仕事で英語が必要だけど学習方法が分からず、時間が取れないまま手つかずになってしまっている人も多いでしょう。
「英語学習2.0」は、元サラリーマンの岡田祥吾氏による、話題の社会人向け英語学習法を紹介した一冊です。
英語に自信がなく、これまで挫折を繰り返してきた人はぜひ参考にしてみてください。
著者の岡田祥吾氏が自身の経験をもとに執筆したのが、ビジネス英会話の習得方法についてまとめた「英語学習2.0」です。
岡田祥吾氏は、大手外資系コンサルタント会社であるマッキンゼーの社員でした。
日本企業による海外進出といったプロジェクトに関わることも多く、入社当時は英語で苦労を経験されたそうです。
そこで、会議でのヒアリングや発言もままならず、一念発起して英語学習に取り組んだという経験から英会話の習得法をまとめた一冊を販売。
同氏は、2016年9月に英語コーチングサービスやサブスクリプション型英語学習サービスを行う株式会社プログリットを立ち上げ、社会人に向けた英語教育に深く携わっています。
グローバル化が進んで久しい昨今、英語が話せないことが会社での評価を下げてしまうのは避けたいものです。
「英語学習2.0」を参考に、ビジネスで役立つ英語を効率よく身につけましょう。
著者が代表を務める株式会社プログリットは、短期間で飛躍的に英語力を伸ばせる英語コーチングサービスを提供しています。
ポイントの1つは、一人ひとりの課題に合わせてカスタマイズされた専門カリキュラムが用意されていることです。
ビジネス英語を知り尽くした専属のコンサルタントのサポートにより、最善の学習法や教材をもとに学習を進めます。
また、学習ツールは専用アプリや進捗管理アプリ、専門のコンサルタントとのチャットなど、働きながら学習しやすいものが揃っています。
週に1回は専属のコンサルタントとの面談があるので不安なことや疑問点などを気軽に相談でき、自然と挫折せずに続けられるでしょう。
株式会社プログリットが提供するサービスは、従来の英会話スクールのように英語で会話できることがメインではありません。
習得したい英語力を、プロの手によって強化できることに特化しており多くの利用者に選ばれています。
「英語学習2.0」に興味を持った人のために、「英語学習2.0」が発信しているメッセージのポイントを3つ紹介します。
英会話を習得する際、スクールで会話をしていると英語を学習した気になってしまいます。
しかし、実際は少ない時間での英会話で英語力を向上させるのは難しいでしょう。
きちんと時間を確保して意識的に学習に取り組んでこそ、本物の英語力を身につけられるといえるでしょう。
「英語学習2.0」では、英語学習は短い期間で行うことを推奨しています。
というのも、英会話ができることがゴールではなく、仕事で使えるビジネス英語、英会話ができることが目的だからです。
また、成功体験によって英語学習を継続させるモチベーションにもつながるでしょう。
株式会社プログリットの事業である英語コーチングのノウハウが、凝縮して詰め込まれているのもポイントの1つです。
英語学習の全体像をはじめ、英語トレーニング方法、実践の仕方といった、サービスの利用者のようにどのような方法で英語力が伸ばせるのかが細かく書かれています。
自習は英語力向上に必要であることが学べる
英語学習は短時間で効率よく行える
コーチングのノウハウが凝縮されている
英語学習2.0で紹介している学習の方法は以下の3つです。
耳から入ってくる英語の音声を聞き、少し遅れて読み上げる勉強法をシャドーイングといいます。
一定レベルの英語が聞き取れる人に向いている英語学習の方法です。
この学習法の目的は、英語を訳そうとせず聞こえてくる英語を正しく復唱する「音声知覚の自動化」です。繰り返すうちに、少しずつ正しく復唱できるでしょう。
音声知覚の自動化ができるようになってから和訳を意識するようにすれば、リスニングがスムーズに進みます。
はじめから意味を考えながら復唱しようとするとうまくできず、途中で学習をストップしてしまうことになりかねません。
1つの音声をできるだけ複数回シャドーイングすると、効果が出やすくなります。
音声を聞き取って単語が思い浮かぶようになったら意味を理解するフェーズに移行するという学習法がリスニングです。
リスニングをしているときは、脳が「音声知覚」と「意味知覚」という2つの処理をしています。
どちらも、脳にどれだけの知識データベースが蓄積されているかで左右されます。
意味知覚は単語の意味を理解しているか、単語の意味を理解しているかを示す指標です。
リスニングの学習をする中で、以下のどちらに課題があるかを考えながら進めましょう。
通常、英語を話すときは日本語で何をいうか考えてから英語に変換します。
これを、英語で聞き取って英語で返答できるようにする学習方法をスピーキングといいます。
スピーキングでは、次の3つの流れで脳が情報を処理するのが特徴です。
3つの中で、とくに概念化が重視されています。何を伝えたいかが不明確だと、伝わりやすい英文が作れないからです。
伝えたいメッセージに複雑な日本語が必要だったり、説明に不慣れだったりする場合も同様です。
