英語力が必要と考える日本人も多くなり、TOEICを受ける人も増えてきました。
「TOEICのスコアアップを目指したい」「PART7の長文問題が苦手」という方も少なくないのではないでしょうか。
本記事では、長文問題であるPART7の特徴や傾向、解き方、スコアを伸ばすコツについてお伝えします。
スコアアップを狙う上で、この知識を知っている人と知らない人とでは、かなりの差が出てしまう可能性が高いです。
TOEICの最終関門であるPART7を攻略をして、時間内に正確に解き終わることを目指しましょう。
■TOEICの長文(PART7)を攻略するために知っておくべきこと
■初心者向けTOEICの長文(PART7)対策(500点未満の方)
■中級者向けTOEICの長文(PART7)対策(500~700点の方)
■上級者向けTOEICの長文(PART7)対策(700点~の方)
■まとめ
リーディングセクションのPART7では、長文読解の問題が出題されます。
まずは、このPARTの特徴・問題形式をしっかりと抑えましょう。
PART7は、時間をかけて良く読めば、文中にある答えを見つけられるという特徴があります。
聞き逃しても後戻りができないリスニングや、文法・単語の知識を問うPART5・6と違い、ゆっくり読めば答えがわかる長文問題が多く出題されている傾向です。
また問題文押して扱われる文章の多くは、英語圏の日常生活や仕事のシーンで使われるものがメインです。
具体的には、以下のようなものが挙げられます。
PART7は、Q147からQ200の全54問になります。
そして、問題文の構成によってさらに3つに分けられます。
54問の内訳は、シングルパッセージが29問でダブル、トリプルパッセージを合わせて25問となっています。
リーディングセクションの過半数を占めており、高得点を狙う人は避けては通れない箇所でしょう。
多くの人が苦労するのが、PART7の長文読解です。
PART7のスコアがなぜ伸びにくいのか、主な理由3つを説明します。
1つ目は、「時間がとにかく足りない」ことです。
75分間のリーディングセクションで100問もの問題を解かなければならないことに加えて、PART7には長文問題が54問あります。
時間が足りず、「最後の方の問題はマークシートをとりあえず塗るだけ…」というパターンの人も少なくはないはずです。
良く読めばわかる問題がメインでも、時間に追われてしまうため、PART7を苦手に感じやすい人が多くなっています。
解く問題を絞ることや、時間配分を意識した練習を、繰り返す練習が必要になるでしょう。
「時間が足りないから」といって、読むスピードを上げれば解決するというような一筋縄ではいきません。
英文を早く読むには、ただ早く目を通せば良いということではなく、「英語を英語の語順のまま理解する」ことが必要です。
早く英文を読むだけでは内容を理解できないので、結局問題文を何度も読まなければならず、タイムロスになってしまいます。
そのため、おすすめの対策方法は「速読」です。
「英語を英語の語順のまま」理解する力を鍛えることで、一度英語に訳す必要がなくなるため、素早く英語を解答できるようになります。
TOEICには単語やフレーズの言い換えが頻出です。
前半の文法問題で良く出ると思われがちですが、PART7も例外ではなく、独特の言い換え表現が出てきます。
この言い換え表現を知っているだけで、有利に進めることが出来るため、是非学習する際に参考にしてみてください。
ここでは、例として頻出単語を3つご紹介します。
①complimentary(無料の)
一般的に使用される「for free (of charge)」や「no-cost」の言い換えとして出てきます。
・The hotel offered complimentary beverage.
⇒そのホテルは無料の飲み物を提供した。
②bulk(大口の)
largeと同じ意味ですが、言い換えられることが多いです。
・We got bulk orders again from our loyal costomers this year.
⇒私たちは今年も常連客から大口の注文を受けた。
③proceeds(収益)
チャリティイベントなどの文章で良く出題されます。
・The proceeds of this concert will be given to charity.
