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更新日 2023.9.11

TOEICは何点満点?満点のすごさや難易度、勉強方法や勉強時間を解説

TOEICは何点満点なのかご存じですか?

その満点を取ることはどのくらい難しいことなのか、満点を取る人はどれくらいいるのかなど、試験前に知っておきたいですよね。

本記事ではTOEIC満点の点数・難易度から満点を取る方法まで紹介します。

TOEIC満点とネイティブ・英検を比べた場合のレベルの違いや、満点を取ることにはどんなメリットがあるのか、満点を取るための勉強法を詳しく解説します。

満点レベルを目指す勉強時間や、満点を取るためのリスニング・リーディングのコツも紹介しているので、是非参考にしてみてください。

この記事のポイント
  • TOEICスコアの概要について解説
  • TOEICで満点を取得する難易度の高さを解説
  • TOEICで950点以上のスコアを取得するためにおすすめの英語スクールを紹介
 

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TOEICの点数は何点満点?

TOEICは何点満点なのでしょうか。

実は、TOEICは全問正解で100点満点ではないということをご存じでしたか?

TOEICを受験する際、最高点と採点基準を知っておくことで、より具体的な目標を立てることができます。

以下で解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

TOEICの満点は990点

TOEICの満点は990点です。

詳しい内訳は以下の通りです。

セクション 問題数 最高点
リスニング 100問 450点
リーディング 100問 450点

リーディング・リスニング各100問ずつのテストであるTOEICの満点が1000点ではなくキリの悪い990点なのはなぜでしょうか。

TOEICの満点が990点である理由は、TOEICの採点基準にあります。

なぜ1000点ではないのか?

それでは、実際にTOEICの満点が990点である理由を見ていきましょう。

実はTOEICでは、1問何点という決まった採点基準がありません

その理由は、試験の開催日程ごとに全体の正答率を踏まえて各個人のスコアが決定されるからです。

つまり、TOEICのスコアはTOEIC受験者の中での偏差値のようなものと言えます。

わざわざこのような計算方式を採用しているのは、試験の難易度によって受講者のスコアが上下してしまうのを防ぐためです。

そのため、全問正解していなくても満点になる可能性もあれば、全問正解でも満点でない場合もあります。

TOEIC満点の難易度

TOEIC満点のレベルはどのくらいなのでしょうか。

TOEICで満点を取れる人数や、TOEIC満点の難易度を見ていきましょう。

また、芸能人でTOEICの満点を取った人がいるのかどうかも紹介するので、満点を目指す際の参考にしてみてください。

TOEIC受験者で満点は0.3%

TOEICで満点を取れる人は、TOEIC受験者の中でもわずか0.3%と言われています。

TOEIC受験者という英語学習に積極的な人々の中でも、1000人に3人ほどしか満点を取ることができないということです。

満点を取る人の少なさからも、TOEIC満点を取ることがいかに難しいかが分かります。

POINT

TOEICの満点は990点

全問正解しなくても満点を取れる可能性がある

満点を取れるのはTOEIC受験者のうち0.3%のみ

TOEIC満点のすごさとは?

それでは、実際にTOEICで満点を取った場合の英語力はどの程度なのかを技能ごとにチェックしていきましょう。

TOEIC満点の英語力

【スピーキング】ネイティブとの円滑なコミュニケーションが可能

TOEICでは、日常生活やビジネスの場でよくあるシーンに即した問題が多く出題されます。

そんな試験で満点をとれるということは、TOEIC満点者のリスニング力とスピーキング力はネイティブスピーカーに近いレベルにあります。

また、複雑な話題でも自分の考えや主張を流暢な英語で相手に伝えることが可能です。

そのため、ネイティブを相手にビジネスの交渉を行うこともできるので、世界を舞台に活躍できる人材であると言えます。

ただし、TOEICの試験はリスニングとリーディングにおける英語力を図るものであり、また、コミュニケーションは非言語的要素も重要になってくるので、TOEICの点数がそのまま英会話力に繋がるわけでない点は注意が必要です。

