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更新日 2025.6.2

英文法の比較級とは?最上級や最大級などを例文とともにわかりやすく解説

今回は、英語の比較級・最上級について紹介します。

この単元は、英語学習の中でも重要な単元の1つで、複雑な内容を含むものでもあるので、苦手な方も多い分野といえます。

そこで、この記事では、英語の比較級・最上級・原級について簡単におさらいし、基本的な比較級・最上級の使い方や、具体的な使い方を紹介します。

例文を用いて説明しているので、具体的なイメージをもって理解することができるはずです。

さらに、比較級を使った特別表現といった応用的な内容についても触れているので、この記事を読むことで、比較級・最上級についてある程度の理解を深めることができるでしょう。

また、記事の最後には、英語学習におすすめの英語塾についても少し紹介しているので、興味のある方はぜひご覧になってみてください。

この記事のポイント
  • 英文法の比較級とは?
  • 英文法の比較級と最上級の違いを解説
  • 【例文付き】比較級と最大級の使い方を解説

英語の比較級・最上級・原級とは?

「比較級」とは?

「比較級」とは、「A は B よりも大きい」「A は B よりも速く走ることが出来る」などのように、2つ以上のものを比べるときに使用する形をいいます。

例文として、以下の2文で考えてみましょう。

「比較級」を用いた例文

"A is bigger than B."
→AはBよりも大きい

"A can run faster than B."
→AはBよりも速く走ることが出来る

上の英文を日本語に訳すと、

「A は B よりも大きい」「A は B よりも速く走ることが出来る」となります。

「比較級」は、上の文章でいう「bigger」と「faster」の部分です。

「bigger」は「big」の、「faster」は「fast」の比較級です。

このように、比較級は、形容詞や副詞の形を変えて使います。

これを、形容詞・副詞の「比較級」と呼びます。

「最上級」とは?

「最上級」は、「A が1番大きい国だ」「B が一番速く走る」など、いくつかのものの中で「一番のもの」を伝えるときに使う形をいいます。

ここでも、例文を用いて考えてみましょう。

「最上級」を用いた例文

"A is the largest country all over the world."
→Aが1番大きい国だ。

"B is the fastest runner in the class."
→Bが一番速く走る。

この2文を日本語で書き換えると、「A が1番大きい国だ」「B が一番速く走る」となります。

「最上級」は、上の文章でいう「largest」と「fastest」の部分です。

「largest」は「large」の、「fastest」は「fast」の最上級です。

このように、最上級は、主に形容詞の形を変えて使います。

これを、形容詞の「最上級」と呼びます。

「原級」とは?

「原級」とは、「A は B と同じくらい大きい」「A は B と同じくらい速く走ることが出来る」などのように、2つのものが同じくらいであることを言いたいときに使用する形をいいます。

