小学生の子どもに英語を勉強させたいけど、「英単語帳を渡しても勉強してくれない」「なかなか単語を覚えてくれない」以上のようなお悩みをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回の記事では、英単語帳がダメな理由、ピクチャーディクショナリーがおすすめの理由、小学生におすすめのピクチャーディクショナリーについて紹介いたします。

本記事で、小学生でもすらすらと英単語を覚える方法を知ることができます。

小学生は英単語帳よりピクチャーディクショナリーがおすすめ

近年、英語教育は小学校でも行われるようになってきており、学校に限らず自主的に英語を習う子どもも多くいるようです。

しかし、英単語の学習方法として最もメジャーな英単語帳では、英単語力は磨かれないと言われています。

そこで本記事では、小学生が英単語力を磨くのに最適な方法について紹介します。

英単語帳がダメな理由とは？

「英単語の学習をするのに、どうして英単語帳じゃだめなの？」と多くの人がこのような疑問を抱くことでしょう。

もちろん英単語帳での学習も方法の一つです。

しかし、特に小学生の子どもが英単語の学習をするにあたっては英単語帳は不向きだとされています。

状況が抜け落ちているため

その理由は「状況が抜け落ちているため」です。

単語帳を使った英単語学習は、単語と単語の意味を結びつけて覚えるものです。

しかし、機械的な意味づけでは実際に英語を使う場面での状況が想定しにくいため、学習が身につきづらいのです。

つまり、単語や文章の意味を形として理解できても英語力の向上には繋がらないということになります。

英単語の学習を始めるときには、単語の意味と合わせて状況も理解することが重要なのです。

英ピクチャーディクショナリーの特徴？

では、小学生が英単語の学習をするときに最適な教材とはいったい何でしょうか。

それがピクチャーディクショナリーです。

単語の意味を状況とあわせて学習することができます。

ピクチャーディクショナリーとは？

ピクチャーディクショナリーは、海外の子どもが活用している絵本のような教材です。

ディクショナリー＝辞書ですが、ピクチャーディクショナリーは単語の意味をイラストとして表しています。

日本では英語のみのモノリンガル版と日本語訳も掲載されているバイリンガル版の二種類が出版されています。

ピクチャーディクショナリーのメリットとは？

ピクチャーディクショナリーのメリットは、言葉が記憶に定着しやすいことです。

単語帳を使うと単語を文字として記憶することになりますが、ピクチャーディクショナリーは単語をイメージとして記憶することができます。

文字として認識するよりも記憶に定着しやすく、飽きにくいのが特徴です。

ピクチャーディクショナリーを用いて楽しく英単語を勉強しよう

英単語の学習は地道であるため、小学生には飽きやすく、身が入らないことも多いでしょう。

その点ピクチャーディクショナリーを使えば、よく使う英単語や簡単な英単語を楽しく学習することができます。

小学生におすすめのピクチャーディクショナリー3選

ピクチャーディクショナリーは日本でも多く販売されていますが、その中でも小学生の英単語の学習に最適なものを3つ紹介します。

多くは書店で手に入れることができるものなので、ぜひ入手してみてください。

1.Oxford Picture Dictionary

教材名	Oxford Picture Dictionary
特徴	・収録単語は4000単語 ・日常で使える身近な単語が多く掲載されている ・リアルなイラストとともに学習ができる
価格	3,465円（税込）

 

おすすめのピクチャーディクショナリーの一つ目は「Oxford Picture Dictionary」です。

リアルなイラストとともに英単語が学習でき、収録単語数は4000単語と大ボリュームです。

「Oxford Picture Dictionary」の特徴は、日常で使える単語が多く掲載されていることです。

たとえば身近にある道具や場所などを示す単語がイラストとともに学習できるため、非常に実用性が高いといえます。

2.Richard Scarry's Best Picture Dictionary Ever

教材名	Richard Scarry's Best Picture Dictionary Ever
特徴	・フルカラーのかわいらしいイラストと共に学習できる ・収録単語それぞれに物語がついている絵本形式 ・収録単語数は700単語以上
価格	2,112円（税込）

