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更新日 2023.9.11

TOEICはオンラインで受験可能!試験の特徴や対策法も紹介

TOEICオンライン試験(IPテスト)は、場所や時間を気にせず受験できるTOEICのテストです。

TOEICオンライン試験と公開テストにはいくつか違いがあり、例えば インターネット環境を準備する必要性や、問題形式などがあります。

この記事では、TOEICオンライン試験ならではの特徴やメリット・デメリットをまとめました。

また、どのような対策を取れば安心して受けられるのかを解説します。

オンラインでの受験を検討している方は、是非最後までお読みいただき、試験前の参考にしてみてください。

この記事のポイント
  • TOEICオンライン試験(IPテスト)と一般テストの6つの違いを解説
  • TOEICオンライン試験の対策方法を解説
  • TOEICオンライン試験のメリットとデメリットを紹介
 
 

TOEICオンライン試験(IPテスト)と公開テストの違い

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TOEICのオンライン試験と公開テストにはどのような違いがあるのでしょうか。

はじめに、受験方法による違いを明確にしていきましょう。

オンライン試験と公開テストの違い一覧

今回はオンライン試験と公開テストの違いを以下の6つの観点から整理していきます。

  • ①受験料金
  • ②受験場所
  • ③試験時間
  • ④試験開始時間
  • ⑤問題形式
  • ⑥申し込み方法

違い①受験料金

オンライン試験(IPテスト)、公開テストそれぞれの受験料は以下のようになっています。

テストの種類 受験料(税込)
オンライン試験(IPテスト) 4,320円
公開テスト 7,810円

公開テストのリピート割引適用後でも7,150円なので、オンライン試験は料金を抑えてTOEICテストを受験することが可能だとわかります。

※料金は自社調べにより、あくまで目安として参考にしてください。

違い②受験場所

オンライン試験の場合、指定された試験会場での受験も可能ですが、自宅からでも試験を受けることができるようになります。

インターネット環境があれば、時間や場所を選ばずに受験することができるのです。

一方公開テストでは、事前に用意されている会場の中から、受験者の居住地から最も近い場所が試験会場になります。

違い③試験時間

オンライン試験の試験時間はリスニングに約25分、リーディング37分の計60分近い時間が設定されています。

公開テストはリスニングが45分、リーディングが75分の計120分であり、オンライン試験と比べて倍近い長さに設定されています。

オンライン試験の時間が短い理由は、問題数がちょうど半分程度であるためです。

したがってオンライン試験であっても、公開テストと同じような時間配分の感覚で試験に臨むことができます。

違い④試験開始時間

オンライン試験の場合、試験の開始時間は指定されていません。

自身の好きなタイミングで開始することができます。

一方、公開テストは試験開始時間が10:20か、15:00と決められています。

違い⑤問題形式

オンライン試験と公開テストの大きな違いは、問題形式です。

オンライン試験には「ユニット」と呼ばれる大きな固まりが4つあります。

ユニット1と2にはリスニングが45問あり、ユニット3・4にはリーディング問題が45問あります。

一方公開テストには「ユニット」とは別に「パート」という括りが7つ設けられています。

リスニングがパート1〜4までで問題数は100問、リーディングがパート5〜7までで問題数は100問あり、全200問で構成されています。

違い⑥申し込み方法

オンライン試験は誰でも気軽に申し込めるわけではありません。

オンラインでの受験を希望する場合、企業や学校といった団体単位で申し込みをする必要があります。

対して、公開テストは個人での申し込みが可能なため、好きなタイミングで申し込めます。

POINT

TOEICにはオンライン試験と公開テストがある

オンライン試験は問題数・試験時間が半分

オンライン試験の方が受験料が安い

TOEICオンライン試験の対策方法

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TOEICオンライン試験は公開テストと違う点が数多くあるため、オンライン試験用に対策を講じることが必要です。