ここで、以下の2つの文章を英語で書いてみます。

「原級(同格)」を用いた例文

"A is as big as B."
→AはBと同じくらい大きい。

"A can run as fast as B"
→AはBと同じくらい速く走ることが出来る。

この2文を日本語で書き換えると、「A は Bと同じくらい大きい」「A は B と同じくらい速く走ることが出来る」となります。

「原級」は、上の文章でいう「big」と「fast」の部分です。

このように、原級は、形容詞や副詞の形を変えずに使います。

これを、形容詞・副詞の「原級」と呼びます。

POINT

形容詞・副詞の基本形が「原級」

2つ以上のものを比べるときは「比較級」

いくつかの中で1番のものを言いたいときは「最上級」

英語の比較級|英文の作り方

【基本】形容詞・副詞に「-er」をつける

何かと何かを比べて「AはBよりも~である」と表現するときは、「~」の単語(形容詞または副詞)の語尾に「-er」を付けることで、比較級を作ります。

また、「-er」を付けるのは、3音節未満の場合で、3音節以上の形容詞や副詞については、「more」を単語の前に付けることで、比較級を作ります。

3音節以上の単語とは、1つの単語内に「a・i・u・e・o」が3つ以上含まれている単語のことを言います。

さらに、これらの他に、「good」や「bad」の場合は、比較級が「better」「worse」などのようになります。

「-er」や「more」をつけるなどの、規則的な変化とは異なるので、単語ごとに変化を暗記する必要があります。

比較級の作り方は、以下の例文を見て確認しておきましょう。

"I have two younger sisters."
→私には2人の妹がいる。

"He will be more careful."
→彼はもっと気をつけるようにするだろう。

"He can play the guitar better than I."
→彼は私よりもギターを上手に弾くことができる。

上の例文の意味はそれぞれ、「私には2人の妹がいる」「彼はもっと気をつけるようにするだろう」「彼は私よりもギターを上手に弾くことができる」となります。

比較級の例文|「-er」を付ける

比較級を使った例文を以下に紹介します。

英文を見て、比較級の作り方について確認してみてください。

比較級「-er」を用いた例文

"Mike is taller than his father."
→マイクは彼の父より背が高い

"I got up earlier than her."
→私は彼女より早く起きた。

"You are a better singer than me."
→あなたは私よりも良い歌手だ。

上記の英文はそれぞれ、「マイクは彼の父より背が高い」「私は彼女より早く起きた」「あなたは私よりも良い歌手だ」という意味になります。

「taller」は「tall」の、「earlier」は「early」の、「better」は「good」の比較級です。

「taller」と「better」は名詞を修飾しているので形容詞、「earlier」は動詞を修飾しているので副詞であるといえます。

また、比較級は、3つ目の例文のように、英文の前に付けることによって名詞を修飾することもできる点を覚えておきましょう。

そして、「…よりも」という場合には、「than…」を用いることを忘れないようにしてください。

比較級の疑問文の例|「-er」を付ける

2つ以上のものを比べて、「どちらがより~ですか」という疑問文を作るときには、「どちら」という意味の疑問詞を使います。

比べる対象が「物」の場合は「which」「人」の場合は「who」という疑問詞を使い、文末に「A or B?」を付け加えることで、疑問文を作ることができます。

比較級の疑問文の例文

"Which is higher, Mt.Fuji or Mt.Everest?"
→富士山とエベレスト、どちらが高いですか。

"Is Mt.Fuji higher than Mt.Everest?"
→富士山はエベレストよりも高いですか。

"Mt.Fuji isn’t higher than Mt.Everest."
→富士山はエベレストより高くない。

上記の例文の意味は、「富士山とエベレスト、どちらが高いですか」「富士山はエベレストよりも高いですか」「富士山はエベレストより高くない」となります。

この英文では、富士山とエベレストという「物」を比べているので、疑問詞は「which」を使用しています。

疑問詞の使い方や疑問文の作り方については、別途復習しておくことをおすすめします。

POINT

形容詞・副詞の比較級は「-er」を付けるのが基本

「more」を付ける単語と不規則な変化をする単語もあるので注意

疑問文の場合は疑問詞をつけることを忘れずに

英語の最上級|英文の作り方