【文法・語彙】必要な単語数は10,000語

TOEICで満点を取るためには、10,000語の単語を覚える必要があります。

ちなみに、今の日本語の英語教育だと、小学生で600~700語、中学生で1600~1800語、高校生で1800~2500語を習うと言われています。

つまり、高校卒業までに覚えた単語の倍を暗記する必要があると考えれば、その多さがお分かりいただけるでしょう。

また、高校までに習う文法の知識も完璧にする必要があります。

分からない単元をなくすのはもちろんのこと、いかにスピード感をもって解き、時間のかかるリーディングに時間を残すかが重要になります。

【リーディング】英字新聞や洋書が難なく読める

TOEICはリスニングよりもリーディングの方が難しい傾向にあるので、その文章を完璧に読めるのは高い読解力を持っている証拠です。

また、多くの受講者が追いつめられるほど多くの問題を解き切ることができるので、速読力も目を見張るものがあります。

TOEIC満点と英検1級のレベルを比較

TOEIC満点と英検1級は、どちらも難易度が非常に高く、比較されることが多いです。

しかし、TOEICと英検では求められる技能が違います

また、より高いスコアを目指すTOEICと、合格を目指す英検では結果の基準も異なります。

そのため、TOEIC満点と英検1級の難易度を単純に比較することはできません

今回は、比較が難しいということを踏まえたうえでレベルを比較するとしたら、どちらの方が難しいのかを解説します。

英検1級の方が難易度は高い

TOEICと英検1級では、求められる技能が異なります。

TOEICで求められるのは、「聞く力」と「読む力」です。

一方英検では、「聞く力」と「読む力」に加えて「話す力」と「書く力」が求められます。

英検の方がTOEICよりも多くの技能を求められるため、そういった観点では英検1級の方が、より難易度が高いと言えるでしょう。

なお、TOEICにもTOEIC Speaking & Writing Testという、「話す力」と「書く力」を測るテストがあります。

より正確に言えば、TOEICとTOEIC Speaking & Writing Testどちらも満点を取ることが英検1級に匹敵するということです。

POINT

TOEIC満点の人よりもネイティブの方が英語力は高い

TOEIC満点の実力があればネイティブと対等に交渉できる

英検1級の方が求められる技能が多く難易度が高い

TOEICで満点を取ることのメリット

ここまで、TOEICで満点を取ることのすごさや難易度を紹介してきました。

それでは、TOEIC満点の難関を突破した場合のメリットには何があるのでしょうか。

満点を目指すモチベーションとして参考にしてください。

TOEIC専門講師になれる

TOEICで満点を取ることのメリットとしてまず挙げられるのは、TOEICの専門講師になれるということです。

TOEICは就職活動にも役立つため、TOEICで高いスコアを狙う学生や社会人は多いです。

したがってTOEIC専門講師には需要があります。

TOEIC満点者に教わりたい人は多い

TOEICの点数を伸ばしたいと思っている人は、TOEICで実績を残している人から英語を学びたいと考えています。

その際、最も人気を集めやすいのはTOEICで満点を取ったことがある人です。

TOEIC満点という肩書きがあれば講師として大きなアピールポイントになりますし、人気講師になれればTOEICの参考書の出版にも繋がります。

TOEICの専門講師は、自身が培ったTOEICの学習法や攻略法・英語の知識を生かしやすい職業なので、ぜひ選択肢に入れてみてください。

転職・就職に活かせる

転職や就職の際、TOEICのスコアを参考にする企業も多く存在します。

特に外資系企業やグローバルに展開する国内企業においてはTOEICの点数が重要視されます。

外資系企業では800点、国内の企業では730点ほどが採用の基準です。

TOEICで満点を取った人は、英語が理由で就職試験に落ちることはありません。

実行力や忍耐力の評価に繋がる

TOEICで満点を取る人は、TOEIC受験者のわずか0.3%です。

それほどの難関を突破するための努力は並大抵のものではありません。