⇒このコンサートの収益は、慈善事業に寄付される。
もし、分からなければ、文脈判断や選択肢の消去法という手段を取る方法もありますが、言い換え表現を学習しておくと、確実に点数を取ることが出来ます。
また、ライティングやスピーキングの時にも、同じ単語の繰り返しを防ぐことや、ニュアンスの違いを理解することにも繋がるでしょう。
高得点を狙うには避けては通れないPART
日常でのシーンが題材のことが多い
時間をうまく使うために速読や語彙を習得する
PART7のスコアを効率良く伸ばすにはコツがあります。
今回は誰でも実践できる6つのコツを紹介します。
TOEICは、正答数でスコアが決まります。
つまり、難易度やPart、問題の分野に問わず、どの問題も同じ1点の価値になるのが特徴です。
そのため、自分にとって解きやすい簡単な問題から解き進めて、点数を確実に取っていき、最終的にスコアが上がる状態にすると効果的でしょう。
問題集や模試を解いて、自分にとって解きやすい問題がどのようなものなのかをしっかりと把握する必要があります。
一見難しいと感じても、文章の一部分を読めばすぐに分かる問題もあるため、見極める力を付けましょう。
TOEICにおいて、時間配分を意識することは点数アップにはとても重要です。
特にPART7は「時間が足りずに、マークシートを塗るだけになってしまった」というパターンに陥りがちです。
これを防ぐためにも、普段の学習から時間を意識して解くことを習慣にしましょう。
時間配分の目安は下記の通りです。
本番余裕を持つためにも、慣れてきたらもう少し時間を短くして解く練習をすることも効果的です。
また、自分の得意・不得意に応じて、自分なりの時間配分を決めるのもおすすめです。
いずれもストラップウォッチなどを活用して、時間内に問題を解く練習を繰り返し行うと良いでしょう。
TOEICに頻出するフレーズを覚えることも、誰にでもできて効果的な方法です。
中には、フレーズがそのまま答えにつながる問題もあるので、しっかりと確認しましょう。
頻出フレーズを14個ご紹介します。
TOEIC頻出単語 | |
---|---|
According to(…によると) | as soon as possible(可能な限り早く) |
as you know(ご存知のとおり) | Be aware(…を知っていてください) |
Be sure to(必ず…してください) | Congratulations on(…おめでとうございます) |
Could you please …? (…してくださいませんか?) |
Do not hesitate to contact us (遠慮なくご連絡ください) |
E-mail us at(…宛にメールしてください) | Feel free to contact us(お気軽にご連絡ください) |
If possible(可能なら) | let me know(私に知らせてください) |
Please be advised(…を知ってください) | Rest assured that(ご安心ください) |
より集中して覚えるためには、TOEICに特化した市販の単語帳やスマホアプリなどを使って、隙間時間を活用できる学習をすると良いでしょう。
目標点数に応じて作成されているものを利用すると、自分に必要な単語に絞って暗記出来るので、効率的です。
有名で人気の単語帳だと、「キクタン」や「超特急」のシリーズがおすすめになります。
試験本番中の課題は、集中力を最後まで持続させることです。
試験を通して集中力を維持できるかどうかはスコアにつながる重要なポイントになります。
きりの良いところで数十秒間休憩したり、模試形式での練習で長時間集中できるよう、耳や体を慣れさせておいたりするなどの対処法で本番に備えましょう。
また、少しでもリラックスして試験に望めるように、普段から自分なりのルーティンを決めておくのも良いでしょう。
PART7には、スコアが900点越えの上級者でも知らない単語が一定数出題されます。
そのため、やみくもに全ての単語を覚えようとするよりも、わからない単語が出てくる想定で対策をする方が望ましいです
具体的には以下のような対処法があり、場合によって使い分けるのが必要になってきます。
語形で判断するためには、まずは主語と照らし合わせることで、時制や態の判断がある程度出来るため、動詞か名詞かを見分けられます。
また、副詞や形容詞にありがちな語尾や前後の単語の品詞、また、文が完成しているかどうかを見ることで、副詞か形容詞かも分かるでしょう。
文脈で判断する際は、前後の文章の意味が理解していることが前提となりますが、該当文の段落が何について伝えているのかを意識すると、より解きやすくなります。
しかし、最終手段として無視する判断も必要です。
単語は第一に暗記しているかどうかが問われるため、分からない単語に執着していてもタイムロスになってしまいます。
その代わり、他の問題でスコアを取れるように、切り替えることが大切です。
TOEICの問題形式は決まったパターンです。