【基本】形容詞・副詞に「-est」をつける

3つ以上のものを比べて「Aは○○の中で最も~である」と表現するときは、「~」の単語(形容詞または副詞)の語尾に「-est」を付けることで、最上級を作ります。

また、「-est」を付けるのは、3音節未満の場合で、3音節以上の形容詞や副詞については、「most」を単語の前に付けることで、最上級を作ります。

3音節以上の単語とは、1つの単語内に「a・i・u・e・o」が3つ以上含まれている単語のことを言います。

さらに、これらの他に、「good」や「bad」の場合は、最上級が「best」「worst」などのようになります。

「-est」や「most」をつけるなどの、規則的な変化とは異なるので、単語ごとに変化を暗記する必要があります。

次に、以下の例文を見て、最上級の作り方を確認していきます。

"Mt.Fuji is the highest mountain in Japan."
→富士山は日本で一番高い山だ。

"This beer is the tastiest that I have ever drunk."
→このビールは私が今まで飲んだものの中で一番おいしい。

"The best season is early summer in London."
→ロンドンで一番よい季節は初夏だ。

上の例文の意味はそれぞれ、「富士山は日本で一番高い山だ」「このビールは私が今まで飲んだものの中で一番おいしい」「ロンドンで一番よい季節は初夏だ」となります。

最上級の例文|「-est」を付ける

最上級を使った例文を以下に紹介します。

英文を見て、最上級の作り方について確認してみてください。

最上級「-est」を用いた例文

"She can run fastest in her class."
→彼女はクラスの中で一番速く走ることができる。

"Tom is the youngest of the four."
→トムはその4人の中で一番若い。

"This is the oldest castle in France."
→これはフランスで一番古いお城だ。

上記の英文はそれぞれ、「彼女はクラスの中で一番速く走ることができる」「トムはその4人の中で一番若い」「これはフランスで一番古いお城だ」という意味になります。

「fastest」は「fast」の、「youngest」は「young」の、「oldest」は「old」の最上級です。

「youngest」と「oldest」は名詞を修飾しているので形容詞、「fastest」は動詞を修飾しているので副詞であるといえます。

また、最上級は、3つ目の例文のように、英文の前に付けることによって名詞を修飾することもできる点を覚えておきましょう。

最上級の範囲を表す表現|「of~」と「in~」

形容詞または副詞の最上級を用いる文章において、「~の中で」を表すときは、「of~」と「in~」のいずれかを使います。

期間や複数の人やものの中で最上級を使う場合は「of~」を、ある場所や範囲の中で最上級を使う場合は「in~」を使います。

この使い分けは非常に難しいので、具体的な英文を見て理解を深めましょう。

「of~」と「in~」を用いた例文

"Today is the happiest day of my life."
→今日は人生で一番幸せな日だ。

"Kate is the youngest of us all."
→ケイトは私たち全員の中で一番若い。

"Mt.Everest is the highest mountain in the world."
→エベレストは世界で一番高い山だ。

上記の英文の意味は、「今日は人生で一番幸せな日だ」「ケイトは私たち全員の中で一番若い」「エベレストは世界で一番高い山だ」となります。

「life」は期間を、「us」は複数の人を表すため、このような場合は「of~」を使います。

また、「world」は特定の範囲を表すため、このような場合には「in~」を使います。

なお、最上級を使った英文については、必ず「in~」や「of~」を付けなければならないわけではありません。

最上級を使う際に範囲を指定したい場合に使うことを忘れないようにしましょう。

最上級の疑問文の例|「-est」を付ける

3つ以上のものを比べて、「どれ/何が一番~ですか」「誰が一番~ですか」という疑問文を作るときには、「どれ」「何」「誰」という意味の疑問詞を使います。

比べる対象が「物」の場合は「which」または「what」、「人」の場合は「who」という疑問詞を使うことで、疑問文を作ることができます。

最上級の疑問文の例文

"Which is the fastest animal on earth ?"
→地球上で一番速い動物はどれですか。

"Is the elephant the fastest animal on earth ?"
