「英語のリーディング力を向上させたい」「リスニングはある程度聞き取れるけど、文章はなかなか読めるようにならない」と考えていませんか。
英語のリーディング力を向上させるためには、文頭から読んで英語の語順に慣れることや英英辞典を活用することがおすすめです。
そこで今回は、英語リーディングを向上させる勉強法や、リーディング力をアップさせるコツについて徹底解説します。
英語のリーディングが上達するオンライン英会話、ネイティブキャンプも紹介するので、あわせて確認してみてください。
■まとめ
英語のリーディングを向上するために必要な勉強は下記の通りです。
英語のリーディングスキルを向上させるために必要な最初の要素は、基礎的な語彙力と文法理解力です。
もし基本的な語彙や文法が不足していると、文章全体の意味を把握するのが難しく、リーディングの進行が阻害される可能性があります。
理解できない語彙や文法事項を都度確認しなければ、学習のモチベーションも低下するかもしれません。
特に中学校で学ぶ基本的な文法は抑えておくことが重要です。
また、高校までに習う語彙も一度復習し、理解できない語彙が出ても文脈から意味を推測できるようにするのがおすすめです。
英語のリーディング能力を向上させるためには、正しい読み方を理解し、実践することが肝要です。
英語のリーディング方法には、主に精読、多読、速読、音読の4つのアプローチがあります。
これらの方法は英語学習教材でよく取り上げられており、おそらくこれらの用語を聞いたことがあるかもしれません。
精読、多読、速読、音読それぞれには正しい進め方があります。
これらを正確に実践しないと、英語学習の効果を実感できず、学習の挫折につながることもあります。
英語のリーディング能力を向上させるためには、大量のリーディングが必要不可欠です。
初心者の多くは、英文を読むのに時間がかかり、学習が楽しくないとモチベーションが沸きにくくなることがあります。
しかし、英語のリーディングスキルを向上させるには、量を重ねることが不可欠です。
次の章で具体的な方法を紹介しますが、どの方法も実践が足りないと成果を実感することが難しくなるので、少しずつでも実践を重ねましょう。
✔︎基礎的な単語力・文法力を身につける
✔︎正しい読み方を理解して実践する
✔︎大量のリーディングが必要不可欠
英語リーディングを向上させるには、精読、多読、速読、音読が欠かせません。
精読のやり方は下記の通りです。
精読は、リーディング初心者や英語初級者向けの効果的な学習方法です。
この方法により、文章の構造を理解しやすくなり、語彙の向上も期待できます。
精読では、自分の英語レベルよりも少し難しい教材を使用します。
自分のレベルよりも易しい教材では新しい知識が得られず、効果が薄れる可能性があります。
逆に高すぎる教材を使用すると挫折の原因になることがあります。
また、SVOC(主語、動詞、目的後、補語)などの情報を提供している精読用の教材は、正しい理解を確認しながら学習を進める上で便利です。
多読のやり方は下記の通りです。
精読はリーディング初心者や英語初級者向けの効果的な学習方法でしたが、文章をある程度の解像度で理解できるようになった全てのレベルの人におすすめなのが多読です。
多読とは、とにかくたくさんの英文を読む方法です。
通常、英文を読む際にはわからない単語や文法を調べながら進めますが、多読では単語や文法の理解を一時的に後回しにして、とにかく量を読むことが重要です。
一定量を読み終えた後に意味を確認するスタイルです。
そのため、自分の英語レベルと同じか少し簡単な教材を選ぶのが適しています。
速読のやり方は下記の通りです。
速読は英語の文章を素早く読むリーディングの方法です。
速読は特に英文メールやTOEICなどの試験でリーディングスピードを向上させたい方に効果的です。
速読を継続すると、英語の読解速度が向上し、リスニングの理解力も向上します。
この方法では、自分の現在のWPM(1分間に読める単語数)を計測し、目標のWPMで全文の8割以上を理解できるように訓練します。
教材はWPMを測ることができるものが適しています。
ただし、速く読むだけでなく内容を理解することが重要です。
自分にとって理解可能な限界の速度を意識しながら実践しましょう。
音読のやり方は下記の通りです。
音読は、文章を声に出して読む英語リーディング方法です。
音読も多読や速読と同様に、精読ができる全てのレベルの人に適しており、特に返り読みをしてしまう方や正しい発音が不安な人におすすめです。