これを把握すると、本番に通用する時間配分の設定もでき、落ち着いて試験を進めることができます。
問題形式を把握するのに役立つのが、『公式TOEIC Listening and Reading 問題集』です。
本番と全く同じレベル、体裁の練習問題を解くことができるおすすめの勉強方法です。
参考書名 | 公式TOEIC Listening and Reading 問題集 |
---|---|
出版社 | 国際ビジネスコミュニケーション協会 |
価格 | 3,300円(税込) |
こちらの参考書は、上記で説明しように、レベルや形式が本番と全く同じといっても過言でないほどの問題集になっています。
公式であるETSが作成しているため、問題の質や解説も充分です。
スコアの換算表やマークシートも附属しているため、実力テストとしても利用出来ます。
毎年新しいものが発売されているため、改定された問題形式にも対応できるよう、最新版かどうか確認することが大切です。
解きやすい問題から進めて点数アップ
頻出のフレーズは覚えておく
公式問題集で形式や時間配分に慣れる
上記で説明した通り、PART7には3種類のパッセージがあります。
ここでは、そのパッセージ別の対策方法とコツを例題を参考にしながら見ていきましょう。
まず、シングルパッセージです。
1つの文章に対して、2つの設問があります。
最初に設問に目を通して、どういった問題かを確認しましょう。
Questions 147-148 refer to the following advertisement.
No.147 What is suggested about the car?
(A) It was recently repaired.
(B) It has had more than one owner.
(C) It is very fuel efficient.
(D) It has been on sale for six months.
No.147は「車について何が示唆されていますか?」という問題です。
文章の3~4行目に「ブレーキとタイヤは6ヶ月前に修理」とあるので(A)が正解ということがわかります。
No.148 According to the advertisement, why is Ms. Ghorbani selling her car?
(A) She cannot repair the car’s temperature control.
(B) She finds it difficult to maintain.
(C) She would like to have a newer model.
(D) She is leaving for another country.
No.148は、「ジョバンニさんはなぜ車を売りに出すのですか?」という問題。
文章7行目~9行目に「車の所有者は今月終わりに外国へ行く~」と明記されていることから、(D)が答えになります。
シングルパッセージの設問は英文の内容の順番通りに並んでいる傾向があります。
よって、No.147の質問は文章の前半~中盤に、No.148は中盤~後半に答えのヒントがあると予想出来ます。
このように、答えとなる文章の目星を付けて、文章を読みつつ設問を検証するという方法が近道と言えるでしょう。
また、シングルパッセージの設問には文章内に新たな一文を挿入する箇所を選ぶ、文挿入問題があることもあります。
その場合は、挿入する一文をあらかじめ読んでから、挿入箇所を探しながら文章を読み進めると効率的です
ダブルパッセージは2つの文書に対して5つの設問があります。
No.176 According to the advertisement, why should customers visit the Business Audio Pro Web site?
(A) To hear voice samples
(B) To add a new phone number
(C) To submit a credit card payment
(D) To request recording equipment
No.176は、「なぜBusiness Audio Proのウェブサイトに訪れる必要があるのか」という問題です。
本文「1.」の文章を読むと、様々な男声・女声の例がウェブサイト上にあり、最適なものを選択できると記載されています。
そのため、解答は(A)の「ボイスのサンプルを聞くため」となります。
No.177 What is suggested about Business Audio Pro?
(A) It fills orders once a week.
(B) It advertises in the newspaper.
(C) It specializes in data-processing services.
(D) It has recently expanded its business.