→ゾウは地球上で一番速い動物ですか。

"The elephant isn’t the fastest animal on earth."
→ゾウは地球上で一番速い動物ではない。

上記の例文の意味は、「地球上で一番速い動物はどれですか」「ゾウは地球上で一番速い動物ですか」「ゾウは地球上で一番速い動物ではない」となります。

この英文では、動物という「物」を比べているので、疑問詞は「which」を使用しています。

また、「地球上で」という表現をする場合は特殊で、「of~」や「in~」を使わず、「on earth」となる点に注意しましょう。

疑問詞の使い方や疑問文の作り方については、別途復習しておきましょう。

POINT

形容詞・副詞の最上級は「-est」を付けるのが基本

「most」を付ける単語と不規則な変化をする単語もあるので注意

「of」か「in」かの使い分けは慎重に

英語の比較級と最上級|「more」と「most」の使い分け

mostとmoreの違い

形容詞・副詞の中には、比較級や最上級を作るときに「more」と「most」を付けるものがあります。

この場合、「-er」と「-est」は使わない点に注意してください。

この「more」と「most」の使い分けは、比較級か最上級かによって分けられます

比較級を作りたいときは「more」を、最上級を作りたいときは「most」を単語の前に付けます。

例えば、「famous」(有名な)という単語の比較級を作るときは「more famous」、最上級を作るときには「most famous」となります。

「popular」(人気な)という単語の比較級・最上級についても、「more popuar」・「most popular」という形になります。

「famouser」や「famousest」という形にはならないことを覚えておきましょう。

また、最上級を使うときは、「most」の前に「the」を付けることを忘れないようにしてください。

このように見てみると、比較級・最上級の作り方は、「-er」・「-est」を単語の後に付ける場合と、「more」・「most」を単語の前に付ける場合があることが分かります。

この作り方の使い分けはどのようにして行うのでしょうか。

この点については、以下で紹介します。

「more」と「most」を使う形容詞・副詞を紹介

「more」と「most」を使って比較級と最上級を作る形容詞・副詞は、3音節以上の単語です。

音節とは、「a・i・u・e・o」という母音の数を指します。

3音節以上の単語とは、1つの単語内に「a・i・u・e・o」が3つ以上含まれている単語のことを言います。

例えば、「popular」は「pop・u・lar」、「famous」は「fa・mous」と母音で分けることができるので、「popular」は3音節の単語、「famous」は3音節の単語ということになります。

以下では、「more」「most」を使って比較級と最上級を作る形容詞・副詞について、重要なものをいくつか紹介します。

  • 「im・por・tant」(大切な)
  • 「dif・fi・cult」(難しい)
  • 「use・ful」(便利な)
  • 「beau・ti・ful」(美しい)
  • 「in・ter・est・ing」(興味深い)
  • 「ex・pen・sive」(高価な)
  • 「se・ri・ous」(まじめな)
  • 「com・fort・a・ble」(くつろいだ)
  • 「of・ten」(しばしば)
  • 「slow・ly」(ゆっくりと)
  • 「quick・ly」(素早く)
  • 「eas・i・ly」(簡単に)
  • 「se・ri・ous・ly」(まじめに)
  • 「dif・fer・ent」(異なる)
  • 「dan・ger・ous」(危険な)

 

POINT

「more」は比較級、「most」は最上級に使う

「more」と「most」を付ける単語は3音節以上の単語

主な単語については暗記することがおすすめ

英語の原級(同格)|「as 〜 as …」を使った表現

【基本】「…と同じくらい~」を表現する

2つのものについて、「Aは…と同じくらい~である」と表現するときは、「as ~ as …」の形を使います。

また、「as ~ as …」の形を使うことで、「…と比べて何倍~である」という表現をすることもできます。

単語の形は「原級」なので、基本形のまま使用します。

比較級や最上級のように、単語の前と後に何かつける必要はありません。

比較級と最上級の場合と少し異なるのは、否定文の訳し方です。

「not as ~ as …」は、「…ほど~ではない」と訳します。

比較級や最上級の場合は「…よりも~でない」「一番~でない」というふうに、「…よりも~である」「一番~である」を素直に否定することで十分でしたが、原級の場合は少し工夫が必要になります。

