英語には仮定法がありますが、実際にどのような意味であるか分からないままの状態だと困ることになります。
この記事では仮定法の特徴や表現の仕方、種類などを解説し、最後に英会話での学び方も紹介します。
このため、仮定法について曖昧で困っている場合はこの記事を参考に、正確な情報をインプットするようにしてください。
また、仮定法といえば使用頻度が高いですが英語学習で悩む方法ですが、この記事を参考にして正確に覚えるとうまく表現できると思います。
■まとめ
仮定法は「もし~なら、……なのに」「もし~だったら、……だったのに」というように、事実に反することや実現できない可能性が高いこと表現する方法です。
日本語で言う「たられば」に似たようなものと解釈すると分かりやすいでしょう。
上記の例文からも分かる通り、仮定法を含む文章には、様々な時制が出てきており、これが仮定法に苦手意識を持つ方が多い最大の理由です。
このように異なる時制が出てくるのは、仮定法が現実にはありえないことを表現するためにあえて時間軸をずらしているからです。
そしてこの「ひとつ前に時制にずらして表現する」ということが仮定法の公式になります。
そんな仮定法には大きく4つの種類があります。
それぞれの意味や用法は後ほど詳しく解説します。
「仮定法はifを使う文章」だと認識している方も多いでしょうが、そのような考えには注意が必要です。
実は以下のように、事実を述べる「直説法」でもifを使用する場合があるのです。
直説法と仮定法の最大の違いは、動詞の時制にあります。
直説法は、述べている現象や行動と同じ時制で表現する一方、仮定法はその事象のより一つ後に時制をずらして表現します。
また、直説法は、if節の条件が整えば、主節で述べていることが確実に起こる、もしくは高い確率で起こりうることを表しています。
一方の仮定法は、先述の通り現実では起こりえないことを伝えるための表現方法です。
また、後述しますが仮定法では【if】を使用しないパターンもあるので、「仮定法=if」という考えには注意が必要です。
仮定法は時制を一つずらして非現実的はことを表す
仮定法は大きく分けて4種類
仮定法と直説法の違いは動詞の時制で判断する
仮定法は4つの種類があり、一つの文の中では時制が一致しないことが特徴です。
なぜなら、実際に起きていないことやあり得ないことを回想し、時間軸をずらして表現しているためです。
4つの種類の仕組みや使い分け方は場面をきちんと理解し、混乱しないようにする必要があります。
仮定法過去は、現在の事実に反することを述べる際に使用します。
「過去」という名前はついていますが、表現しているのは現在に関することなので、注意が必要です。
ご覧の通り、現在の事実に反することを述べているので、時制を1つずらして表現しています。
また、1つ目の例文に記載の通り、仮定法でbe動詞を使用する際は、主語に関係なく全て【were】を使用します。
過去の事実とは異なることを述べる際に使用する表現方法です。
そのため、本来使用する過去形の時制を一つずらし、過去完了形を使用します。
彼女に告白できたタイミングも、江戸時代も、当事者の現在の時制よりも過去になるので、過去完了を使用して表しています。
仮定法現在とは、「提案・要求・命令」を表す動詞や形容詞を使用した場合、それに続くthat節の動詞が全て現在形になる用法です。
公式は以下の通りです。
なお、「提案・要求・命令」の動詞/形容詞の一部を以下にまとめたので、是非参考にしてください。
「提案・要求・命令」を表す | |
---|---|
動詞 | 形容詞 |
demand(要求する) | necessary(必要な) |
ask(要求する) | important(重要な) |
command(命令する) | essential(不可欠な) |
recommend(勧める) | desirable(望ましい) |
advice(助言する) | urgent(緊急な) |
suggest(提案する) | proper(適切な) |
ご覧の通り、時制が過去であっても、that節の動詞は必ず現在形になります。
また、that節の【should】は省略可能なので、三人称の後に動詞の原型が来ている場合は、まず「仮定法現在」を疑いましょう。
「仮定法未来」は、未来における起こる可能性が非常に低い事柄や、ほとんど起こるわけがない事柄について述べる際に使用する表現です。
「仮定法未来」を【should】を使うパターンと、【were to】を使うパターンの2種類があります。
なお、主節に関しては「仮定法過去」同様、would(could, might, should)+動詞の原形という形を取ります。
全テストで満点を取ることも、試験に再度落ちることも、きわめて起こる可能性が低い未来を表しています。
なお、【should】を使用した文の主節は、例文の通り命令文が来るケースも多いので覚えておくとよいでしょう。
仮定法には仮定法過去、仮定法過去完了、仮定法未来、仮定法現在がある
仮定法で表現するときは時間軸を把握することが大事
仮定法は種類ごとにそれぞれの形がある
続いては、仮定法の応用表現や慣用表現を解説していきます。
