英語のライティングは重要?その理由から勉強方法、注意点まで一挙解説!
英語学習において、英単語や文法などを覚える「インプット」はもちろん大切ですが、それ以上にスピーキングやライティングなどでの「アウトプット」が必要です。
なぜなら、アウトプットをすることで脳に定着していくスピードが早くなるからです。
今回は、その中でもライティングの重要性について解説していきます。
また、おすすめのライティングの勉強法についても述べるので、ぜひ参考にしてください。
■まとめ
英語のライティングが重要な理由
ライティングなんて、たいした効果は無いのではと思われる人もいるかもしれません。
しかし、ライティングこそが英語学習において非常に重要なものです。
その理由を3つにまとめました。
アウトプットが楽になる
英語においてライティングはなぜ重要であるか、その根幹には、前述したとおり「アウトプット」をすることで脳に定着させやすくできるという理由があります。
ある研究では、学習時間のインプットとアウトプットの黄金比は3:7であるという結果が出ています。
つまり、効率良くリーディング・リスニングの倍以上の時間をライティング・スピーキングにあてるべきだということです。
また、アウトプットを積極的に行うことを意識するだけで、徐々に英語を使ってなにかを発信することに慣れていきます。
受験やビジネスの場で活きる
ライティングの代表例である英作文では、自分の意見や考えを分かりやすく誰かに伝える力が鍛えられます。
英語で文章を書くわけなので、ライティングをしていればある程度の英単語や文法、文章構成が頭に入ってきます。
また、読み聴きと違って、自分の英語力が目に見えて分かるので、より学習効率が良くなります。
そして、ここで言うライティングには、小説家のような独創性や表現は必要ありません。
とにかくインプットよりアウトプットの数を増やすことで、英語で何かを伝えることになれることが大切だということです。
そうすれば自分なりに使いやすい文章の型や展開が分かってきて、受験での英作文やビジネスの場面でも使うことができ、英語で文章を書くことに抵抗が無くなっていくと思います。
また、ライティングで使える文章の型というのは、もちろんスピーキングでも使えるので、まさに一石二鳥です。
英語全体の総合力が高まる
ライティングをすることで、英語の総合力が確実に高まります。
スペルや文の構成も視覚的に覚えられたり、声に出しながら書けば発音を覚えることもできるでしょう。
英語が苦手だったり、なかなか上達しないという人は、まずはアウトプットで一番始めやすいライティングから実践してみることをおすすめします。
英語力が全体的に高まる
アウトプットが楽になる
ビジネスにも活きる
英語のライティングを勉強する方法
前述したとおり、英語のライティングを行うことでアウトプットに慣れ、総合的に力が付くというメリットがあります。
では、ライティングをどのように勉強すればよいのかというのをここでは解説したいと思います。
知らない単語数を減らす
まずは、ライティングの前に英単語をできる限り覚えましょう。
そもそも、英単語とその意味を知っていなければ英文は書けません。
これは日本語を知らずに日本語を読み書きしようとしているのと同じです。
ただ、やみくもに英単語を覚えればよいというわけではなく、しっかり実践で使えそうな単語を覚えていくことを意識しましょう。
もちろん、知っているに越したことはありませんが、ネイティブでもなかなか使う機会のない単語を覚えるぐらいなら日常的に使っている単語を覚えた方が良いと思います。
そのような単語を集めてまとめたのが、中学や高校で配られる英単語帳です。
まずは英単語帳1冊を完璧に覚えることを目標に始めてみてください。
それができたら、かなりの常用英単語が頭に入っているので、ライティングにすんなり取り組めると思います。
そこからライティングをしてみて、分からない言葉や表現があったら調べて覚えるというやり方に変えていきましょう。
教科書や参考書を写す
ライティングの具体的な勉強法ですが、単語を覚えてもいきなり英文を書くのは難しいという方も多いかと思います。
そこで、教科書や参考書の文章を写してみることをおすすめします。
教科書や参考書は、単元ごとに分かれていることが多いので、文章構成のお手本になります。
例えば、動名詞(ing)は過去にあったこと、不定詞(to do)は未来のことを言うときに使うというような違いでも、文の内容をイメージしながら書くことで覚えることができます。