次に、以下の例文を見て、「…と同じくらい~である」と表現するときの「as ~ as …」の形を確認していきましょう。

「…と同じくらい~」を表現する例文

"My cat is as big as your dog."
→私の猫はあなたの犬と同じくらい大きい。/p>

"This novel is as interesting as that one."
→この小説はあの小説と同じくらい面白い。

"He is not as tall as me."
→彼は私ほど背が高くない。

上の例文の意味はそれぞれ、「私の猫はあなたの犬と同じくらい大きい」「この小説はあの小説と同じくらい面白い」「彼は私ほど背が高くない」となります。

否定文の場合は、「…ほど~でない」というふうに訳します。

このように、肯定文と否定文で訳し方に少し違いがあるので、その点を意識して演習するようにすると効果的です。

「…と比べて何倍~」を表現する

2つのものを比べて、「…と比べて何倍~である」という表現をするときも、「as ~ as …」の形を使います。

この場合も、単語の形は「原級」なので、基本形のまま使用します。

比較級や最上級のように、単語の前と後に何かつける必要はありません。

「…と同じくらい~である」という表現との違いは、「何倍」という数字表現を入れる必要がある点です。

「2倍」と言いたいときは「twice」、「3倍」であれば「three times」、それ以上の場合は「数字+times」で表現することができます。

また、「半分」と言いたいときは、「half」を使います。

このような数字表現を「as ~ as …」の前に付けることで、「何倍~である」という表現を作ることができます。

次に、以下の例文を見て、「…と比べて何倍~である」と表現するときの「as ~ as …」の形を確認していきましょう。

「…と比べて何倍~」を表現する例文

"Your house is twice as big as my house."
→あなたの家は私の家と比べて2倍大きい。

"My bag is ten times as heavy as yours."
→私のカバンはあなたのカバンと比べて10倍重い。

"My bed is half as large as yours."
→私のベッドはあなたのベッドと比べて半分の大きさだ。

上の例文の意味はそれぞれ、「あなたの家は私の家と比べて2倍大きい」「私のカバンはあなたのカバンと比べて10倍重い」「私のベッドはあなたのベッドと比べて半分の大きさだ」となります。

「○○倍」という数字表現についても、確認しておきましょう。

POINT

形容詞・副詞の原級は基本形のまま

「as ~ as …」は「…と同じくらい~である」という表現が基本

「…と比べて何倍~である」という表現もできる

英語の比較級|応用的な使い方を解説

than以下で完全文

まず、比較級を使う場合は、「...よりも~である」というために、「than」を使います。

"I can run faster than her."
→私は彼女よりも速く走ることが出来る。

"It's easier to take a taxi than to take the bus."
→バスに乗るよりもタクシーに乗るほうが楽だ。

というふうに「than」を使います。

それぞれの意味は、「私は彼女よりも速く走ることが出来る」「バスに乗るよりもタクシーに乗るほうが楽だ」となります。

このように、「than」の後には、比較の対象を持ってきます。

その際、比較の対象が「彼」や「彼女」といった人称代名詞の場合は、主格ではなく目的格を使うことが多いです。

また、2つ目の例文のように、「than」の後は1つの単語が来る場合だけではありません。

「than」の後には比較の対象が来るので、2つ目の例文においては、「to take a taxi」と「to take the bus」を比べているので、「than」の後には「to take the bus」を付けます。

「than」はあくまで比較の対象を示すための単語であることを覚えておきましょう。

「more than 〜」と「less than 〜」の表現

「〜より少ない」ということを表したい場合、「less than 〜」を使います。

逆に、「〜より多い」ということを表したい場合、「more than 〜」(〜より多い)を使います。

「more than 〜」と「less than 〜」の表現を用いた例文

"This jacket cost less than 10 dollars."
→このジャケットは10ドルより安い。

"There is more traffic than yesterday."
→昨日よりも交通量が多い。

上の例文の意味は、「このジャケットは10ドルより安い」「昨日よりも交通量が多い」となります。

「There is~」構文も、重要な英文法なので、この機会に確認しておきましょう。

「less」は「little」(少ない)の比較級、「more」は「much」(多い)の比較級なので、元々の単語の意味と結びつけて覚えるとよいでしょう。

また、この表現は、2つのものを比べるというわけではないので、「more」と「than」、「less」と「than」の間には何も単語は入らない点に注意する必要があります。

通常の比較級の例文と見比べて、しっかり区別して覚えましょう。

「any」+「比較級」

「少しは〜」「少しも〜」ということを表したい場合、「any」+「比較級」を使います。

 

"I can’t stay here any longer."
→私はこれ以上少しも長くここにいることができない。

"Do you feel any better?"
→少しは気分が良くなった?