一般的に仮定法を使用する際は、if節を付けて条件を指定しますが、【wish】を使用することで、条件なしで現在や過去における願望を表現することができます。
例文は以下の通りです。
仮定法同様、現在の願望は過去形を、過去の願望は過去完了を使用します。
ちなみに、同じ願望を表現する動詞として、【wish】以外に【hope】もあります。
両者の違いは実現可能性にあり、【wish】は実現可能性がほとんどゼロに等しいのに対して、【hope】は可能性がある場合に使用します。
上記の2文はどちらの晴れてほしいという願望は共通しているものの、【wish】は晴れる見込みがほとんどない場合に使用し、【hope】は晴れる兆しが見えている場合に使われる表現です。
【if only】も【wish】同様、願望を表す際に使用される表現です。
両者の違いは願望の強さにあり、「only」という単語からもわかる通り、【if only】は「ただ~でさえあればいいのに」という、より強い願望を表す際に使用します。
【as if】は仮定法の慣用表現で、「まるで~である(あった)かのように」という意味を持ちます。
なお、【as if】の注意点は時制にあります。
以下に記載した例文の通り、主節の時制と【as if】の時制が一致する場合は仮定法過去を、【as if】の時制が主節の時制より前の場合は仮定法過去完了を使います。
また、【if】の部分は【thogh】に書き換えることも可能です。
【If it were not for】/【If it had not been for】も仮定法の慣用表現として、入試等で非常に出てくる表現です。
「もし~がないなら(なかったら)」という訳で、実際に存在する物がなかった場合を仮定して表す際に使用されます。
【It is time + 仮定法過去】は「(もう) ~する時間だ」を表す仮定法の慣用表現です。
一見、直説法が使えそうですが、「~する時間だ」ということは、まだその行為をしていないということでもあるので、現実とは異なるという意味で仮定法を使用します。
なお、【is】と【time】の間に【about】や【high】を入れることも可能で、前者の場合は上記のように「そろそろ~する時間だ」と訳しますが、後者を入れると「もうとっくに~するべき時間だ(=まだやってないの?)」というより強い意味になります。
「仮定法=if」と考えている方も多いでしょうが、先述の通り、実は【if】以外の単語を使用して仮定法を表現することも可能です。
そのような文は特に入試問題にしばしば見られ、仮定法と判断するのが非常に難しいので、この章で必ずマスターしておきましょう。
【if】以外で同等の役割を果たす単語/熟語は以下の5つです。
【but for】及び【without】は「~がなければ」という訳になります。
先ほど、同様の訳で【If it were not for】という表現をご紹介しましたが、両者はイコールの関係にあり、それぞれ以下のように書き換えることも可能です。
先述の【but for】【without】の対極にあるのが、【with】です。
つまり、「~があれば」と訳し、実際には「~」に該当するものがなかった場合に使用します。
【otherwise】は、前の文の内容を受けて、「もしそうでなければ」と表す副詞です。
この「副詞」という点がポイントで、【if】のように2文をつなぐことができないため、以下の例文のように「;(セミコロン)」を使用します。
【to 不定詞】も仮定法の際に使用することができます。
皆さんが良くご存じであろう「不定詞の副詞的用法」との判別が難しいですが、「助動詞の過去形」がある場合は、ほとんどが仮定法になります。
主語や副詞句が仮定法の意味を含む場合もあります。
例文の通り、一般的な文との見分けが難しいですが、繰り返し述べてきていますように、「助動詞の過去形」の有無が判断基準となります。
仮定法では、疑問文の語順にすることで【if】を省略することが可能で、これを「仮定法の倒置構文と呼びます。
ただし、倒置が可能な仮定法は以下の5つの場合に限られています。
なお、例文は以下の通りです。
なお、例文の記載の通り、否定文の場合は【not】はそのままの位置に残します。
【but for】=【without】= 【If it were not for】
【if】を使わない仮定法もある
【if】を省略する場合は、疑問文の語順になる
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仮定法は事実に反することやできないことを表現し、仮定法過去、仮定法過去完了、仮定法未来、仮定法現在の4種類があります。
このため、1つの文の中で時系列が違うため、きちんと理解しないと内容を理解しにくく注意が必要です。
仮定法を覚えるためにはそれぞれの種類ごとに基本の形があり、順序を間違えないようにしないといけません。
さらに仮定法には慣用表現もあり事実に反することを話すため、仮定法過去か仮定法過去完了であるか確かめることが大事です。
仮定法は理解するまで分かりづらいですが、理解するとコミュニケーションのバリエーションを増やせて効果的です。