仕事をする中で「海外赴任が決まった」「外国の方とやり取りする機会ができた」と英語を使って自己紹介する機会に悩むあなたへ。
当記事では、ビジネスにおいて英語で自己紹介する際に活用できる英語の例文や、盛り込む内容について解説します。
また自己紹介は対面ではもちろん、メールで行うこともあるためメールでの自己紹介例文も紹介します。
事前に準備して、自信を持って自己紹介できるようにしましょう。
新しい会社、新しい部署、初めて行く場所において自己紹介は必須事項です。
特にビジネスの場面においては、自己紹介の仕方が、あなたの仕事に対する姿勢や人柄を判断する大きな材料となり得ます。
まず本項目では、ビジネスシーンでの自己紹介の重要性について、2つの観点から解説します。
自己紹介の意味合いを知ると、どんな紹介文を作成すればいいか理解が深まります。
自己紹介は英語・日本語問わず、あなたの第一印象を決定づける場です。
ここで重要なポイントは「話し始める前から、あなたの印象はおおよそ決まる」点です。
皆の前に立った瞬間から、あなたがどんな人かを周囲は探り始めます。
そのため、自己紹介の内容も重要ですが「身だしなみ」も気を抜かないように努めましょう。
自己紹介ではまず「身だしなみ」と触れましたが、実際にアメリカの心理学者メラビアンが「視覚情報から得る印象が55%」と示しています。
このことから、自己紹介の際は話の内容よりもまず、身だしなみや立ち振る舞いを大切にする重要性がわかります。
あなたと初めて関わる人のほとんどは、あなたの情報を持っていません。
そのため自己紹介の場で「こんな経歴の人なんだ」「好きなことは〇〇なのか」と知ることになります。
ですから、自己紹介の際は、今後業務上でコミュニケーションを取りやすくする工夫が必要です。
自己紹介の場で「以前はエンジニアとして5年間働いていました」「趣味はサッカーで、週末はアマチュアのチームで楽しんでいます。」など、相手が会話のタネにしやすい内容を盛り込むと良いでしょう。
自己紹介を聞いた人が「自分もサッカーが好きなんだ」と話しかけてくれたり、会話のきっかけとなりコミュニケーションがとりやすくなります。
自己紹介は第一印象を決定づける場
あなたが「どんな人か」を知ってもらえる
コミュニケーションをとるきっかけになる
ここからは、実際にビジネスシーンで活用できる自己紹介について紹介します。
特に挨拶の部分はすぐに使える例文を紹介しているので、実際に活用してみましょう。
また英語の自己紹介を練習する際の手順としては下記の手順がおすすめです。
挨拶のポイントは「明るく・元気に」です。
まずは一礼、そして「Hello everyone, my name is ・・・」と名前を続けます。
挨拶は第一声、さらに英語でのスピーチのためより緊張します。
しかし事前に練習していれば、不安を感じる必要はありません。
背筋を伸ばし、大きな声でゆっくりと、挨拶を済ませましょう。
「英語の挨拶ってどんなものがあるの?」と疑問を感じますよね。
以下はビジネスの場において適切な挨拶例文を紹介します。
冒頭で「あなたに会えて嬉しい」と伝えると、場の雰囲気が明るくなるほか、相手に対して敬意を伝えることもできます。
挨拶を済ませたら、自分の名前や所属を説明します。
例:「I’m Takashi Suzuki.I’ve just joined the team as an International Division.」
(私はスズタカシです。海外事業のチームに加わることになりました。)
参考までに、英語での主な所属も以下に紹介します。
挨拶と名前だけでは少し物足りないため、一言メッセージを必ず添えましょう。
内容は、仕事に対する意気込みや得意なこと、趣味等なんでも構いません。
相手に自分を知ってもらえるきっかけづくりを意識して、作成しましょう。
ただし、宗教に関することや血液型、お金にまつわる話題は自己紹介の場にふさわしくありません。
また初対面の場にもかかわらず、あまりにもプライベートに介入した内容(3年付き合っている彼女がいます等)は違和感があるため不適切です。
これら3つを避けて文章を作成しましょう。
挨拶は明るく大きな声で
「あなたに会えて嬉しい」と伝えると好印象
一言メッセージには「話のきっかけ」を盛り込む
これまでポイントごとに英語の自己紹介文を紹介しました。
本項目では、そのまま自己紹介に活用できる例文を紹介します。
名前や所属等を自分に適した単語に変えて、ぜひ使ってみてくださいね。
例文は対面での自己紹介と、メールやチャットで使える例文を解説します。
まずは対面での自己紹介を見ていきましょう。
対面の場合、内容も重要ですが、声の抑揚や目線、話すスピードにも注意していきます。
「Hello everyone, My name is Takashi Suzuki.Please call me Taka.