No.177は、「Business Audio Proは何を提案されたか」という問題です。
2つ目のメール文のパッセージ本文1行目に注目すると、Business Audio Proについて新聞に取り上げられていたことが分かります。
そのため、解答は(B)「新聞で宣伝すること」です。
No.178 Who most likely is Ms.Annesly?
(A) An actor
(B) A script writer
(C) A sales associate
(D) A business owner
No.178は、「Ms.Anneslyは、どのような人物か」という問題です。
Ms.Anneslyが書いたメール文に注目すると、1文目~3文目に、自分のクライアントとやり取りをするためにBusiness Audio Proのサービスを使用したいという旨が記載されています。
そのため、最も解答に近いのは(D)「経営者」になります。
No.179 What service does Ms. Annesly NOT request from Business Audio Pro?
(A) Professional voice talent
(B) On-hold messages
(C) Customized script writing
(D) Multilingual voice production
No.179は、「Ms.AnneslyがBusiness Audio Proに要求していないものは何か」という問題です。
こちらは、本文に書かれていない選択肢が正解になります。
メール文を読むと、(B)「保留メッセージ」に関しては記載がなかったため、解答は(B)になります。
No.180 What will Ms. Annesly most likely do within 24 hours?
(A) Meet with an actor
(B) Visit a recording studio
(C) Write a script
(D) Speak with a representative
No.180は、「Ms.Anneslyは、24時間以内に何をする可能性があるか」という問題です。
Business Audio Proのウェブサイトの最後の文章に、24時間以内に代表者が電話をすると記載されています。
そのため、解答は(D)「代表者と話しをする」になります。
他の選択肢に見られる内容は、サイト文、メール文どちらにも記載はありません。
設問には、片方の文章だけで答えがわかるものと両方の文章が必要なものの2種類があります。
そのため、まずは、問題を確認して、質問のキーワードを把握しましょう。
そうすることで、情報量が増えても答えのヒントが見つけやすくなります。
ただし、言い換えの表現を問われている問題があれば読みながら答えられるように問われている単語やフレーズの位置をあらかじめチェックしておきましょう。
トリプルパッセージは3つの文章に対して5つの設問があります。
良くあるパターンは、1つもしくは2つの文章からヒントを得て答えるものですが、稀に3つの文章全てが必要になるものもあります。
No.196 In the advertisement, the word “top” in paragraph 1, line 2, is closest in meaning to
(A) maximum
(B) favorite
(C) important
(D) upper
No.196は、「第1段落2行目の“top”と近い意味は何か」という問題です。
この問題は、文脈判断となっているため、なるべく不自然にならない選択肢が正解となります。
解答は(B)「お気に入りの」です。
No.197 What are Sparky Paints customers advised to do?
(A) Apply an adhesive to color samples
(B) Visit a store to compare paint colors
(C) Adjust the color on their computer monitor
(D) Order samples of several similar colors
No.197は、「Sparky Paintsの客はどのようなアドバイスを受けたか」という問題です。
1枚目の広告の最後の段落、特に2文目に注目すると、選択肢のうちの1つとほとんど同じ文であることに気づくでしょう。
解答は(D)「似た色のサンプルを複数注文する」となります。
No.198 What is most likely true about order #3397?
(A) It arrived within two business days.
(B) It included an extra sample.
(C) It was shipped in February.
(D) It contained four gallons of paint.
No.198は、「注文番号#3397について正しいと思われるものは何か」という問題です。
画像1枚目の最後から3行目に、速達料金を追加で支払えば、第2営業日までにお届け可能だと記載があり、画像2枚目のオーダーシートを見ると、追加料金を払っていることが分かります。
解答は(A)「第2営業日までに届いた」になります。
No.199 Which color does Mr. Phan indicate that he likes?
(A) Caspian Blue
(B) Deep Sea Blue
(C) Stormy Blue
(D) Misty Gray
No.199は、「Mr.Phanが好んでいる色はどれか」という問題です。
メール文2文目より、間違った色のサンプルが届いていることが分かり、本文5行目より、SP722に近い色が自分の家に合っているため、要求していることが分かります。
2枚目のオーダーシートの番号と照らし合わせ、解答は(C)「ストーミーブルー」となります。
No.200 What problem does Mr.Phan mention in his e-mail?