そこで、オンライン試験の対策法をリーディングとリスニングに分けてご紹介します。

リーディングの対策方法

まず、TOEICオンライン試験における、リーディングの対策方法を2つご紹介します。

文章の内容をいち早く理解する練習をする

リーディングでは、文章の内容を早く理解することを日頃の勉強から意識して取り組みましょう。

リーディングの「パート7」は設問が多く、1つの画面に問題文と設問が収まりきらないため、ページをスクロールする必要が出てきます。

文章を読み、設問を確認し、また文章に戻り...のようにしていると、必要以上に時間がかかってしまいます。

問題文を1度で理解し、すぐに解答へ移り、余計な時間をかけずにリーディング問題を解いていくことが大切です。

パラグラフの内容を声に出して読む

問題文を1度読んで内容を理解するためには、パラグラフの内容を声に出して読む練習方法が効果的です。

問題文から1つのパラグラフを声に出して読み、その後文章を見ずに同じパラグラフを声に出してみてください。

初めはうまくいきませんが、練習していくうちに徐々に上達し、最終的には1度文章を読めば内容を理解できるようになります。

リスニングの対策方法

次にオンライン試験におけるリスニングの対策方法を2つご紹介します。

リテンション力を伸ばす

リスニングで得点を伸ばすためには「リテンション力」を伸ばすことを意識しましょう。

「リテンション」という言葉には、「保持・維持」という意味があります。

英語学習における「リテンション力」は、読んだり聞いたりした英語を一時的に頭の中に記憶しておく力のことを指します。

リスニングでは、リテンション力を上げるために以下の3つを特に意識して練習するようにしましょう。

  • どこで行われている会話か
  • 誰が登場しているのか
  • 会話の主題はどんなことか

問題パターンを把握する

TOEICに限らずどんな試験にも共通して言えることですが、問題パターンを事前に把握することが大切です。

オンライン試験のリスニングでは、パート3と4に頻出する問題のパターンが存在します。

公式問題集や模試のパート3・4の問題を何度も音読したり、シャドーイングしたりと対策することで、出題される問題のパターンをつかんでおきましょう。

Webならではの対策方法

ここからは、オンラインでの開催だからこそ必要となる対策を2つご紹介します。

Webでの回答が慣れていない方も、2回目以降の方も、事前に万全の体制を整えて試験に臨みましょう。

受験環境をきちんと整備する

オンライン試験を受験する際は、受験環境を可能な限り整備しておきましょう。

集団受験の場合、リスニングではスピーカーの音量が聞き取りづらかったり、騒音で聞こえなかったり、といったトラブルが予想されます。

しかし、自宅でも受験が可能となっているオンライン試験では、イヤホンやスピーカーは自分の好きなものを使うことができます。

また、問題を表示するPCの画面も大きいものにしておくことで、回答時のストレスを減らすことが可能です。

PCで回答することに慣れる

オンライン試験を受ける前に、PCで回答することに慣れておきましょう。

パートによっては、画面が2分割され、それぞれにスクロールが必要になっている箇所もあります。

試験で初めて経験することにならないよう、事前に準備をしておきましょう。

POINT

オンライン試験では「リテンション力」が大切

出題パターンを把握しよう

事前の環境準備も重要

TOEICオンライン試験のメリットとデメリット

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オンライン試験の特徴についてご紹介してきましたが、次にオンライン試験のメリットとデメリットについて整理していきましょう。

オンライン試験のメリット一覧

オンライン試験のメリットは以下の5つです。

  • 24時間いつでも受験できる
  • インターネット環境さえあれば受験できる
  • 公開テストより問題数が少ない
  • 試験が終わるとすぐに点数が分かる
  • マークシートの塗りつぶしがない