音読を継続することで、英語の音声と文字、意味を結びつける力を高めることができ、英語の全てのスキルを向上させることができます。
また、すでに持っている知識を迅速に処理できるようになるため、英語の理解力も向上します。
音読の教材選びでは、あまりに理解できない単語が多いものを選んでしまうとスムーズに音読することが難しくなります。
教材は自分の英語レベルにほぼ適したもの(英文を見た時に理解できない単語が1割程度)を選ぶことが重要です。
✔︎精読は少し難易度高めの教材を用意する
✔︎分からない箇所を調べることも重要
✔︎内容を意識しながら音読する
英語のリーディング力をアップさせるには下記の方法がおすすめです。
英語と日本語の決定的な違いは、語順です。
英語をスラスラ理解するためには、日本語とは異なる独特の語順に慣れることが重要です。
例えば、"Tom Cruise is one of the most famous Actors in the world."(エドワード・ホッパーは、世界で最も有名なアメリカの俳優の1人です。
)この英文を見てください。
一般的な日本語訳では、単語の順番を英語のままにせず、日本語の自然な表現になるように並べ替えます。
しかし、英文のまま日本語にすると、「トムクルーズは、最も有名な1人 アメリカの俳優 世界で。
」となり、非常に分かりにくい日本語になります。
実際に英語で理解するとは、英語特有の語順で内容を理解することです。
そのため、英語の順番でそのまま理解できるように、英語の思考パターンを身につける練習が大切です。
英語におけるパラグラフは、日本語における段落と同様です。
英文では、段落間に空行があったり、段落の最初にスペースがあったりするので、パラグラフの位置は明確です。
英語のパラグラフの特徴は、それぞれが著者の主張をひとつにまとめていることです。
通常、パラグラフの最初の文で最も重要な主張が示されます。
ただし、文章の最初のパラグラフ(序文)では、全体の主題や結論がパラグラフの最後に置かれることがあります。
全体の主張をまとめた文は「主題文」と呼ばれ、これを見つけると文章全体を理解しやすくなります。
特に、長文を理解する際に役立ちますので、注意深く読み取ることが大切です。
英語を読んでいる際、知らない単語に困ってしまうことはありませんか?単語を調べる作業が時間の浪費につながるため、精読以外の場合は単語をスキップするクセをつけましょう。
知らない単語を文章の流れから推測するのも効果的です。
日本語訳を辞書で確認するよりも、推測して意味を理解することで、単語のニュアンスや使い方をより深く理解できます。
ネイティブも同様に、推測を通じて新しい単語を覚えることがあります。
これは英語をそのまま理解する良い方法です。
読み飛ばしたり、推測が難しい場合は、一通り文章を読み終えた後に単語の意味を調べるようにしましょう。
中級者以上の英語読解力に少し自信がついたら、知らない単語を調べる際に英英辞典を使いましょう。
英和辞書で単語を調べると、日本語訳が直接得られて理解しやすいですが、その単語をただ「日本語で理解する」だけにとどまります。
リーディングの最終目標は、英文を英語そのままで理解することです。
単語の微妙なニュアンスや使用法も英語で把握したいところです。
英英辞典を使うことで、その英文自体を読み解く作業がリーディングの一部となります。
また、辞典に載っている英文は非常に高品質なので、使いやすい英文が学べます。
リーディングをただするだけでなく、英単語や英文法の知識を増やすことは、英語力向上に不可欠です。
知らない単語を読み飛ばすことがリーディング力を向上させるコツではありますが、読み飛ばす回数が少ないほど文章の理解度は高まります。
すべての英文を読み通せるようになれば、英語の読解がさらに楽しくなるでしょう。
英単語を習得すると同時に、英文法もマスターすることで、複雑な英文の構造も読み解けるようになります。
また、時にはネイティブが意図的に文法を変えて表現することもあり、その技術を楽しめることも魅力の一つです。
スラッシュリーディングは、文章を文節ごとにスラッシュで仕切りながら読む方法です。
この方法で和訳すると自然な日本語にはなりませんが、文章の意味が理解しやすくなるでしょう。
特に単語が難しい英文や長文では、スラッシュリーディングが意味の理解に役立ちます。
慣れてくると、区切る単位を大きくし、細かく分けずにスムーズに読む練習ができます。
小説、新聞、雑誌、メール、論文、テストなど、英語も日本語同様、媒体によって構造が異なります。
そのため、読みたい英文がどの媒体に属するかを理解することが重要です。
