ビジネス英語を学ぶ際に「アプリの活用」は補助教材としておすすめです。
通勤の隙間時間や休憩時間に少しずつ学習をすすめられるため、忙しいビジネスマンに大人気です。
しかし便利なビジネス英語アプリにも、知っておきたいデメリットがあります。
当記事ではおすすめのアプリはもちろん、ビジネス英語アプリのメリット・デメリットを紹介します。
アプリとの向き合い方を知って効率的に学習しましょう。
学生時代は机に向かって紙とペンを用意して英語の勉強をしていた方は多いでしょう。
しかし、社会人にとっては忙しい日々の中でまとまった時間を確保するのはなかなか難しいものです。
ここでは、アプリでビジネス英語を学ぶメリットとデメリットを解説します。
メリットだけでなくデメリットも理解することで、アプリを上手に活用出来るようになりますよ。
スマホが普及したことで、英語学習にアプリを使うことは珍しいことではなくなりました。
ビジネス英語の学習にアプリを使うメリットは2つあります。
英語学習アプリのメリットのひとつは、隙間時間を活用していつでも学習が出来ることです。
スマホは基本的にいつも持ち歩いているものであり、アプリの起動にもほとんど時間がかかりません。
そのため、通勤や仕事での移動中、ちょっとした休憩時間など、思い立った時にいつでも英語学習を始められます。
テキストや筆記用具などの道具を持ち歩いたり、カフェなどのように腰を落ち着けて勉強出来る場所を探したりする必要がないのも、アプリを使うメリットです。
単語学習に特化したものからリスニング学習が出来るもの、スピーキング練習が出来るアプリもあります。
自分が伸ばしたい英語のスキルに合わせてアプリを選べば、ポイントを絞った英語学習が出来るでしょう。
また、英語学習アプリには有料のものもあれば、無料のものもあります。
無料でも十分に高機能なアプリもありますので、気に入ったものが見つかるまで様々なアプリを試してみるのがおすすめです。
英語学習アプリは、従来の机に向かって紙やペンを使う学習法に比べて手軽で簡単に始められますが、デメリットもあります。
具体的には以下の2点がデメリットです。
便利な英語学習アプリでも、使い方によっては効果が半減してしまう可能性もあります。
アプリで英語学習をするデメリットに、「だらだら学習」になる危険性が高いことがあります。
普段使っているスマホで勉強している場合、学習中でもメッセージの通知が届けば、どうしてもそちらに気を取られてしまいますよね。
また、隙間時間を活用するために電車の中などでアプリを使用している場合は、周囲の環境によっては集中するのが難しい時もあるかもしれません。
そのため、自宅などの落ち着いた環境で勉強する時と比べて、学習効果が弱まってしまうことがあるのがアプリのデメリットです。
最近では様々な英語学習アプリがありますが、アプリを使った英語学習では伸ばしにくいスキルもあります。
それが、スピーキングやライティングのようなアウトプットを必要とするスキルです。
アプリは単語や文法、リスニングなど、インプットを中心とする勉強には向いていますが、学んだことをアウトプット出来る機会はあまりありません。
そのため、総合的に英語力を高めるならアプリだけでなく、オンライン英会話や英語スクールも並行して活用した方が良いでしょう。
隙間時間にいつでもどこでも学習出来る
必要なスキルをピンポイントで習得出来る
だらだらしてしまう、アウトプットの機会が少ない点に注意
さっそくアプリでビジネス英語を学ぼうと決めたものの、種類が多すぎてどれを選べば良いか迷ってしまう方も中にはいるでしょう。
英語学習を成功させるには、適切なアプリを選ぶことが大切です。
これから解説する3つのポイントを参考にすることで、本当に役に立つアプリを選びやすくなるでしょう。
英語スクールではほぼ必ず、入会時にレベルチェックがあります。
それは、受講者のレベルに合った授業を受けることが英語の実力をつけるのに重要だと考えられているためです。
それと同じで、英語力をアップさせたいならアプリも自分の実力に合ったものを選ぶ必要があります。
しかし、アプリ自体の説明には必ずしも初級者向け、中級者向けとは書かかれていないこともあります。
アプリのレベルを知るには、実際に使った人の口コミなどが参考になるでしょう。
英語学習アプリには、有料のものと無料のものがあります。
有料のアプリの方が「幅広い機能が使える」「収録単語や例文が多い」「広告が入らない」などの利点がありますが、無料アプリにも充実した内容のものや、使い勝手が良いものはあります。
特に無料アプリの場合、試しにダウンロードして使ってみて、自分に合いそうか手軽に試せるのが魅力です。
アプリでの英語学習がどのようなものかを知るためにも、まずは無料アプリから始めてみても良いでしょう。
ビジネス英語を学びたいと考えているなら、様々な英語学習アプリの中からビジネス英語に特化したアプリ、もしくは、ビジネス英語が学べるコースがあるアプリを選びましょう。
英語学習アプリには、ビジネス英語をメインに取り扱っているもの以外にも、旅行向け、日常会話向け、子供向けなど、様々種類があります。
学ぶ目的に合ったアプリを選ぶことが、英語習得への近道です。
この記事でもビジネス英語の学習におすすめのアプリを紹介していますので、参考にしてください。
自分のレベルに合ったものを選ぶことが大切
気軽に試せる無料アプリから始めるのもおすすめ
ビジネス英語習得が目的なら、ビジネス英語が学べるアプリを選ぶ
数ある英語学習アプリの中から、ビジネス英語を学ぶのにおすすめのアプリを5つ紹介します。
おすすめのレベルやアプリで勉強出来る内容の特徴なども解説しましたが、アプリの使い勝手を確かめるには自分で試してみるのが一番です。
上記で解説したアプリの選び方も参考に、自分に合うアプリを探してみてください。
ビジネス英会話 | |
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価格 | 無料 |
レベル | 初〜中級者向け |
特徴 | ・ビジネスの英会話表現が学べる ・職種や業種別の学習コンテンツがある ・テスト機能で覚えたことをチェック出来る |
