TOEICスコア別のメリットや英語力を解説【TOEIC満点講師監修】
就活や単位のためにTOEICを勉強しているけれど、 「そもそもTOEICのメリットって何?」 「どのくらいのスコアを出せばメリットがある?」 このような疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回はTOEICのスコアごとのメリットをご紹介します。
TOEICは就活・大学の単位で役立ちますが、転職や海外赴任、世界へ飛び出す後押しにもなるのです。
英語の勉強が面白くないと感じている方でも、思わず勉強したくなるような大きなメリットが感じられるはずです。
TOEICを受験するメリットをしっかりと把握して、楽しく勉強を続けましょう!
- 【TOEIC満点講師監修】TOEICスコア別のメリットを紹介
- TOEICのデメリットを解説
- 【就活生必見】就活で有利になるTOEICスコアの目安を解説
■まとめ
- この記事はTOEIC満点の取得経験がある五十嵐金聖講師によって監修されています。
TOEICのスコア別のメリットを紹介
TOEICで高得点を記録すると様々なメリットがありますが、スコアによってそのメリットは異なってくるのです。
この章ではスコア別に、TOEICのメリットをご紹介していきたいと思います。
TOEIC 600点台のメリット
履歴書に書けるレベルの英語力
一般的な上場企業が社員に求めるTOEICスコアの平均点は600点です。
そのためTOEICで600点を獲得することができれば、履歴書の資格欄に記入してアピールすることができます。
TOEIC600点のレベルは、ある程度の英語はできるという段階なので、仕事でよく英語を使うという方は、このレベルを目指しましょう。
街で困った外国人を助けられる
TOEICで600点を取れるくらいのレベルであれば、英語で簡単な日常会話をすることができるレベルに達しています。
そのため街で、困った外国人を見かけても助けることができます。
英語を話せると、気軽に外国人と話せるので、非常に便利です。
TOEIC 700点台のメリット
外資系企業や大手企業にエントリー可能
一般的に、TOEICで720点以上のスコアを獲得すると、外資系企業や大手企業にエントリーすることができると言われています。
実際TOEICで高得点を取らなくてもエントリーすることはできますが、何か特別なスキルがないと通過する可能性は薄いでしょう。
また国際部門がある会社で活躍できるレベルが720点なので、グローバルな仕事をしたいという方はこの得点を目指すのがおすすめです。
ワーホリなどで海外へ進む勇気が出る
ワーホリなどで海外へ進む勇気が出るというのも、TOEIC700点台を獲得するメリットと言えます。
ワーホリなど海外で何らかの活動するためには、最低限度の英語を話せる必要があります。
自分の英会話能力に自信がないと、海外に出ることは怖く感じられるでしょう。
TOEICで700点台をとることができれば自分の英語力に対する自信にもつながるため、海外に出てみようという気持ちも高まりやすくなります。
「海外に憧れがあるけれど、今はまだ自信がない」という方は、まずTOEIC700点台を目指してみてはいかがでしょうか。
実用的な英語力を証明できる
TOEICで700点台を獲得できると、実用的な英語力を証明できるというメリットがあります。
TOEICの700点台は、日本人の平均点より高いので、一般的な人よりも、英語力があるとみなされます。
これからTOEICを受けようと考えている方は、700点台を目指してみましょう。
TOEIC 800点台のメリット
教員養成試験の加点や免除に使える
TOEICで800点台を獲得していれば、教員養成試験でも有利に働きます。
TOEICで800点台を獲得していると、試験の加点や免除などが行われるのです。
教員養成試験でTOEICの優遇が受けられるかどうかは、自治体によって異なっていますので、一度問い合わせていただくことをおすすめします。
昇進試験などで役立つ
TOEICで800点以上を獲得していると、昇進試験などで役に立ちます。
会社によってはTOEICで高得点を獲得していると、昇進試験で有利に働いたり、資格手当をもらえる場合があります。
一度就業規則などを見直してみると良いでしょう。
単位認定に使用できる
通っている大学によっても異なりますが、TOEICで800点台のスコアを獲得できれば、単位認定にも使用できます。
800点以上獲得していると、大学によっては8単位ももらえるところもあるのです。
単位認定制度は大学によって異なっていますので、まずは自分の所属大学の単位認定制度を再確認してみましょう。
TOEIC 900点台のメリット
転職する際に語学力で悩む必要がない
TOEICで900点台を獲得していると、転職の際に語学力で悩む必要がないというメリットがあります。
中途採用でTOEICのスコアが足切り点として設定されている場合もあります。
足切り点は高くても900点ほどですので、これくらいスコアを獲得していれば、問題はないでしょう。
海外出張・赴任の機会に恵まれる
TOEICのスコアを900点以上獲得していると、海外出張・赴任の機会に恵まれるというメリットがあります。
TOEICの900点台によって、あなたに「非常に英語ができる人」といったイメージがつく可能性が高いです。
社内で海外出張・赴任などの話が持ち上がった際に、あなたに白羽の矢が立つ可能性が高まります。
また海外出張・赴任をするのに必要な語学力を、TOEICのスコアで設定している会社もあります。
その際900点台を獲得していれば、まず落ちることはないでしょう。
自分の英語力に誇りを持てる
