「TOEIC 直前になってしまった!不安で仕方がない!」「TOEICまであまり日にちがない時は何をすればいいの?」という方は多くいるのではないでしょうか。
そんな人のために、この記事では、TOEIC数日前の勉強方法、確認事項、前日・当日にやるべきことをお伝えします。
この記事を見終わった頃には、今持ってる不安が小さくなっていることでしょう。
確認するべきことを理解して、万全の態勢でTOEICに臨んでください。
TOEIC試験本番まであと3日から1週間という方には、4つのポイントを意識して勉強することが重要です。
それぞれのポイントを詳しく解説していきます。
試験が近づくと慌てて新たな知識を詰め込もうとする人が多くいます。
もちろん、一夜漬けで単語や文法の一部を暗記することは可能ですが、出題範囲が広いTOEICにおいてその勉強法は有効ではありません。
一方、一度覚えた知識を思い出す作業は、それほどの労力を必要としません。
TOEIC直前は新たなことを覚えるのをやめて、これまで学習した内容を復習するようにしましょう。
TOEIC本番はリスニングとリーディングを合わせて2時間と、かなりの長丁場です。
各パートの対策はばっちりでも、試験途中で疲れて集中力が途切れてしまっては、本来の実力を発揮することはできません。
試験直前の時期は、本番と同じように2時間続けて模試形式で問題を解くことで、本番の感覚をつかんでおきましょう。
また、模試に取り組む際は以下の3点を重視し、可能な限り本番同様の環境を作りましょう。
なお、ここでの目的はTOEICの問題形式に慣れることですので、仮に点数が低くても落ち込む必要はありません。
TOEICを受験した多くの方が口にする失敗例として、時間配分のミスが挙げられます。
時間に間に合わず問題にたどり着けなければ、せっかくの努力が水の泡になってしまいます。
そのような事態を防ぐために、あらかじめPartごとに解答時間を決め、その時間内で解き切る意識を日頃の演習時から持っておきましょう。
各パートの問題数と解答時間の目安は以下の通りです。
問題 | 問題数 | 特徴 | 解答時間の目安 |
---|---|---|---|
Part5 | 30問 | 短文穴埋め問題 | 10分 |
Part6 | 16問 | 長文穴埋め問題 | 10分 |
Part7 | 1つの文書:29問 複数の文書:25問 |
資料問題・長文問題 | 55分 |
なお、リーディングセクションの解答時間は合計75分間です。
上記のように時間的余裕を確保するためには、わからない問題に直面した際の対応を決めておくことが有効です。
以下では、リスニング・リーディングの両方で、わからない問題にぶつかった際にとるべき行動を解説します。
リスニングセクションでは、ナチュラルスピードでどんどん音声が流れてきます。
問題の答えをじっくり考えていると次の問題の音声を聞き逃してしまうため、時間の使い方には気を付ける必要があります。
そこで役に立つのが、自分なりのルールを決めることです。
以下のようなルールを決めるのがおすすめです。
どれにも共通するのは、優先順位をつけて諦めるポイントを決めるということです。
模試形式で問題を解いてみて、自分なりの工夫などを付け足すとよいでしょう。
リーディングセクションに関して同様で、つまづいたら一旦その問題は飛ばすことが重要です。
「10秒迷ったら次へ」などと決めておくと、時間が足りず最後の問題まで解けなかったというようなミスを防ぐことができます。
また、完璧に訳そうとする気持ちにも注意が必要です。
仮に訳せない単語や文章があったとしても、前後の文脈から推測することは可能ですので、1文に時間をかけすぎないようにしましょう。
新しいことよりも、今ある知識を復習する
本番と同じ形式で問題を解いて本番の感覚をつかむ
時間配分をあらかじめ決めておく
この章では、試験直前でもスコアアップできる解答テクニックをPartごとにご紹介します。
Part1は写真描写問題です。
そのため、写真にない名詞が聞こえた場合、その選択肢は排除しましょう。
Part1を解く際は、1つの正しい選択肢を選ぶより、誤った選択肢3つを取り除く方が簡単です。
Part1で最もよくあるミスが、時制を間違えることです。
動作が行われたのか、行われている最中なのかによって選ぶ解答は変わってきます。
中でも受動態の進行形「being+受動態」は非常に聞き取りづらいので、よく出題されます。
「be」なのか「being」なのか、細心の注意を払って聞くようにしましょう。
Part2で、設問と全く同じ、あるいは似た発音の単語が含まれている選択肢はほとんどがひっかけです。
例えば、「hear(聞く)」と「here(ここ)」が例として挙げられます。
このように、日本人が聞き慣れている簡単な英単語を使って誤答を誘ってきますので、ご注意ください。
「or」を含む設問に対する回答は明確に答えていないモノが正解になりがちです。
具体的には以下の通りです。
Part3・4最大の攻略ポイントは、会話が行われているシチュエーションを把握することです。
最初の2~3文に出てくる単語をいくつか聞き取れれば、ある程度状況を推測することができ、その後の音声の聞き取りやすくなります。
だからこそ、会話文の冒頭は全神経を集中させて聞くようにしましょう。
リスニングにおいて、選択肢の先読みの重要性は誰もが理解していることでしょう。
そのため、マークシートをきれいに塗る時間を削り、浮いた時間で設問に目を通すことが大切です。
マークシートには印だけつけておき、リーディングセクション以降に塗りつぶすとよいでしょう。
先述の通り、TOEIC5・6は、いかにスピーディーに解き、長文問題に時間を割けるかがスコアアップのポイントです。
同Partは基本的に知識問題ですので、わからない問題は諦めて次の問題に進みましょう。
ここまで繰り返し述べてきた通り、Part7は時間との戦いです。
そして少しでも時間を短縮するためには、読むべき文章の量を可能な限り減らすことが重要です。