(A) He received the wrong item.
(B) He was charged the wrong price.
(C) The delivery time was too long.
(D) The instructions were too confusing.
No.200は、「Ms.Phanがメールで指摘している問題は何か」という問題です。
メール文2文目より、注文していない商品が届いていることが記載されています。
解答は(A)「彼は、間違った商品を受け取った」になります。
トリプルパッセージも、他の問題形式と同様に、答えとなる文章の目星を付けて、文章を読みつつ設問を検証するという方法が有効です。
解答のヒントが3つの文章に分散されているため、その範囲が広くなる可能性はあるでしょう。
「ヒントがなさそう」と思ったら、次の箇所に潔く移りましょう。
こうした切り替えをすることで時間の無駄を減らすことができます。
答えとなる文章の目星を付けて、文章を読みつつ設問を検証する
問題をさっと確認して、質問のキーワードを把握
答えのヒントが見つからなければ、切り替えて読み進める
TOEICで500点未満の方は今まで英語を避けてきた人が多いのではないでしょうか。
そんな方々に向けて初心者の方がまずTOEICの長文(Part7)対策で行うべきことを解説していきます。
初心者の方はまずは英語に慣れることが大切です。
まずは多くの英語に触れて英語に慣れ、語彙力を増やすことから始めましょう。
最初は長文を見るだけで嫌になってしまうと思います。
少しずつ英語がわかるという自身を付けて、英語に慣れるようにしましょう。
そんな初心者の方におすすめのわかりやすい問題集・参考書を紹介します。
是非自身に合ったものを選んでやる気を促進させましょう。
この本の特徴は以下の通りです。
TOEIC対策で有名な特急シリーズの一つである問題集です。
こちらの教材は初心者の方でも気軽に取り組める易しいものとなっております。
同時に、無理のない範囲で長文を読み読解力を高めることもできるため、少しずつスコアを上げて中級を目指すことができます。
この本の特徴は以下の通りです。
こちらは単語帳となります。
TOEICで出る頻度別にRank AからDに分けられており、再頻出の単語から対策することができます。
単語カードアプリというものをダウンロードすると、スマホと連携いさせることができ、移動中でも学習することができる点です。
ゲーム感覚で英単語・英熟語を覚えていけるため継続して学習をすることができます。
初心者は長文を解けるだけの英語力と自身を身に着けよう
簡単な問題から長文問題に慣れていこう
アプリと連携できる単語帳で隙間時間に語彙力を鍛えよう
TOEIC500〜700点の方は中級者レベルに該当します。
短い分は理解できても、長文や複雑な文構造を持つものは理解に時間がかかってしまうと思います。
目標のスコアを決めて学習意欲を高め、弱点であるパートの対策をしっかりと行うことで上級者へと成長できるでしょう。
中級者の方はある程度基礎がある方ですので、下記のようなスキルを身につけましょう。
中級者は英文の速読力を身に着けて最後まで解ききることを目標としましょう。
Part7のように読まなければならない文が多いパートは、いかに効率よく問題を解くかということもポイントとなります。
後半にある比較的簡単な問題にもたどり着き、確実に点数を伸ばしましょう。
この本の特徴は以下の通りです。
14日でと表記されていますが、それ以上にやりこみ価値のある問題集です。
収録されている英文の難易度は、TOEIC700点以上が想定されており、中級よりレベルは少し高めです。
しかし内容的にもとてもためになります。
読解速度を遅くしている癖を分析し、その後速読に必要なテクニックを身につけていきます。
こちらはPart7についての問題集です。
こちらにはPart7の問題文を読むとき、そして問題を解くときのコツが解説されています。
Part7についての詳細や解説も載っているため、Part7の総合的な対策に活用できます。
中級者は英文の速読力を上げて最後まで解ききることが目標
問題の傾向や解くときのコツもつかもう
TOEIC700点以上の方は上級者レベルに該当します。