TOEICで900点台のスコアを獲得していると、自分の英語スキルに誇りを持てることでしょう。
高い英語力を持っていても、それを客観的に証明することができなければ、「英語上級者」と自負するのはなかなか難しいです。
しかしTOEICは自分の英語力がデータとして確認できるので、客観的に自分の英語力を測ることができます。
900点台を獲得していれば、かなり自信に繋がることでしょう。
TOEICの獲得スコアによってメリットが異なる
スコアが高いことで、自分の英語力に自信や誇りを持つことができる
就職や昇進、海外赴任などの際にも役立つ
TOEICのデメリットや問題点
TOEICを受けることによって、様々なメリットがあります。
一方で、TOEICの勉強を進めると、デメリットもあるということに気がつくでしょう。
TOEICのデメリット
ここではTOEICのデメリットや問題点について解説していきます。
問題を解くだけでは英会話スキルが伸びない
TOEICのデメリットとして、問題を解くだけでは英会話スキルが伸びないという点が挙げられます。
基本的にTOEICはリーディング・リスニングセッションに分かれているのですが、スピーキングセッションはありません。
TOEICでは700点程度取れれば、日常会話ができるレベルに達していると言われています。
しかし、TOEICで800点以上取っている人にも、英会話が一切できない人も存在しています。
英会話スキルを伸ばしたい場合は、TOEICの勉強だけでなく、実践的な英会話でアウトプットしていく必要があるのです。
TOEICの勉強だけでは学べない表現がある
TOEICの勉強だけでは学べない表現があるというのも、TOEICのデメリットだと言えます。
TOEICで出題される内容は、基本的にビジネス英会話となっています。
そのため日常的な英会話ができるようになりたいと思っている人は、TOEICの勉強をしても期待している効果は見られないでしょう。
上述したようなメリット以外を求めてTOEICを学ぶ際は、TOEICの対策に加えて、自分に必要となるスキルや英語表現を主体的に学ぶ必要があります。
TOEICの学習だけでは学べない表現がある
日常会話を学びたいなら実践的な英会話の学習も必要
TOEIC高得点取得者の中にもスピーキングが苦手な人もいる
TOEICは何点から就活で有利になる?
TOEICは自分の英語力を証明するために使用することもできますが、点数によっては、就活で有利になる可能性もあります。
この章ではTOEICは何点から就活で役立つのかという点について解説していきます。
大手企業・外資企業で働きたいと考えている学生は是非参考にしてみてください。
各企業が求めるTOEICの点数
一般企業は600点からが多い
一般企業はTOEICのスコアを600点からが基準点になることが非常に多いです。
金融を中心に様々な事業を展開している大手企業・オリックス株式会社は、「入社前までに、650点を目標に学習せよ」と述べています。
また旅行事業を展開しているJTBでは、募集要項に「TOEICスコア750点以上」という記載があります。
このようにTOEICのスコアを基準に、応募者を選考している企業も多いのです。
就活を有利に進めたいと考えている人は、まず600点を目標に学習してみてください。
外資系企業は730~900点と高め
世界で活躍する機会の多い外資系企業は、一般企業に比べてTOEICのスコアが高めに設定されています。
一般企業が求めるレベルが600点だったのに対して、外資系企業は730〜900点に設定されている場合が多いです。
自動車大手メーカーの日産自動車では、「就活時に730点程度のスコアを期待する」としています。
また化粧品の大手外資系企業・ユニリーバジャパンでは、応募資格としてTOEICスコア730点を課しています。
やはり、英語を使う機会が一般企業に比べて多いので、高い英語力が求められる傾向があります。
外資系企業で働きたいと考えている方は、書類選考も通過するためにも、730〜900点を目指しましょう。
TOEICのスコアが高いと就活を有利に進められる
一般企業は最低600点、外資系企業は最低730点程度が目安
TOEICのスコアが足切り点になっている場合も
まとめ
今回はTOEICのメリットとデメリット・問題点を解説してきました。
TOEICは獲得する得点によって、メリットの内容が異なり、基本的には高得点であればあるほど、大きなメリットをがあります。
履歴書に書ける点数は600点からといわれているため、初心者の方や300点や500点台の方は、まず600点を目標にして学習を進めていきましょう。
しかし一方で、英会話能力が伸びるとは限らない、学べない表現があるなどのデメリットもあります。
TOEIC L&Wばかり受験している方は、スピーキングのテストを受けてみたり、時間の融通が利き相場も安いオンライン英会話などを利用することもおすすめです。
就活や昇進試験など、今後のキャリアを有利に進めたいと思っている方は、受験の検討をしてみてください。
【初心者でもわかる】この記事のまとめ
「TOEIC メリット」に関してよくある質問を集めました。
TOEICを受けるとどのようなメリットがある?
TOEICを受けるメリットは、スコアによって異なります。TOEICのスコア別のメリットを紹介ぜひ参考にしてみてください。
TOEICを受けると就活で有利になる?
TOEICで就活を有利に進めるには、最低でも600点以上のスコアを獲得している必要があります。詳しくはこちらを参考にしてみてください
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