上の例文の意味は、「私はこれ以上少しも長くここにいることができない」「少しは気分が良くなった?」となります。

「any」は「some」(いくつかの~)の否定文や疑問文で使う単語です。

そのため、「any」+「比較級」を使うことができるのは、否定文と疑問文のときに限られます。

上の例文で、比較級にあたる部分は、「longer」と「better」です。

「longer」は「long」の、「better」は「good」の比較級です。

「good」は比較級と最上級が不規則変化をする単語の一例ですので、しっかり覚えておきましょう。

「no」+「比較級」

「同じ程度にしか〜でない」ということを表したい場合、「no」+「比較級」を使います。

「no」+「比較級」を用いた例文

"You are no taller than me."
→あなたは私と同じくらいの背の高さしかない。

"A BMW is no more expensive than a Mercedes."
→BMWはメルセデスと同じくらい高価だ。

上の例文の意味は、「あなたは私と同じくらいの背の高さしかない」「BMWはメルセデスと同じくらい高価だ」となります。

上の例文で、比較級にあたる部分は、「taller」と「more expensive」です。

「taller」は「tall」の、「more expensive」は「expensive」の比較級です。

「no」+「比較級」は、直訳すると、「...よりも~でない」という意味になるので、それを少し言い換えると「同じ程度にしか〜でない」という形になります。

このようにして覚えると、スムーズにマスターすることが出来るでしょう。

「比較級 and 比較級」

「ますます〜である」ということを表したい場合、「比較級 and 比較級」を使います。

「比較級 and 比較級」を用いた例文

"Your English is getting better and better."
→あなたの英語はますます良くなっている。

"Safety is becoming more and more expensive in Japan."
→日本では安全がますます高価になっている。

上の例文の意味は、「あなたの英語はますます良くなっている」「日本では安全がますます高価になっている」となります。

上の例文で、比較級にあたる部分は、「better」と「more expensive」です。

先ほども述べた通りですが、「better」は「good」の、「more expensive」は「expensive」の比較級です。

比較級の中でも、「more」を単語の前につけることで比較級を作る単語は、「more」の部分のみを繰り返します。

その他の比較級は、そのままの比較級を繰り返します。

「the 比較級, the 比較級」

「〜すればするほど、ますます...である」ということを表したい場合、「the 比較級, the 比較級」を使います。

「the 比較級, the 比較級」を用いた例文

"The more expensive the car, the better the safety."
→車が高価になればなるほど、ますます安全性は良くなる。

"The younger you are, the faster you can learn."
→あなたが若ければ若いほど、ますます速く学ぶことができる。

上の例文の意味は、「車が高価になればなるほど、ますます安全性は良くなる」「あなたが若ければ若いほど、ますます速く学ぶことができる」となります。

上の例文で、比較級にあたる部分は、「more expensive」と「better」、「younger」と「faster」です。

「better」は「good」の、「more expensive」は「expensive」の比較級です。

また、「younger」は「young」の、「faster」は「fast」の比較級です。

比較級の前に「the」を付けることを忘れないようにしましょう。

POINT

比較級は様々な表現をすることができる

否定文や疑問文でしか使えない表現に注意

比較級の形はしっかりと覚えておくこと

受験対策におすすめの英語塾を紹介

「トリプレットイングリッシュスクール」

トリプレットイングリッシュスクールの基本情報
対象 小学5年生~高校3年生
授業形式 少人数個別指導
オンライン対応 なし
校舎情報 東京都・神奈川県・千葉県・大阪府・兵庫県・京都府
特徴 積み上げ式で充実した指導

中1英語の基礎からしっかりと学習する

トリプレットイングリッシュスクールは、中学1年生で習う英語の基礎から徐々にレベルを上げていき、大学受験レベルの内容までを学習します。

英語の学習は、中学1年生で習得した知識をもとに中学2年生、3年生の学習へと進んでいきます。

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そこで、トリプレットイングリッシュスクールでは、中学1年生でマスターすべき英語を徹底的に理解できるまで行います。

