集を辞書なしで100%理解できるようになったら、2冊目に移り解答スキルを上げましょう。

複数の問題集を使って勉強することで、より広い範囲の単語や文法を押さえることができると共に、TOEICの問題形式や傾向を把握できます。

市販の模試で経験を積む

さらに解答スキルをアップさせるには、市販の模試で本番同様に問題を解きましょう。

本番は約2時間の長丁場の試験です。

そのため、試験対策をしている段階で本番の感覚をつかんでおくと、本番でも集中力が途切れることなく本来の実力を発揮することができます。

800点を目指す人の勉強法

単語力をさらに鍛える

TOEIC800点以上を目指すには、単語力を鍛える必要があります。

一般的に、TOEIC600点を取るために覚える必要がある単語数は約5,000語ですが、800点を取るためには約8,500語の単語が必要だと言われています。

この差である3,500語のなかには当然、頻出単語以外の難しい単語や珍しい単語が数多く含まれるので、より広い範囲で単語学習をしなければいけません。

何度も反復学習をして、単語の意味を即座に理解できるようにしておきましょう。

リーディングのスピードを上げる

TOEICのリーディングパートは75分間ですが、問題量が非常に多く、上級者であっても時間が足りなくなることがあるほど時間配分が厳しいです。

ですので、800点以上の高得点を取得するためには、問題を最後まで解き切ることが重要になってきます。

特にパート6とパート7の長文読解は問題文が長いので、高速で英文を読んで問いに答えていかなければいけません。

音読や問題演習を繰り返して、リーディングのスピードを上げていきましょう。

演習をするときには、時間を計るようにするとスピードを意識しやすくなるので効果的です。

また本番では、パート5の文法問題を素早く解けるよう対策して、その分できた時間をパート6以降に回すのも得策です。

POINT

目標が600点以上→基本的な単語や文法を勉強

目標が700点以上→頻出項目を押さえ、問題集を繰り返し解く

目標が800点以上→派生語と実践的な問題演習に集中

【TOEICの対策】パート別の対策テクニック

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TOEICは全7パートで構成されています。

スコアアップに有効なパート別の問題傾向と対策テクニックを解説します。

パート1の対策テクニック

問題傾向

パート1はリスニングセクションの1番目のセクションで、写真描写問題です。

1題につき1枚の写真が印刷されており、写真についての説明が4文読み上げられた後、最も適切な文を選ぶ形式です。

写真は、人物や風景といったものが描写されています。

また、パート1は全部で6問となっています。

TOEIC公式が公開しているパート1のサンプル問題がありますので、こちらからご覧ください。

対策テクニック

パート1に有効な対策テクニックとして、「ディクテーション」が挙げられます。

ディクテーションとは、聞こえてくる音声をそのまま文字に起こすトレーニング方法です。

一旦問題を解いた後、不正解の選択肢を含めて全てディクテーションをするとよいでしょう。

自分が聞き取れなかった部分や、聞き間違いをした部分が明らかになります。

パート2の対策テクニック

問題傾向

パート2は、応答問題です。

質問文に対して3つの答えが放送され、最も適切なものを選ぶ問題です。

質問文と選択肢はいずれも問題用紙に印刷されていません。

問題数は25問です。

TOEIC公式が公開しているパート2のサンプル問題がありますので、こちらからご覧ください。

対策テクニック

パート2もパート1と同様、ディクテーションがおすすめです。

パート2に関しては、質問文の冒頭にくる5W1H(When・Why・Where・What・Who・How)に特に注意しましょう。

疑問詞を正しく聞き取らないと、質問文で何が問われているのかを正しく理解できず、正しい選択肢を選ぶのが難しくなってしまします。

パート3の対策テクニック

問題傾向

パート3は、会話問題です。

2人または3人の会話の放送を聞き、設問と4つの選択肢を読んで最も適切なものを選びます。

問題用紙に印刷された図などで見た情報と音声の両方を考慮する設問も2~3題ほどあります。

各会話には設問が3問ずつあります。

パート3に関しては設問と選択肢は問題用紙に印刷されているのが特徴です。

問題数は全部で39問です。

TOEIC公式が公開しているパート3のサンプル問題がありますので、こちらからご覧ください。

対策テクニック

パート3におすすめの対策は「シャドーイング」です。

シャドーイングとは、音声を聞きながら、ワンテンポ遅れて音声の真似をして発声するトレーニング方法です。

聞こえてくる音声の真似をするために集中して一言一句聞き取ろうとするので、リスニング力が鍛えられます。

またシャドーイングをする前に英文の内容を理解しておくと、より効果的です。

問題を解いた後は、スクリプトを見て知らない単語や聞き取れなかった単語を確認しておきましょう。

パート4の対策テクニック

問題傾向

パート4は、説明文問題です。

アナウンスやナレーションのようなミニトークが放送され、内容に関する問題に答えます。

パート3と同様、設問に図表を含むものが2~3題があります。

1つのミニトークにつき3つの設問があり、設問は全部で30問あります。