就職において業務で英語を使う会社ではTOEIC700点がボーダーラインとなっているところも多いです。
700~800点では、自身の業務に関して簡単な説明を行うことや、仕事上で送られてくるEメールを理解できます。
800~900点では自身の意見を述べほぼ的確に述べ、知識を持っている内容に関して議論することも可能です。
900点以上では専門分野に関する書物等も読むことが可能です。
上級者の方はなかなか点数を伸ばすことが難しくなってきます。
上級者が今以上に点数を取るには、英語力を極めること、テストで本来の力を発揮できるようにする準備が必要です。
上級者の場合、長文問題でスコアを取るためには、英文を素早く読み、かつ内容を理解できるというスキルを上げる必要があります。
この教材で学習することでスキミング、スキャニング、パラフラグリーディングの読解技術を身につけることができます。
これらの技術を身に着け、実践していくことで、速読力がさらに上がります。
料金は2,750円(税込)です。
最後に、実戦さながらに問題演習をすることができる公式問題集を紹介します。
上級者は、単語もある程度理解しており、文法の知識もしっかりとしている人が多いです。
十分な英語力を身に着けたら、後は問題演習をして時間配分や解法のコツをつかんでいくことが重要です。
上手く時間配分ができるようになるために、時間を意識しつつ、問題を解き答えを確認するという作業を繰り返すことが効果的です。
料金は3,300円(税込)です。
上級者は読解技術を固めて演習問題を繰り返そう
問題を多く解き、Part7を最後まで余裕を持って終わらせられるようになろう
ここからはTOEIC対策ができるおすすめ学習アプリを紹介してきます。
隙間時間に気軽に使えるアプリで点数アップを狙いましょう。
スタディサプリEnglishのTOEIC L&R Test対策コースはアプリでTOEIC Part7を対策したいという方におすすめです。
パート別の講義動画や演習問題が充実しています。
講義動画や演習問題は1回3分~できるものなので、手の空いた隙間時間に気軽に始めることができます。
時間を有効活用してTOEICの点数アップを狙いましょう。
こちらはAIが受講者の弱点を分析し、必要な講義を提案してくれるAI学習アプリです。
約10分ほどのテストで受講生が獲得できる想定TOEICスコアを算出し、TOEICスコアアップの学習カリキュラムを作成してくれます。
一部湯量プランがありますが、初回の診断テストは無料でも受けられるためまずは気軽に診断してみて下さい。
今の自分のレベルを知るためにも役立つアプリです。
アプリで隙間時間に英語学習
動画での講義で隙間時間にレッスンを受けたい方はスタディサプリEnglish
AI学習で自分に合ったカリキュラムを厳選してもらうならAI学習のSanta
ここまで、TOEICの長文問題PART7の解説をしてきました。
PART7は難易度が高く、苦手に感じる人も多いのですが、解き方のコツやポイントをおさえれば大幅な点数アップが期待できるPARTです。
いきなり問題に挑戦するのではなく、問題形式や適切な時間配分を知ってから、取り組むことをおすすめします。
問題を解く量も大切ですが、制限時間内に解くことや、解くと決めた問題は必ず正解していく力を身につけなければ、点数アップは難しいです。
今回の記事でご紹介した対策方法を参考に、PART7を攻略しましょう。
「toeic 長文」に関してよくある質問を集めました。
高得点を狙うには避けては通れないPART7ですが、原因として「時間が足りない」「何度も読まないと理解できない」「独特の言い換えの表現」といった理由でなかなかスコアが伸びない方が少なくありません。これらを克服するには、速読の練習をするという対策や、頻出表現・フレーズを暗記するという対策が効果的です
多くのコツがありますが、まずは公式問題集などを活用して、問題形式やパターンを把握することで最後まで集中して問題に取り組むことができます。形式や時間配分の感覚をつかんでおくことで、時間が足りなくなるというミスも回避することができます。解きやすい問題から解くといった工夫や、知らない単語が出てきても焦らず、臨機応変に対応するといった対策が重要です