(皆さんこんにちは、私の名前はスズキタカシです。タカと呼んでください)I’ve just joined the team as a development department.
(この度、開発部門に所属することになりました)I used to work in the marketing department.
(以前はマーケティング部門に所属していました)I spend my days off watching movies or soccer.
(休日は映画を観たり、サッカーをして過ごしています)I’m really looking forward to working with everyone.
(皆さんと働けることをとても楽しみにしていますThank you.」
(ありがとうございます)
自己紹介は対面だけでなく、メールで行う機会もありますよね。
ここではメールで自己紹介する際に役立つ例文を1つ紹介します。
「Dear 〇〇,
(○○様)I am wring to you for the first time.
(はじめまして)This is Takashi Suzuki of AtoZ Company. I am in charge of sales department.
(私はAtoZ会社で営業担当のスズキタカシです)I am writing you to inform that I will be in charge of your company from May 1st.
(5月1日より貴社の担当になりましたので、お知らせしました)Please let me know anytime if there is anything I can help.
(何かありましたら、いつでもご連絡ください)Best regards,
(よろしくお願いいたします)Takashi Suzuki
AtoZ Company」
文面の場合、最後は結びの言葉を忘れずに。
対面の場合は話し方も重要
メールの場合は簡潔に
結びの言葉も忘れずに
最後に本項目では、英語で自己紹介する際に知っておきたいコツを紹介します。
自己紹介の目安時間や文字数、また日本人ならではの気をつけたいポイントを知って、スマートな自己紹介にしましょう。
英語の自己紹介の場合、先に文章を考えておくとまとまりのあるスピーチが可能です。
しかし「何文字くらいで考えれば良いんだろう」とボリュームに悩みますよね。
英語の自己紹介は「200文字から300文字」を目安に作成しましょう。
300文字程度が、1分から1分半のスピーチになります。
「本番では緊張して早口になりそう」という場合、もう少し長めの設定でも構いません。
日本人が外国の方に名前を伝えると、何度も聞き返されたり聞き取れないことがよく起こります。
また外国人にとって日本人の名前は発音しにくいこともあるため、自己紹介で名乗る際は愛称やファーストネームのみを伝えましょう。
例えば、しげるの場合は「Shige」たかゆきの場合は「Taka」など、呼び手にとって親切な呼び方を自己紹介で名乗りましょう。
自己紹介は1分を目安に
300文字程度の紹介文にしよう
名前は愛称やファーストネームのみ
今回は、ビジネスシーンで英語の自己紹介をする際に役立つ例文やポイントを紹介しました。
自己紹介はあなたを知ってもらう最初の場です。
そのため今後につながる内容や、明るい印象を持ってもらう必要があります。
自己紹介で話のきっかけを与えることができれば、業務上でのコミュニケーションもスムーズになります。
今回紹介したテクニックや例文を活用し、好印象の自己紹介作成を目指しましょう。
「ビジネス英語 自己 紹介」に関してよくある質問を集めました。
名前と所属(役職)・趣味や好きなもの・一言メッセージ(仕事への意気込み、どんなふうに仕事をしていきたいか)など、フランクな関係の職場の場合、趣味や休日の過ごし方など、上記のようなパーソナルなことを自己紹介に盛り込むと、同僚と親しくなるきっかけを作ることに役立ちます。詳しくはこちらをご覧ください。
自己紹介にかける時間の目安は、1分から1分半です。そのため、最後にひとことの箇所は20秒程度を想定すると良いでしょう。仕事への意気込みのほか「どんなふうに呼んでもらいたいか」等を盛り込むと、好印象かつ親しみやすい自己紹介になります。詳細はこちらをご覧ください。