TOEICの長文は選択肢を読めば全文を読む必要のない問題も多いので、長文を読む前に設問に目を通すようにしましょう。
TOEICの長文では、メインの文章や資料以外のところが重要なヒントになる場合がよくあります。
先ほどと矛盾するようですが、文章は漏れがないよう隅々まで目を通すようにしましょう。
各パートにコツ・テクニックがある
テクニックを駆使して少しでも楽に解こう
いよいよTOEIC試験まであと一日、という時にやっておきたい3つのことをご紹介します。
試験前日は睡眠時間を十分に取りましょう。
個人差はありますが、最低でも7時間の睡眠は必要だと言われています。
先述の通り、TOEICは学校の定期テストと違い範囲が決まっていないため、一夜漬けは効果的ではありません。
長時間高い集中力を維持する必要があるので、睡眠時間を削って勉強するよりも、十分な睡眠時間を確保しましょう。
食事は、できるだけいつもと同じものを食べるようにしましょう。
いつもと違うものを食べて、体調を崩してしまっては元も子もありません。
ルーティンがあると、人は安心して行動ができるため、敢えて他のものを選択する必要はありません。
ベストなコンディションで受験できるように、食事管理も意識することをおすすめします。
当日必要なものは、以下の5点です。
会場には時計が無いこともあるので、時計を持っているととても便利です。
また、試験会場に持ち込めるものには以下のようなものがあります。
当日に慌てることの無いよう、必ず前日に必要なものを確認しましょう。
当日やるべきことは以下の5つです。
当日の朝ごはんはしっかりと食べて、脳と体を目覚めさせましょう。
空腹では集中力が続かず本来の実力を発揮することはできません。
しかし、食べ過ぎは試験中の眠気につながるので、自分に合った量やタイミングを意識し、ベストコンディションで試験に臨みましょう。
また、時間がないことを理由に菓子パンなどで済ませてしまうと、血糖値があがってしまうため控えたほうが良いでしょう。
前日に確認した持ち物も、出発前に再度、確認しましょう。
受験に必ず必要なものは以下の5点です。
トイレは試験前に必ず済ませておきましょう。
TOEICは2時間休憩なしで続くうえに、問題数がとても多いので、大きなタイムロスになってしまいます。
トイレを我慢しながら2時間の試験をこなしても、勉強の成果は発揮できない可能性が高いです。
試験直前のトイレはかなりの混雑が予想されるので、できれば会場に到着した時点で済ませておくと安心です。
また、緊張感をほぐすためにも、一度席を立って移動することで、少しでもリラックスできます。
TOEICの解答用紙であるマークシートは必ず全て塗りつぶしましょう。
これは、時間が足りずに解けなかった問題、わからない問題を含めて全てです。
選択肢はA・B・C・Dの4つなので、最悪適当に塗ったとしても25%の確率で正解になります。
また、マークシートの読み込みは全て機械であるため、中途半端に塗っているものやはみ出しているものなどは無効となってしまいます。
せっかく正しい解答を選んだのに、機械に読み取ってもらえないだけで点数が下がるのはとてももったいないですよね。
マークシートは必ずはみ出さず、はっきりとキレイに塗りつぶしましょう。
前日は食事・休息を優先
持ち物は前日から準備
マークシートは必ず全てキレイに塗る
最後にTOEIC対策におすすめの英会話スクールをご紹介します。
効率の良いTOEIC対策を行いたい方はぜひご利用をおすすめします。
トライ式英会話の基本情報 | |
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対象学年 | 幼児〜社会人 |
授業形態 | 個別指導 |
展開地域 | 全国各地 |
生徒の英語力を基に、目標スコアを立て、それに最短で到達できるオリジナルのカリキュラムを作成するところからトライ式英会話のTOEIC対策は始まります。
レッスンはこのカリキュラムに沿って行われるので、効率の良い対策が実現できます。
さらにレッスンは全てマンツーマンで行われるので、生徒の理解度に合わせて進度を自由に変更できます。
トライ式英会話には、講師とは別に教育プランナーが在籍しています。
主な役割は、学習プランの提案やテキストの選定、勉強に関するお悩み相談など、生徒の英語学習をトータルでサポートしてくれます。
客観的な立場から的確なアドバイスが受けられるのは独学にはない大きな魅力です。
TOEIC対策ならトライ式英会話
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TOEIC直前にやるべきことを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
TOEICの直前は新しいことを勉強するよりも、今まで培ってきた知識の復習や解き方のコツ、時間配分の確認といったことが点数アップには重要といえるでしょう。
また、当日にむけて自分のベストコンディションに体を調整することで試験中も本来の実力が発揮できます。
本記事でご紹介したことを参考にTOEIC本番に備えて高得点を狙いましょう。
「TOEIC 直前」に関してよくある質問を集めました。
TOEICの直前に行うべき勉強は4つです。まず第一に、新しいことに手をつけるよりも、今まで学習した項目の復習をしましょう。次に、模試形式で問題を解いてみましょう。さらに、リスニングセクションを100問連続で解くことで、個別で解いていた際に見えなかった課題が見えてきます。最後に、本番と同じ時間帯に模試を解いてみることがおすすめです。
TOEICを万全の体調で受けるために、食事をきちんととることやトイレを済ませておくことは必要不可欠です。また、家を出る前に持ち物をしっかりとチェックしておくことで、受けられないという最悪の事態を回避できます。TOEICの試験中には、マークシートを全てきれいに塗りつぶすことを意識しましょう。