 

おすすめのピクチャーディクショナリーの二つ目は「Richard Scarry's Best Picture Dictionary Ever」です。

こちらは辞書というよりも絵本感覚で自然と英単語の学習をすることができ、かわいらしいイラストが目を惹く一冊です。

「Richard Scarry's Best Picture Dictionary Ever」の特徴は、単語ひとつひとつに物語がつけられていることです。

収録単語は700単語ほどで多くはありませんが、それぞれのお話を通して絵本感覚で学習できるため小学校低学年のお子さんにもおすすめです。

3.Longman Children's Picture Dictionary with CDs

教材名	Longman Children's Picture Dictionary with CDs
特徴	・対象年齢に合った内容を学習することができる ・付属CDで発音の学習も可能 ・英語の歌やチャンツ等も収録されている ・収録単語数は800単語程度
価格	2,682円（税込）

 

おすすめのピクチャーディクショナリーの三つ目は「Longman Children's Picture Dictionary with CDs」です。

2種類が展開されており、それぞれ対象年齢が異なり、赤色が2〜5歳向け、青色が9〜12歳向けです。

「Longman Children's Picture Dictionary with CDs」の大きな特徴は、その名の通りCDも一緒についてくることです。

単語の学習だけでなく発音の学習もすることができます。

また、英語の歌やチャンツ等も収録されているので楽しく英語学習をするにはもってこいの一冊です。

小学生向けのアプリ版ピクチャーディクショナリー2選

ここまでは書店で入手できるピクチャーディクショナリーを紹介してきました。

しかし、ピクチャーディクショナリーにはアプリ版も存在するため、ご紹介します。

1.Kids Picture Dictionary

教材名	Kids Picture Dictionary
特徴	・iOS6.0以降＆Android4.0.3以降に対応 ・イラストと写真で英単語を学習することができる ・音声録音機能を使って発音練習も可能
価格	無料（アプリ内課金あり）

 

ひとつ目のアプリ版ピクチャーディクショナリーのおすすめは「Kids Picture Dictionary」です。

こちらのアプリはイラストと写真で単語の学習ができます。

また、音声録音機能もあるので発音練習ができるのも嬉しい機能です。

「Kids Picture Dictionary」は普通の辞書のように単語の意味を引くことができません。

代わりにアルファベットを選んで、音声と写真で単語を学習する形式になっています。

2.‎Oxford Picture Dictionary

教材名	Oxford Picture Dictionary（アプリ版）
特徴	・iOS9.0以降＆Android4.0以降に対応 ・4000単語プラスフレーズの学習が可能 ・音声を聞きながらイラストで学習できる
価格	1,340円（税込）

 

アプリ版ピクチャーディクショナリー、二つ目のおすすめは「Oxford Picture Dictionary」です。

先ほど紹介した「Oxford Picture Dictionary」のアプリ版で、書籍版と同じく4000単語が収録されています。

また、単語に加えてフレーズの学習もすることができます。

「Oxford Picture Dictionary」の特徴は、書籍と同じ情報量のものをスマホで使えるという点です。

アプリ版でもイラストを見てシチュエーションを感覚的に学習できるので、紙媒体にこだわりがなければアプリ版を使用してもよいでしょう。

まとめ

今回は小学生の英単語学習に最適なピクチャーディクショナリーについて紹介しました。

英単語力は英語学習の要であるため、早いうちに定着させておいて損はありません。

小学生も当たり前に英語を学習するようになっている現在、幼いうちから英語力を育てておきたいと考える親御さんも多いでしょう。

その際、ピクチャーディクショナリーを使うことで、継続して楽しく英単語の学習ができます。

ぜひ学習に取り入れて感覚的に英単語力を身につけましょう。