英語を学習していて「あれ、セミナーを意味する単語が複数個あるぞ」「どうやって使い分けたら良いのだろう」といった疑問に思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、「セミナー」という意味を持つ単語と、それぞれのニュアンスの違いを紹介します。
例文も合わせて紹介するため、それぞれの単語を使うシチュエーションが、具体的にイメージできるようになるはずです。
他にも、使い分けが難しい単語やおすすめの勉強法を解説するため、より英語学習が捗るようになります。
場面に合わせて単語を使い分けて、より一層ネイティブの英語に近づきましょう
日本語での「セミナー」を英語で表現しようとすると、単語が複数ありそれぞれニュアンスが微妙に違います。
まずは「セミナー」を意味する単語を3つご紹介します
英語で「seminar」と表現すると、学術的・教育的な話題を少人数で議論する場のことを意味します。
日本語のセミナーは受講者と講師の役割が明確ですが、英語の「seminar」は役割がそこまで分かれていません。
スペルは日本語の発音と同じ単語ですが、意味は少し違うので気をつけましょう
セミナーの中でも、オンラインセミナーのことは「webinar(ウェビナー)」といいます。
オンライン開催が普及してきた昨今、耳にする機会も増えている言葉ですが、「web」と「seminar」を合わせた造語になっています。
「workshop」は人が集まり、議題や活動に関して話し合ったり、実践的に取り組んだりする場所を意味します。
日本でも「ワークショップ」という言葉を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。
「workshop」が日本語の「セミナー」に最も近い意味を持つ単語です。
日本語のセミナーを英語で表現するときは「workshop」を使うようにしましょう
「meetup」は最近ベンチャー企業やIT企業がよく使っている単語です。
英語として正式は単語ではなく、「会う・落ち合う」という意味を持つ「meet up」からできた造語です。
「meetup」は最近できた新しい言葉です。
「meetup」が使われるセミナーの形は様々で、立食パーティーのようなラフな集まりの時もあれば、ビジネスシーンで使われる場合もあります
「meetup」は新しい言葉ということもあり、開催される集まりの具体的な活動内容はまだ明確に定義されていません。
英単語として正式な表現は「seminar」や「workshop」になり、表現をさらにラフにしたものが「meetup」になります。
「セミナー」を表す単語はいくつかある
日本語のセミナーに最も近いのは「workshop」
新しい単語としては「meetup」がある
「セミナー」以外にも、日本語では特別意識することがなくても、英語にすると使い分けが難しい単語はまだまだあります。
今回は以下の3種を取り上げてご紹介します。
日本語の「難しい」を表す単語は「difficult」と「hard」があります。
「セミナー」とは違い、「difficult」と「hard」のどちらを使っても大きな違いはありません
あえて違いを上げるとすると、「difficult」の方がよりフォーマルな印象を与えます。
先述したとおり、「difficult」と「hard」に大きな違いはありません。
2つ目の例文のように、言い換えることも可能です
【使い方の例】
「job」と「work」どちらも仕事を意味する単語です。
「job」は名詞としての仕事を指しています。
日本語訳では「職」や「職業」と訳されることもあります。
一方「work」はこなすべき仕事・達成すべきタスクのことを意味しています。
「job」と「work」の違いがわかる例文は以下になります。
同じ「仕事」という言葉でも、「職業」なのか「タスク」なのかを考えると良いでしょう
【使い方の例】
「reservation」と「appointment」、どちらも「予約」と訳される単語です。
「reservation」は予約の中でも、レストランの座席やホテルの部屋の予約を指します。
一方「appointment」となると、人と会うための予定を事前に付けておくことを意味します。
「reservation」と「appointment」の違いがわかる例文は以下になります。
場所の予約は「reservation」、人との「予約」、すなわち「会う予定」は「appointment」です
【使い方の例】