TOEIC満点は、難易度の高い課題に挑戦し、成し遂げることができるという証明にもなります。

TOEICで満点を取れば、結果だけではなくそこに至るまでの過程が評価され、実行力や忍耐力が備わっていることをアピールすることができます。

POINT

TOEICで満点を取ればTOEIC専門講師になれる

TOEIC満点は就職・転職にも有利

難関を突破する実行力・忍耐力の評価にも繋がる

TOEICで満点を取る勉強法

それでは、実際にTOEICで満点を取るためにどのように勉強するべきでしょうか。

満点を取るために必要な条件や、満点を取るために必要な学習法を具体的に紹介します。

満点を目指すために必要な勉強時間なども解説していますので、参考にしてみてください。

TOEICのリスニングで満点を取るための勉強法

リスニングで満点を取るための条件

リスニングセクションは制限時間45分間・問題数は100問で495点満点です。

リスニングで出題される問題は、以下の4つのパートに分かれています。

  • 写真描写問題(6問)
  • 応答問題(25問)
  • 会話問題(39問)
  • 説明文問題(30問)

点数は5点刻みです。

495点を取るためには、100問中95問以上正解する必要があります。

リスニングで重要なのは、パート1、2での失点を最小限に留めることです。

満点を狙うのであれば、基本的な問題であるパート1、2は全問正解をするつもりで挑みましょう。

リスニングの勉強方法

リスニング対策として有効なのは、様々な国の英語をたくさん聞くことです。

TOEICのリスニングでは、日本の学校で学ぶアメリカ英語だけではなく、イギリスやオーストラリアの訛りがある問題も出題されます。

その対策として、毎日英語を聞き、様々な国の英語に耳を慣らすことがオススメです。

また、聞き流すだけでも効果ありますが、シャドーイングも併せて行うと効果的です。

シャドーイングはスピーキングを強化したい際に有効ですが、スピーキングを鍛えることで、英語話者がどのように英語を話しているかを知ることができます。

そして、発音できる音が増えれば、今まで聞き取れなかった細かい音を聞き取ることができるようになります。

より詳しいリスニングの勉強法は以下のコラムをお読みください。

TOEICのリーディングで満点を取るための勉強法

リーディングで満点を取るための条件

リーディングセクションは制限時間75分間で、リスニングと同じく問題数は100問で495点満点です。

リーディングは以下の3つのパートに分かれています。

  • 短文穴埋め問題(30問)
  • 長文穴埋め問題(16問)
  • 1つの文書(29問)/複数の文書(25問)

リスニングと同じく5点刻みで採点されます。

100問中95問以上正解すれば、満点を取れる可能性があります。

リーディングでは、パート7の長文読解での速読力が重要です。

リスニングと違って自分自身で時間配分をする必要があるので、75分以内に100問すべてを解けるように時間を調整しましょう。

リーディングの勉強方法

ここまで時間配分の重要性について繰り返しご説明してきましたが、具体的には文法問題を素早く解き、いかに多くの時間を長文読解に使えるかが重要です。

解答スピードを上げるには、時間を計測しながら多くの問題に取り組むことが大切です。

また、速読力を磨くことも並行して行うべきでしょう。

これも文法と同様に、1日1長文を目標に、過去問を繰り返し解くこと、さらに時間的余裕がある人は英字新聞や洋書にチャレンジしてみるとよいでしょう。

より詳しい勉強方法を知りたい方は以下のコラムをご覧ください。

現スコア別・満点までに必要な勉強時間

TOEIC満点を目指すためには、どのくらいの勉強時間が必要なのでしょうか。

現在のスコア別に、950点以上を目指す場合に必要な勉強時間をまとめました。

  • 現在のスコア550点:1,050時間
  • 現在のスコア650点:825時間
  • 現在のスコア750点:600時間
  • 現在のスコア850点:325時間

現在のスコアにより、必要な学習時間は大幅に変わります。

自分のスコアと見比べてみてください。

3ヶ月で900点を目指す場合の勉強時間は?