また、設問と選択肢は問題用紙に印刷されています。

TOEIC公式が公開しているパート4のサンプル問題がありますので、こちらからご覧ください。

対策テクニック

パート4におすすめの対策は、パート3と同じくシャドーイングです。

シャドーイングは実際に声に出さなくとも、頭の中で発声しているイメージをしながら行っても効果的だといわれます。

通勤時の電車内でもできるので、忙しい人もできるトレーニング方法です。

パート5の対策テクニック

問題傾向

パート5からはリーディングセクションになります。

パート5は短文穴埋め問題で、不完全な文章の空欄を完成させるために4つの選択肢から正しいものを選びます。

問題数は全部で30問です。

以下は、TOEIC公式が公開しているパート5のサンプル問題です。

No. 101 Customer reviews indicate that many modern mobile devices are often unnecessarily ------- .

(A) complication

(B) complicates

(C) complicate

(D) complicated

この問題の正解は、(D)の「complicated」です。

対策テクニック

パート5では、単語の意味や品詞を問うものの他に以下のような文法を問うものがあります。

  • 動詞の態
  • 代名詞
  • 時制
  • 接続詞
  • 前置詞
  • 比較級

いずれも高度な文法項目ではありませんが、知識がないと解けないという問題ばかりです。

パート5の問題を解きながら、理解が浅い文法項目があればしっかりと復習をしましょう。

パート6の対策テクニック

問題傾向

パート6は長文穴埋め問題です。

文章が4題あり、1題の文章につき空所問題が3題、文章の内容に関する問題が1題という構成になっています。

1問につき4つの選択肢があります。

問題数は全部で16問です。

TOEIC公式が公開しているパート6のサンプル問題がありますので、こちらからご覧ください。

対策テクニック

パート6は文章全体の流れを把握する必要があります。

問題演習をした後は解説を読み、文章のどの部分が解答の根拠になるか、なぜその選択肢が答えになるかを理解できるようにしましょう。

パート6は、パート5と7を合わせたような問題の作りになっています。

よって、パート5と7の学習効果が相乗的に現れるパートです。

パート5と7で点数が取れない人は、パート6よりもパート5と7の勉強を優先させると良いでしょう。

パート7の対策テクニック

問題傾向

パート7は長文読解問題です。

1つの文章を読んで答えるシングルパッセージ問題や、2つの文章を読んで答えるダブルパッセージ問題、3つの文章を読んで答えるトリプルパッセージ問題と3種類あります。

シングルパッセージは10題、ダブルパッセージは2題、トリプルパッセージは3題あります。

1題につき設問が2~5問用意されており、問題数は全部で54問です。

TOEIC公式が公開しているパート7のサンプル問題がありますので、こちらからご覧ください。

対策テクニック

他のパート同様に、問題演習後に解説を読み込んで単語や答えの根拠などをきちんと確認・理解しましょう。

また、解説で内容理解をした後は音読をしましょう。

一見音読と長文読解は関係ないように思えますが、長文をより正確に早く読めるようになる効果的なトレーニング方法です。

POINT

リスニングは問題演習後にシャドーイングやディクテーションを

リーディングは問題演習後に音読が効果的

全パート共通で解説を読んで単語や文法、答えの根拠を確認する

まとめ

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この記事では、TOEICのスコア別に課題と対策方法パート別の問題傾向と対策方法をご紹介しました。

自分のレベルを把握し、目標のスコアを決めることでより効果的なTOEIC対策ができ、スコアアップを狙えます。

また自分の苦手なパートの具体的な対策方法を知ることで、正答率をあげましょう。

本記事を参考に次のTOEICに向けてレベルアップしましょう。

【初心者でもわかる】この記事のまとめ

「TOEIC 対策」に関してよくある質問を集めました。

TOEICのスコア別の課題は?

500点以下の人は英語の基礎、600点台の人は基礎より1つ上の英語力、700点台の人は単語力や読むスピードの向上、800点以上の人はより精度が高い解答スキルが課題といえるでしょう。詳しくはこちらをご覧ください。

TOEICの対策方法は?

自分の今のレベルや苦手なパートにあったトレーニングをすることで効果的な対策ができます。初めての受験や初心者はとにかく基礎を抑えることが重要ですが、上級者になるにつれ、全体的な英語力の強化が求められる傾向があります。また、リスニングにはシャドーイングやディクテーションで対策し、リーディングには音読で対策するといったような使い分けが重要です。詳しくはこちらをご覧ください。

この記事を企画・執筆した人
-EnglishSearch編集部-
この記事は、EnglishSearchを運営している株式会社デジタルトレンズのEnglishSearch編集部が企画・執筆した記事です。
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