たとえば、小説では作家の文体が反映され、意図的に文法を曲げたり、造語を使用したりしています。
一方、新聞では見出しやリード文に続く詳細な説明や証拠が出てくる、メールでは宛名、挨拶、本題、余談が一般的です。
小説や新聞など各媒体の特徴を理解することで、主張や全体の内容を迅速に把握し、リーディングの速度も向上させることができます。
文章の構造を意識して読む練習をしてみましょう。
✔︎パラグラフごとに主張を理解する
✔︎スラッシュリーディングをしてみる
✔︎媒体ごとの構造を理解することの重要
英語リーディングをする際は、下記のポイントを抑えましょう。
リーディング力を向上させるためには、まず「流暢に読める」ことを目指しましょう。
理想は読み返しをしないで、単語を順番に理解することです。
目標が高く感じられるかもしれませんが、中学1年生レベルの英文ならできるかもしれません。
シンプルな英語ならば、きっと流暢に読めるはずです。
難しい文章に取り組む前に、リラックスして、読める範囲の英文をたくさん読んでみましょう。
何度も繰り返すうちに、自然にスムーズに読む習慣が身につきます。
英語に慣れないうちは、実際に英文を音読しながら読み進めることが重要です。
スムーズに英語を読める人は、頭の中で英文を音読していることが多いです。
単語を見てすぐに音に変換し、その後意味を理解する流れが速く、正確なリーディングが可能です。
しかし、初心者は単語を単なる文字の羅列として見る傾向があり、音読に至らないことがあります。
そのため、文章を理解するのに時間がかかったり、長い単語でつまずいたりすることがあります。
英語のリーディングで苦労している人は、まず単語を音読する練習を始めて、リーディング力の向上を目指しましょう。
自分のレベルに合った英文を選んだら、日本語に訳すことなく読み進める練習をしましょう。
英文を読むとき、一つひとつ日本語に訳して、時間をかける人も多いかと思います。
次の文章を読み始める際には、日本語モードに戻ってしまい、再び英語モードに切り替える必要があり、エネルギーと時間の浪費につながります。
英語をそのまま理解する練習を始めるには、簡単な英文からスタートしましょう。
徐々に難易度を上げていくと、リーディング力が向上し、英語学習が楽しく感じられるようになるでしょう。
✔︎英文を流暢に読めるリーディング力を目指す
✔︎英文を音声化出来るようになる
✔︎英語のままで理解してみる
最後に、英語リーディングが上達するオンライン英会話、ネイティブキャンプを紹介します。
ネイティブキャンプの基本情報 | |
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授業形態 | オンライン・マンツーマン英会話 |
対象年齢 | 幼児〜社会人 |
対象地域 | 全国 |
ネイティブキャンプは、世界130カ国以上のバラエティ豊かな講師から指導が受けられるオンライン英会話です。
プランによってはレッスン回数無制限で、指導経験豊富な講師が集まっているので、「発音を強化したいのでネイティブ講師から指導を受けたい」「子供の扱いにも慣れている経験豊富な講師がいい」など、それぞれの特性を活かして希望のレッスンスタイルで英会話レッスンを受けることができます。
ネイティブキャンプの最大の特徴は、レッスン回数が無制限であることです。
忙しくてまとまった時間が取りにくい人や、集中力が続かない子供でも安心して受講できるよう、プランにもよりますがレッスン時間は5分から選べます。
回数に制限がないため、例えば子供が起きる前や仕事の帰り道に5分だけ英語に触れることが可能です。
短時間のレッスンを繰り返し受けることで、効果的に英語力を向上させることができます。
また、急な用事が入った場合でもレッスンを途中で終了したり、カメラオフで受講することができるので、柔軟な学習が可能です。
オンライン英会話なので、ネイティブ講師とマンツーマンレッスンが受けられます。
ネイティブ受け放題オプションでは、ネイティブスピーカーとレッスン回数無制限で利用できます。
ネイティブキャンプには、アメリカやカナダ、イギリスなど英語を母語とするネイティブスピーカーが約2,000名在籍しており、厳しい審査とトレーニングを通過した講師から指導を受けられます。
ネイティブキャンプを実際に利用している人の口コミ・評判は下記の通りです。
一時期ロサンゼルスで生活したことがあり、帰国後は英語から離れていました。
日本で生活しているとせっかく体得した英語が「抜けていく」感覚が大変もったいなく感じ、ネイティブキャンプを利用し始めました。