日頃から理由をはっきりいえるようにトレーニングをしておくと、スピーキングにも役立ちます。
「英語学習2.0」で紹介されている学習法が向いているのは、主に以下のような人です。
自分が当てはまっているか、確認してみましょう。
英語を学ぶのが得意ではないと感じている人は、「英語学習2.0」の学習法が向いています。
これまで、さまざまな方法で英語を身につけようと試みて、いずれも頓挫してしまった経験がある人は、続かなかった理由を分析してみましょう。
続かなかった理由がわかれば、今後は何を課題にしてどういった方法で学習すると効率的かを判断できます。
世の中には、あらゆる英語の学習法が存在します。その中で、どの方法が自分に合っているかを見分けるのは簡単ではありません。
「英語学習2.0」には、それぞれの学習法の真実や理想の学習法が紹介されているので、的確な学習法を選択できます。
英語学習をはじめるにあたって、何から取り組めばいいかわからないという人にも向いている一冊といえるでしょう。
「英語学習2.0」は、最先端の言語学の知見が取り入れられており、科学的根拠に基づいた効率的な勉強法が紹介されています。
具体的なポイントの1つは、効率的な勉強法で時間をかけた英語学習で英語力が伸びるということです。
また、リスニング能力を伸ばすためにたくさんの英文を読むことが有効だとしています。
その際、優しい単語が並んでいる教材を選択するようにするのが重要です。
さらに、スピーキングでは日本語の文章を瞬時に英語に変換する練習が有効です。
話すことを考えて英語に変換して話すというプロセスを、できるだけ短時間でできるようにトレーニングしましょう。
このように、漠然と英語を聞き取り話すのではなく、1つずつ言語学を視野に入れながら考えられた学習法が紹介されているので、納得した方法で勉強したい人にもおすすめします。
「英語学習2.0」の読者による口コミでよいものと悪いものについて、それぞれ紹介します。
Amazonのカスタマーレビューのよい口コミには、以下のような声があります。
読むだけで英語が身につく本ではなく、英語学習の効率的な方法がたくさん書かれた本であり、分かりやすいとの口コミが寄せられています。
「本質的な英語学習のヒントが詰まった本。
非常に分かりやすく書かれており、比喩も秀逸。
1日三時間は勉強しないと、非効率だよ!というのは的確だと思う。
密度と時間が大事なのは間違いないだろう。もやもやと英語勉強について考えている人は、まずこれを読んで今自分に本当に必要か考えるのがよいだろう。」
挫折した経験がある人は、英語学習を再開する前に「英語学習2.0」を読んでおくことをおすすめする声もあります。
「英語学習をする前に必ず読むべき一冊だと思います。一度は英語学習に取り組んだことのある人なら、読了までに100回は頷くはず。英語習得を目指す過程でのあるあるが沢山あり、成果が上がらない原因と明確な解決法が全て示されています。」
認識の甘さで挫折していたことを反省し、具体的な学習法が理解できたことで新たなスイッチが入ったという口コミもありました。
「この本を読んで英語は考えて勉強しないと上達しないことを再確認しました。英語学習に対しての自分の甘さに気付きました。著者は毎日三時間を推奨しています。最後に三時間を確保するためのスケジュール管理について書かれています。ここで、自分の中の英語学習意欲が再燃しました。」
一方で、以下のような悪い口コミもあります。
ターゲットに合ったマーケティングができておらず、本の内容に根拠を感じないという声がありました。
「こんなステマしてもユーザーファーストのサービスになる訳がないし、本を読むレベルのユーザーは騙されないと思います。
マッキンゼーのブランドさえも落としかねない内容で、学術的根拠も非常に浅い。
本当に優秀なコンサルなら、もう少しまともな内容で商売見直した方が長期的に見てよいかと。」
英語の学習方法を良く知らない著者が勝手な思い込みで書いた本であり、英語の読みをカタカナで表現する著者は英語力が低いという辛辣な声もありました。
「英語の読みをカタカナで教えるのは言語道断。
ディクテーションでリスニング力はあがらない
暗記で英語力は伸びない英語教育界に挑戦状をたたきつける
このようなことを書いていますが、もちろん根拠は著者の勝手な思い込みです。
スクールのメソッドを正当化し、宣伝するために「科学」ということばで
飾り立ているだけとの印象です。」
情報が体系的でなく説得力不足。
「体験談は自分のものばかりで、学習論に目新しいものはありません。
別に間違ったことは言っていないが、人生経験の浅さか、あるいは運営している語学スクールでの経験がほとんどないせいか、説得力がない。
「英語学習2.0」は、株式会社プログリットの代表取締役を務める岡田祥吾氏による、話題の社会人向け英語学習法を紹介した本です。
自身が提供している英語コーチングサービスの効率的な英語学習のメソッドが詰まっており、忙しいビジネスパーソンから注目を集めています。
これまで何度も挫折を繰り返してきて、どう進めたらいいのかわからないという人におすすめの一冊です。