使い分けが難しい単語はたくさんある
「job」と「work」は仕事そのものかやるべき作業かの違い
「reservation」と「appointment」は場所か人かの違い
単語の意味によって使い分けの難しい英語ですが、細かいニュアンスまで確実に押さえるためにはどうすればいいのでしょうか。
最後に単語の意味を細かく理解するための方法をご紹介します。
英語レベルを1ランク上げるためにぜひ試してみてください
独学で単語の細かいニュアンスまで理解するには以下の2つの方法がおすすめです。
まずはテキストや参考書・単語アプリを使って、覚えるべきところを確実に覚えていきましょう。
テキストや参考書を使う場合、1周終わったら新しいものに移るのではなく、1冊を何周も繰り返しやり込んでいくのがおすすめです。
テキストや参考書を使っての勉強は気が重いという方は、YouTubeやSNSの動画で学びを進めていくのも1つの方法です。
YouTubeには多種多様な人が英語についての動画を投稿しています。
ネイティブの人が投稿した動画を視聴するのは、文字で目にするよりも効果的な場合もあります。
また、現地の人のSNSを覗くだけでも単語の使い分けを見ることができるので、スキマ時間での学習につながります。
独学ではなかなか学習が進まないという方は、講習会や研修会・セミナーに参加する手もあります。
ここでのセミナーとは、講習を受けることを指していますが、実際に講師の人とコミュニケーションをとることで上達のスピードが上がります。
今回はおすすめするオンライン英会話スクールや講習会は以下の3つです。
「レアジョブ英会話」は顧客満足度99.4%を誇っている人気オンライン英会話スクールです。
レッスンは朝6時〜深夜1時の間であればいつでも受講することができるので、自分の生活リズムに合わせて進めていくことができます。
難易度としては、初心者英会話からビジネス英会話まで受講する事ができます。
内容を確認し、自分の目的にあったコースを選ぶと良いでしょう
まずは気軽に無料体験を活用してレッスンを体験し、自身のレベルにあったコースを選んでみてはいかがでしょうか。
「NOVA LIVE STATION」は駅前留学NOVAが運営しているオンライン英会話プログラムです。
オンライン英会話は1対1で進むことが多いですが、NOVA LIVE STATIONは最大300人が一斉に受講する大人数制を採用しています。
ライブ授業は朝7時台から夜24時台まで開講されており、自分の都合に合わせた時間帯に受けることが可能です
また、1レッスンは約20分と手短であるのも特徴の1つです。
臨場感を残しつつ、スキマ時間で学べる手軽さも魅力と言えるでしょう
「ベルリッツ」は親会社にベネッセを持つベルリッツ・ジャパンが運営しているオンライン英会話スクールです。
独自の「ベルリッツ・メソッド」を軸にプログラムが構成されていて、スピーキングとリスニングに特に力を入れています。
また、それぞれの会員に適した専用プランを用いて学習をサポートしてくれる仕組みもあります。
外国人講師との対面学習、オンライン学習など柔軟に選択できるので安心して学習を進めるでしょう
まずは無料体験いて、「ベルリッツ・メソッド」が自身に合うかを確かめてみてはいかがでしょうか。
英単語の細かいニュアンスまで理解するのが理想
独学の場合は自分に合った方法で続ける
講習会や研修会に参加するのもあり
日本語にも1つのことを言い表す言葉がいくつもあるのと同じように、英単語にも同じ意味を持っているものがあります。
単語が持つ正確な意味を理解していないと、いざ自分が使うときになって、何を使えばいいのか迷ってしまいます。
英単語の意味を正しく理解し、細かいニュアンスまで相手に正確に伝えることができるよう、意識的に取り組んでいきましょう。
「セミナー 英語」に関してよくある質問を集めました。
日本語で言う「セミナー」に一番近い意味を持つ英単語は「workshop」です。他にも、「セミナー」と近い意味を持った単語に「seminar」と「meetup」があります。「seminar」は綴りでは「セミナー」となっていますが、発音は「ゼミナール」になり、学術的な議論の場で使われます
単語を細かい意味を気にせず、使い分けなくても意味が通じる場面も存在します。ただ、単語の持つ意味が明確に決まっていて、場面によっては使い分けをしないと相手に細かいニュアンスまで伝わらない可能性があります。正確にこちらの意図を伝えるためには使い分けた方がよいでしょう