スマホでの日常英会話コースは非常に使いやすく、短いレッスン時間もあまり集中力のない私には向いていると思います。
講師さんとの会話で、「ああ、まだ聴き取れる」「まだ返事できる」というのが嬉しくてモチベーションに繋がり継続できています。
24時間いつでも利用できるのも大変気軽で良いです。
会社の同僚から、ネイディブキャンプに関する良い口コミを聞いたので利用し始めました。
スマホで簡単に授業を受けることができるので、外出先からでも気軽に英会話を勉強することができて便利でした。
レッスンの料金プランも豊富だったので、予算を抑えて英会話を習いたいと思っていた私も満足することができましたし、レッスンの内容も充実していたので、短期間のうちに英語で自己紹介やビジネスで役立つ簡単な会話をできるようになりました。
リーズナブルな授業料でしっかり英語力が身についたので、これからも利用したいと思います。
スマホで気軽にレッスンが受けられるので、予算を抑えて英会話が学べるという声がありました。
短いレッスン時間も選べることで、幼児や忙しい人でも集中力を保って学習できると効果を感じる人が多かったです。
ネイティブキャンプの料金は、プランごとに下記の通りです。
プラン名 | ライトプラン | プレミアムプラン | チョコっとキャンプ | ファミリープラン |
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月額(税込) | 5,450円 | 7,480円 | 2,980円 | 1,980円 |
レッスン回数 | 8回/月 | 回数無制限 | 10分/日 | 回数無制限 |
今すぐレッスン | × | ◯ | ◯ | ◯ |
予約レッスン | ◯ | コインが必要 | × | コインが必要 |
上記は100コイン講師とレッスンを受講した場合の料金です。
年間割引オプションとして月額料金が1,000円オフになるものや、ネイティブスピーカーによるレッスンが受け放題となるネイティブ受け放題オプション(税込9,800円/月)があります。
カランメソッドはコインが必要となりますが、回数無制限となるカラン受け放題オプションもあり、税込4,900円/月です。
ネイティブキャンプでは、初めて利用する方に向けて7日間の無料トライアルを提供しています。
この期間中、プレミアムプランの全ての機能を無料で試すことができ、さらにレッスン予約に使える500コインも無料で付与されます。
7日間のトライアルが終了すると、自動的にプレミアムプランへ移行しますが、ユーザーはいつでも退会手続きを行うことができるため、安心して試すことができます。
これにより、サービスの質を十分に体験してから継続利用を検討できるのが魅力です。
今回は英語のリーディング力を上げる勉強法について解説しました。
リーディング力を上げるには、パラグラフごとに主張を読み取ることや英単語・文法の知識を増やすことが重要です。
また、リーディング力を向上させるのにおすすめの英会話として、ネイティブキャンプを紹介しました。
プランによってはレッスン回数無制限で、指導経験豊富な講師が集まっているので、「発音を強化したいのでネイティブ講師から指導を受けたい」「語彙力を伸ばしたい」など、それぞれの特性を活かして希望のレッスンスタイルで英会話レッスンを受けることができます。
体験レッスンもあるので、初めて利用する方向けの7日間の無料トライアルを試してみてください。
「英語 リーディング 勉強法」に関してよくある質問を集めました。
英語のリーディング力を上げる勉強法には、精読、多読、速読、音読が欠かせません。精読は、リーディング初心者や英語初級者向けの効果的な学習方法です。この方法により、文章の構造を理解しやすくなり、語彙の向上も期待できます。精読では、自分の英語レベルよりも少し難しい教材を使用するのがおすすめです。内申点の判断基準の詳細はこちらを参考にしてください。
英語のリーディング力をアップさせるためには、英語に慣れないうちは、実際に英文を音読しながら読み進めることが重要です。スムーズに英語を読める人は、頭の中で英文を音読していることが多いです。単語を見てすぐに音に変換し、その後意味を理解する流れが速く、正確なリーディングが可能です。自分のレベルに合った英文を選んだら、日本語に訳すことなく読み進める練習をしましょう。徐々に難易度を上げていくと、リーディング力が向上し、英語学習が楽しく感じられるようになるでしょう。定期テストについてはこちらを参考にしてください。