途中から入塾した生徒も、実力に応じては、中学1年生の英語の総復習から行います。

このようにして、基礎を確実に固めることで、その後の学習内容が難しくなっても、比較的スムーズに理解できる状態にしていきます。

一人ひとりに合った学習を提供

トリプレットイングリッシュスクールでは、生徒一人ひとりに合った学習プログラムを提供しています。

入塾時のお試しレッスンの際に、現状の学力を細かく分析し、得意とする分野や苦手とする分野、間違いの傾向までを把握します。

その結果を踏まえて、生徒にぴったりなオリジナルの学習プログラムを提案します。

得意な分野はそのまま伸ばし、苦手な分野を集中的に学習するような内容を生徒と一緒に考えます。

そして、指導は少人数制の個別指導なので、周りの生徒の学習内容を気にすることなく自分の学習に集中して取り組むことができます。

生徒の持つ弱点をピンポイントにつぶしていくので、効率よく成績UPを実現することができ、受験に必要な英語力をきちんと身につけることができます。

生徒はその学習プログラムをこなすことによって、自然と苦手を克服することができるはずです。

「トリプレットイングリッシュスクール」の料金・費用

料金表(関東エリア)
週あたり授業時間数 自立学習コース(定員8名) 徹底指導コース(定員6名)
週12時間 59,400円(税込) 85,800円(税込)
週10時間 53,350円(税込) 74,800円(税込)
週8時間 47,300円(税込) 63,800円(税込)
週6時間 41,250円(税込) 52,800円(税込)
週4時間 35,200円(税込) 41,800円(税込)

料金表(関西エリア)
週あたり授業時間数 自立学習コース(定員8名) 徹底指導コース(定員6名)
週12時間 57,200円(税込) 82,500円(税込)
週10時間 51,150円(税込) 71,500円(税込)
週8時間 45,100円(税込) 60,500円(税込)
週6時間 39,050円(税込) 49,500円(税込)
週4時間 33,000円(税込) 38,500円(税込)

トリプレットイングリッシュスクールの料金・費用(税込)は、上記の表のようになっています。

コースは、自立学習コースと徹底指導コースの2種類があり、自立学習コースが定員8名のクラス、徹底指導コースが定員6名のクラスとなっています。

料金は、通塾回数とコースによって異なり、通塾回数は週2回から週6回までに分かれています。

なお、上記の料金に加えて、入塾金33,000円が必要です。

POINT

中学1年生の学習から徹底的に指導

一人ひとりに適切な学習プログラムを提案

料金は受講回数やコースによって異なる

まとめ

今回は、英語の比較級・最上級について紹介しました。

比較級と最上級の作り方は、「-er」/「-est」を付けるパターン、「more」/「most」を付けるパターン、不規則に変化するパターンの3つに大きく分けることができます。

また、比較級を使った特別な表現はいくつか有名なものがあり、暗記しておく必要があります。

最上級については、範囲を指定する際に使う「in」と「of」の使い分けを演習を通じて理解しておくことが大切です。

高校受験や大学受験でも出題されるものばかりなので、使い方と意味を正確に理解しておきましょう。

さらに、記事の最後には、英語学習におすすめの塾を紹介しました。

英語学習は基礎が最も大切なので、しっかりとした基礎を固めるためにも塾を利用するのは1つの有効な方法かもしれません。

比較級と最上級は、英語学習の中でも重要な単元の1つなので、しっかりと1度復習しておきましょう。

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【初心者でもわかる】この記事のまとめ

「英語の比較級・最上級・原級」に関してよくある質問を集めました。

英語の比較級とは?

英語の比較級とは、「AはBよりも~である」という表現をするときに使います。「-er」を単語の基本形の後ろに付けたり、「more」を前に付けたりすることで作ることができます。比較級は、特別表現にも用いられることがあるので、意味も含め形をしっかりと覚えておきましょう。

英語の最上級とは?

英語の最上級は、「Aは一番~である」という表現をするときに使います。「-est」を単語の基本形の後ろに付けたり、「most」を前に付けたりすることで作ることができます。最上級を使う場合で、「…の中で」という範囲を指定する必要があるときは、「in…」や「of…」を使います。この使い分けは難しいので、演習を通じて理解を深めることが大切です。

この記事を企画・執筆した人
-EnglishSearch編集部-
この記事は、EnglishSearchを運営している株式会社デジタルトレンズのEnglishSearch編集部が企画・執筆した記事です。
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