それ以外でも、数をこなすことで英文のつくりや順序にある程度決まりがあることに気付くことができ、自分で英文を書くときに使える型になります。
日本語を英語でライティングし直す
だんだんと文章構成が理解できるようになってきたら、日本語を英語に訳してみる英訳に挑戦してみましょう。
内容は何でも良いです。
例えば、日記や本の感想などでも良いと思います。
自分の考えを完全に英語で表現するというのはとても難しそうに思えますが、それまでに身についた英単語力と文章構成の型を使えば簡単に書けるはずです。
もし、はじめはうまく書けなかったとしても、繰り返し書き続けることで慣れていくので、継続することが大切です。
普段から英語に触れる機会を増やす
日本に住んでいると、日常で英語を使う場面はめったに無いと思います。
しかし、英語力を磨くためには、普段から英語に触れておくことが必要です。
例えば、YouTubeで英語のリスニングを聴くとか、英語の曲を聴くなどです。
自分が苦にならない方法で身近に英語に触れることができることはたくさんあります。
実際に英単語のアプリを使い、毎日寝る前と朝起きたときに10単語ぐらいを覚えるようにすると、自然と1日10単語ずつ覚えることができます。
1日10単語は少なく感じるかもしれませんが、しっかりやれば1ヶ月で約300単語は覚えることができる計算になります。
塵も積もれば山となるという言葉があるように、日々コツコツ小さい努力を重ねていけば、一生使える武器となるのです。
オンライン英会話を活用する
スピーキングのスキルも身に付けたい人は、オンライン英会話に入会するのを検討してみても良いかもしれません。
オンライン英会話のメリットは、月5,000円ほどでマンツーマン指導が受けられることです。
一般的な英会話スクールの料金より数千円ほど安く済むのに加え、受講生のレベルに合わせた講師がマンツーマンで指導をしてくれます。
英語が話せるようになる最短ルートは、とにかく量をこなすことです。
普段英語を話す機会がなくても、オンライン英会話を始めれば継続的に英語を話す機会が得られるのでおすすめです。
単語を優先的に学習する
英語に触れる機会を増やす
オンライン英会話に通う
英語のライティングを学習する際の注意点
ここまで、英語のライティングの勉強法を解説してきました。
ここからは、英語のライティングを勉強する際の注意点をご紹介します。
ライティングだけに集中しすぎない
ライティングといっても、ただ単に英語を書くだけでは上達は難しいでしょう。
大事なのは、アウトプットを積極的にすることで、ライティングはその入り口にすぎないからです。
もちろん、ライティングで得られる効果も大きいですし、定期的におこなうことは必要だと思います。
それと同時に聞き取る力を鍛えるためのリスニングや、話す力を鍛えるためのスピーキングも大切です。
どれか一つに集中しすぎるよりは、たまに別のことをやってみることで、新しい視点で気づくことがあるかもしれません。
まずは単語を覚えることが先決
先述したとおり、ライティングをするには、まず英単語とその意味をしっかり覚える必要があります。
まだ単語力に自信が無く、ライティングに入れないという方は、まずは英単語を覚えることから始めてみましょう。
中学や高校で使用していた単語帳でも良いので、一冊を完璧にする気持ちで覚えると、ある程度ライティングで必要な単語は頭に入ります。
ライティング以外も勉強する
単語を覚えてからライティングに取り組む
分からない場合は学習塾に通う
まとめ
本記事では、英語学習におけるライティングの重要性について解説しました。
ライティングでアウトプットをすることによって、脳により定着させやすくできます。
また、視覚的に捉えられるので、スペルや文章構成もかなり身につくと思います。
また、ライティング以外のリスニングやスピーキングも鍛えるとさらに効率良く英語力を上達させることができます。
ただ、まだ英語力に自信がないという方は、まずは英単語をたくさん覚えて、少しずつアウトプットの量を増やしていくことをおすすめします。
「継続は力なり」「塵も積もれば山となる」という言葉のとおり、ライティングの勉強を重ねることで英語力全体が高まるでしょう。
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