1つ1つについて、詳しくみていきましょう。

24時間いつでも受験できる

オンライン試験は決められた試験開始時間が存在しません。

試験開始時間にスケジュールが左右されることなく、自分の好きな時に試験に臨むことができます。

インターネット環境さえあれば受験できる

オンライン試験はインターネット環境さえあれば、どこからでも受験できます。

わざわざ試験会場まで移動する必要がないので楽ですし、自宅で受験できるので、過度に緊張することも少ないです。

時間と場所を選ばないことがオンライン試験の最大のメリットでしょう。

公開テストより問題数が少ない

オンライン試験は問題数が全90問と、公開テストの問題数である200問の半分以下です。

少ない問題数を短い時間で解くので、集中力を保ちやすいというメリットがあります。

試験が終わるとすぐに点数が分かる

オンライン試験では、試験が終了するとすぐに得点が表示される点が特徴です。

公開テストでは、試験終了から結果が判るまで1週間ほどかかり、すぐに結果が欲しい方は落ち着かない日々を過ごすことになります。

オンライン試験であればすぐに結果が判り、実績としてスコアを利用することができます。

マークシートの塗りつぶしがない

オンライン試験は選択肢をクリックして進んでいくので、マークシートの塗りつぶしが必要ありません。

回答がずれたり、マーク漏れを心配する必要がないので、サクサク試験を進めていくことができます。

オンライン試験のデメリット一覧

次にオンライン試験のデメリットを3つご紹介します。

  • マイクとカメラの準備が必要
  • リスニングの先読みは不可能
  • リーディングセクションの各ユニットに時間設定がある

デメリットについても、中身を1つずつ確認していきましょう。

マイクとカメラの準備が必要

オンライン試験を希望する際は、PCの他にマイクとカメラの準備が必須になります。

マイクとカメラはカンニング対策で使用しているため、手元にない方は準備しておきましょう。

リスニングの先読みは不可能

オンライン試験では、リスニング問題の先読みが不可能になってしまいます。

ペーパーテストである公開テストは、問題を先読みしてある程度予測を立てることができます。

しかし、オンライン試験は1問ごとに画面に表示されるため、勝手に先に進むことができません。

その場その場での確実な対応力が求められることになります。

リーディングセクションの各ユニットに時間設定がある

オンライン試験にはリーディングが2ユニットありますが、それぞれのユニットに制限時間が設定されています。

仮にユニット3で時間が余っても、決められた時間が経過するまで、ユニット4に進むことはできません。

POINT

オンライン試験は時間と場所を選ばない

オンライン試験はインターネット環境やカメラ・マイクが必要

オンライン試験は問題の先読みができない

TOEICオンライン試験でよくある質問

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最後にTOEICオンライン試験に関してよくある質問をご紹介します。

オンライン試験に多い質問

オンライン試験に関連したよくみられる質問は以下の3つです。

  • 受験や就活でオンライン試験のスコアは使える?
  • カンニング対策は行っているの?
  • 公式認定証を貰うことは可能?

オンラインだからこその不安もあるでしょうから、必要な部分は確実に確認しておきましょう。

受験や就活でオンライン試験のスコアは使える?

オンライン試験であっても、テスト終了後に算出されたスコアは英語資格として履歴書などに記載することが可能です。

公開テストとは違い、オンライン試験は終了後すぐさまスコアが表示されるので、早くスコアが欲しい方には最適です。

カンニング対策は行っているの?

オンライン試験では、受験者の試験中の動きがカメラとマイクによって録画・録音されています。

不審な動きが感知された場合、AIが主催者に報告するシステムが組まれているので、カンニングは不可能となっています。

公式認定証を貰うことは可能?

オンライン試験では、公式認定証をもらうことはできません。

かわりに「スコアレポート」と呼ばれるものが発行されます。

スコアレポートはPDF形式で発行されるので、自分でダウンロードし保存する必要があります。

POINT

オンライン試験のスコアも履歴書に記載可能

カメラとマイクによってカンニング対策がされている

公式認定証は発行されない

まとめ

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TOEICオンライン試験は公開テストと異なる点が数多くあります。

時間や場所を選ばず、好きなタイミングで受験することができるのは大きなアドバンテージとなるでしょう。

しかし、受験環境を整えるための準備はある程度必要です。

受験料は、試験内容が公開テストと比べて半分程度なので安くなっていますが、マイクとカメラの調整などに時間をを要する可能性があります。

回答方法も、オンラインならではの部分がいくつかあるので、事前の対策をしっかりと行い、本番で自分の力が十分発揮できるようにしましょう。

また、オンライン事件の場合公式認定証は発行されないことは十分に注意しておくことが必要です。

【初心者でもわかる】この記事のまとめ

「TOEIC オンライン」に関してよくある質問を集めました。

オンライン試験の得点も受験や就活で使える?

オンライン試験であっても、算出されたスコアは英語資格として受験や就職活動で使用する履歴書などに記載することができます。詳しくはこちらを参考にしてみてください。

オンライン試験の場合、公式認定証は発行される?

オンライン試験で受験した場合、試験終了後公式認定証は発行されませんが、その代わりになるものがあります。詳しくはこちらを参考にしてみてください。

この記事を企画・執筆した人
-EnglishSearch編集部-
この記事は、EnglishSearchを運営している株式会社デジタルトレンズのEnglishSearch編集部が企画・執筆した記事です。
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