ビジネスシーンにおける英会話に特化しているのが『ビジネス英会話』です。
メールや電話、あいさつなど、ビジネスで見られる様々なシチュエーションに応じた英会話表現を学べます。
『ビジネス英会話』で特徴的なのは営業職・研究職などの職種別、または、サービス業などの業種別のコンテンツがあることです。
さらに、学習したフレーズを、自分のものに出来たかどうかをチェック出来るテスト機能もあり、仕事に役立つ表現が身につきやすいアプリです。
スタディサプリ ビジネス英語コース | |
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価格 | 月額3,278円(税込) |
レベル | 初〜上級者向け |
特徴 | ・レベル別・シチュエーション別にビジネス英語が学べる・ 英文法を基礎から学習出来るコンテンツは初級者にもおすすめ・ ディクテーションやシャドーイングも出来る |
『スタディサプリ ビジネス英語コース』は、TOEIC対策で評判の『スタディサプリ』からリリースされたビジネス英語に特化したコースです。
初級者から上級者までのレベル別のコンテンツは、さらに海外出張や新製品開発などのシチュエーションごとに分かれており、実践的なビジネス英語表現が学べます。
英文法を基礎から学習出来るコンテンツや、ディクテーションやシャドーイングが出来る機能もあり、初級者やビジネス英語を総合的に身につけたい方におすすめです。
POLYGLOTS | |
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価格 | 無料 |
レベル | 中級者向け |
特徴 | ・リスニング・リーディング・スピーキング・ライティング ・英単語・文法の6分野を網羅 ・最新英語ニュースは毎日配信 ・ビジネスでも使える英語力が身につく |
『POLYGLOTS』は、リスニング・リーディング・スピーキング・ライティングの英語の4つのスキルに英単語や文法も加えた6つの分野を網羅したアプリです。
毎日更新される世界の最新ニュース記事を題材に学習を進めます。
『POLYGLOTS』はビジネス英語に特化したアプリというわけではありません。
しかし、ニュース記事という生きた英語を教材として学習するうちに、政治・経済・世界で話題になっている事柄に関連する英単語を覚えられるため、ビジネスでも通用する英語力が身につくでしょう。
TED | |
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価格 | 無料 |
レベル | 上級者向け |
特徴 | ・プレゼンテーションで使われる英語が学べる ・好きなジャンルの動画を選んで視聴可能 ・日本語字幕付き |
『TED』は、世界中の様々な分野の専門家によるプレゼンテーションを、無料で見られるアプリです。
テクノロジーやエンターテインメントなど、取り扱われているジャンルは幅広く、自分の興味があるものを選んで視聴出来ます。
アプリには日本語字幕を表示させる機能もあるため、難しい単語やわからない表現があっても安心して学習を進められます。
特に仕事などでプレゼンテーションを控えている方は、『TED』の動画から役立つ表現をたくさん学べるでしょう。
VOA | |
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価格 | 無料 |
レベル | 上級者向け |
特徴 | ・アメリカの国営放送が非ネイティブのために作成した教材 ・英語を学びながら世界の時事ニュースに詳しくなる ・再生速度を変えてリスニングの練習も出来る |
"Voice of America"というアメリカの国営放送が、非ネイティブの英語学習用教材として開発したのが『VOA』です。
世界の時事ニュースを取り扱っていますが、難しすぎる単語や表現を使わないよう配慮されているため、学習しやすいのが特徴です。
また、動画や音声の再生速度を0.25倍速から4倍速まで自由に変えられる機能があるため、リスニング教材としても適しています。
英語を学びながら、ビジネスにも役立つニュースの知識を深められます。
職種や業種別の英語が学ぶなら『ビジネス英会話』
総合的な英語力を習得するなら『POLYGLOTS』『スタディサプリ ビジネス英語コース』
プレゼンテーション対策なら『TED』、リスニング対策なら『VOA』
今回はビジネス英語をアプリで学ぶメリットやおすすめのアプリを紹介しました。
いつでもどこでも学習出来るアプリは、忙しい社会人にとって便利なアイテムです。
ビジネス英語に特化したアプリなら、役立つ表現や単語などを効率的に学べますが、アウトプットのスキルは、アプリの学習だけで身につけるのは難しいかもしれません。
アプリはあくまでも補助教材として、他の勉強法と組み合わせながらビジネス英語のマスターを目指しましょう。
「ビジネス英語 アプリ」に関してよくある質問を集めました。
ビジネス英語をアプリでの学習だけでマスターしようとするのはおすすめしません。英語学習アプリを使えば隙間時間を活用していつでも英語が勉強出来ますが、学習出来る内容はインプットに偏り、実践の機会がないというデメリットがあります。そのため、ビジネス英語をバランス良く身につけるには、アプリでの学習だけでは十分ではありません。オンライン英会話や英語スクールがメインで、アプリはあくまでも補助教材という位置づけで学習を進めるのが良いでしょう。詳しくはこちらをご覧ください。
ビジネス英語アプリにかかわらず、アプリはAppleストア、Google Playストアなどのスマホの公式ストアからダウンロードするようにしましょう。これらのストアには一定の審査に合格したアプリだけが掲載されているため、基本的には安全だと考えられます。しかし、それでも心配な場合は、アプリの口コミや開発元の名前を確認しましょう。アプリの名前などでWeb検索して、評判を確かめてからダウンロードすれば、より安心です。おすすめのアプリはこちらをご覧ください。