満点を取るために必要な学習時間の合計を見てもイメージしにくいので、3ヶ月で900点を目指す際に1日当たり何時間の勉強が必要になるのか紹介します。

  • 現在のスコア550点:1日当たり10~11時間
  • 現在のスコア650点:1日当たり8.5~9時間
  • 現在のスコア750点:1日当たり6.5~7時間
  • 現在のスコア850点:1日当たり3.5~4時間

現在のスコアが850点以上あれば、働きながらでも3ヶ月で900点突破を目指せそうです。

しかしそれ以外の場合では3ヶ月で900点以上を取るのは現実的ではありません。

現在のスコアが800点以下の場合、3ヶ月で慌てて勉強するのではなく、長いスパンで目標を立てるのがオススメです。

POINT

TOEICで満点を取るには200問中190問以上正解する必要がある

リスニングはミスをなくし、リーディングは解答スピードをあげるのが大切

英語をたくさん聞いたりシャドーイングをしたりするのがオススメ

TOEICで満点を取るためにおすすめのスクールを紹介

ここまでTOEICで満点を取るための勉強法を複数紹介してきましたが、一番の近道は、高い英語力を持ち、TOEICの出題傾向を熟知したプロ講師から指導を受けることです。

この章では、徹底したTOEIC対策を行ってくれるスクールをご紹介します。

トライ式英会話

トライ式英会話の基本情報
対象学年 幼児~大人
展開地域 全国にあるトライの教室(オンライン受講も可)
レッスン形態 マンツーマンレッスン

トライ式英会話のTOEIC対策

TOEICで満点を狙う人のほとんどは、既に高い英語力を保持しているものの、何か特定のスキルのみが足りていないために、あと一歩及ばない点数になっているはずです。

トライ式英会話では、最近の出題傾向や受講者の英語力を基に、オリジナルのカリキュラムを作成し、それに沿ったレッスンが実施されます。

レッスンはマンツーマンで行われるので、受講者の理解度に合わせて柔軟にレッスン内容や進捗スピードを変えることができます。

その結果、TOEICで満点を取るにあたって欠けているスキルに標準を絞り、確実に身に着けることができるでしょう。

レッスンはどこでも受講可能

TOEIC受験者のおよそ半分は大学生で、この記事をお読みの方の多くも大学生でしょう。

大学生は授業・アルバイト・就活など、毎日が忙しく、中々スクールに通う時間的余裕はないはずです。

トライ式英会話のレッスンは、全国各地にある「個別教室のトライ」の教室はもちろん、オンラインでも受講可能なので、自宅や大学のキャンパス、近くのカフェなどで受講する生徒も多くいます。

また、先述のように受講者一人ひとりにカリキュラムを作成してくれるので、その人の生活スタイルに合わせて授業日程を組んでくれます。

受講時間と場所を自分の好きなように決められるので、忙しい中でも継続して学べるでしょう。

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POINT

TOEIC対策ならトライ式英会話

オリジナルカリキュラムで弱点を徹底克服

自分の好きな時間・好きな場所でレッスンが受けられる

まとめ

TOEICの満点は990点で、全問正解しなくても満点を取れる可能性があります。

満点を取ることができるのはTOEIC受験者のわずか0.3%と言われており、難易度は非常に高いです。

TOEICで満点を取ることができれば、TOEICの専門講師になれたり就職に役立てることができたりします。

TOEICで満点を取るためには多くの勉強時間が必要なので、計画的にスコアを伸ばす目標を立てましょう。

たくさん英語を聞いて耳を英語に慣らし、何度も問題を解いてTOEICの問題傾向を把握することが大切です。

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【初心者でもわかる】この記事のまとめ

「TOEIC 満点」に関してよくある質問を集めました。

TOEICの満点は何点?

TOEICの満点は990点です。全問正解すれば満点というわけではなく、何問か間違えても満点を取れる可能性があります。どのくらいの問題数を正解すれば満点になるのか、記事の中で詳しく紹介しているのでチェックしてみてください。

TOEIC満点のメリットは?

TOEICで満点を取れるのは、TOEIC受験者の0.3%ほどと言われており非常に難易度が高いです。TOEIC満点を取ることにより、TOEICの専門講師になれたり就職や転職で有利になったりします。また、難易度の高い課題に取り組む実行力と、目標を達成する力の評価にも繋がります。

この記事を企画・執筆した人
-EnglishSearch編集部-
この記事は、EnglishSearchを運営している株式会社デジタルトレンズのEnglishSearch編集部が企画・執筆した記事です。
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