TOEICの試験前日になり、不安をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、TOEICの試験前日に効率良く勉強するコツと、試験直前までスコアアップを狙える対策法をご紹介します。
TOEICの試験前日は、誰しも緊張するものですが、体調やコンディションを整えて本番に望めると理想的です。
TOEICの前日~当日の過ごし方のコツをしっかりと押さえて、自信を持って試験に挑みましょう!
TOEIC(トイック)の試験前日は、どのように過ごすべきでしょうか?
TOEICの準備は当日だけでなく、前日から行うのがおすすめです。
TOEICの前日には、以下でで紹介する6点を行いましょう。
TOEIC前日に重要なことは、既に学習した単語や問題などの復習です。
前日に復習すると、覚えた内容をすぐに思い出すことができます。
今までに使用してきた、参考書や単語帳をもう一度見直して、最終確認を行いましょう。
もし、つまづきやすいポイントや、苦手な部分をまとめたノートや参考書のまとめページがある場合は、その部分を重点的に学習することもおすすめです。
時間に余裕がある場合は、もう一度問題を解いてみたり、模試の重要ポイントを確認して本番に備えましょう。
TOEICの前日に、新しいことを覚えるのはやめましょう。
新しい知識を焦って詰め込んでも、点数がすぐに上がることは余り期待できませんし、落ち着いて試験に挑むことも難しくなります。
学習した内容の定着には約1ヶ月かかるので、直前に新しい知識を入れることはおすすめしません。
そのため、今までに勉強してきた知識を確実に定着させて、着実に点数を取っていく方が効果的だと言えるでしょう。
新しい参考書や新し分野に手を出すのではなく、復習を重視してしっかりとスコアを稼ぐという考えに切り替えることが大切になってきます。
TOEIC前日には、模試形式の問題を解いて、本番での感覚をつかみましょう。
公式が出している、本番とほぼ同じレベルで作成された問題集があるので、それを使うことをおすすめします。
TOEICの問題を解く際は、時間配分を意識するとより効果的です。
もし、正答率が下がってしまった場合でも、焦る必要はありません。
落ち着いてその問題をもう一度復習し、「本番ではなくて良かった」プラスに考えることが大切です。
解いたのはあくまでも模試や問題集であるため、落ち込む必要はないです。
試験の性質上、テクニックを身に付けて挑むと、TOEICでのスコアアップを狙える確立が高まります。
多くの参考書やウェブサイトには、解法テクニックも一緒に解説に掲載してあります。
ものによっては、テクニックの解説に特化している場合もあるので、探して着ることをおすすめします。
YouTubeなどのSNSにも対策方法は載っているため、復習がてら移動時間に視聴してみるのも良いでしょう。
本番でしっかりと活かせるように、イメージトレーニングも一緒に行うと効果的です。
TOEICの前日に行う最も重要な対策の1つが、TOEICでの時間配分です。
前日には、自身にとってベストな時間配分を再度チェックしておきましょう。
本番では、緊張感に襲われてたり劇的に集中したりして、手元の時計を気にしている余裕がなくなってしまう可能性があります。
そのような状況でも、時間配分を意識した学習が身についていれば、自然と感覚が判断してくれるでしょう。
まだ習得できていない場合は、問題を一定以上解いたのちに時計を確認し、ペースの確認にも気を配る必要があります。
TOEICの前日は、なるべくお酒を控えてください。
特に深酒は睡眠の質の低下を招き、翌日のコンディションに影響を与えます。
お酒の匂いが残る可能性もあるため、自身への影響だけでなく、周囲の座席の人への配慮としても重要事項です。
勉強でストレスが溜まっている可能性はありますが、テスト後のご褒美として、後回しにすることをおすすめします。
新しいことを覚えるより、復習をする
模試を解いて、テクニックと時間配分の確認をする
お酒はできる限り控える
続いて、TOEIC前日の夜から当日にかけて行うべきTOEIC対策のコツを紹介します。
TOEICの前日には十分な睡眠を取り、試験会場ではリスニングの復習を行いましょう。
以下では、具体的な試験直前のTOEIC対策方法を解説します。
TOEICの開始前には、必ずトイレに行きましょう。
時間との戦いであるTOEICでは、試験中にトイレに行ってしまうと、かなり余裕をもっている方を除いてハイスコアは取れません。
また試験中に我慢すると、TOEICに集中できないため、事前にトイレは済ませておきましょう。
効果はこれだけではなく、リラックスできることにもつながります。
本番はたくさんの受験生が集まっており緊張感も漂っているため、落ち着かなくなる方もいます。
心を落ちつかせるために、試験前に少人数の空間に身を置くだけでも、感覚が変わってくるでしょう。
リスニング問題から始まるTOEICでは、試験会場でもTOEICに対応した英語音声をリスニングすると効果的でしょう。
これは、TOEIC開始前に、耳を英語に慣らすことができるためです。
TOEIC当日は、リスニング時間が長く集中力が途切れがちな、パート3・4のリスニング練習をおすすめします。
事前に慣らしておくことで、本番は余裕をもって試験に臨むことができます。
また、復習段階で抜けている単語や表現が見つかれば、再度学習しなおすことも可能です。
TOEIC前日に行う最も大切な対策は、十分な睡眠時間の確保です。
質・量ともに満足がいく睡眠は、試験中の集中力を保つために不可欠でしょう。
先述したように、飲酒や食べ過ぎといった、身体的に負担になる可能性の高い行為は控えることが重要です。
ベストなコンディションで受験できるように、学力面だけでなく、自分の精神面のコントロールも視野に入れておくようにしましょう。
TOEIC前にトイレは済ませる
TOEIC会場でもリスニングの復習をする
十分な睡眠を取ってTOEICに臨む
TOEICの前日に一夜漬けする方法は、本来はおすすめできません。
しかし、ここではTOEIC対策を一夜漬けする場合に役立つ方法を紹介します。
TOEIC対策を一夜漬けする際は、1回分のTOEIC模試を解いてみましょう。
また、TOEICの基本事項と受験時の注意事項を確認しておいてください。
TOEICの前日には、TOEICの問題形式や各パートに対して与えられる時間を確認しましょう。
英語力がある程度ある方でも、事前にどのような試験なのかを把握しておくことが大切です。
TOEICを受ける際に流れを把握していると、解答しやすくなるので、問題演習を始める前に軽く目を通すことをおすすめします。
見落としがちな、スコアに関する情報も頭に入れておくと、直前でも目標スコアが分かるため、基準も知ることができます。
どんなに頑張って英語力を身に着けて試験に臨んでも、会場や試験のルールに違反してしまったら、そこで終了です。
TOEICの前日には、TOEICを受けるために必要なものや禁止項目・注意事項を確認しておきましょう。
たとえば認められている筆記用具はHBの鉛筆またはシャープペンシルと消しゴムのみで、ボールペンは利用できません。
またTOEICでは、置き時計やApple Watchに代表されるウェアラブル端末などの使用も不可です。
TOEICの前日には、1回分のTOEIC模試を解いてみましょう。
模試を解く際は、自分のペースで解くのではなく、必ず本番と同じように時間を測ってください。
TOEICの模試を通して、自身に最適な時間配分を掴むことで、本番でのペース管理も、多少は楽になるでしょう。
時間内に解き終わらなくとも、触れた問題を確実に正解すれば、スコアが格段に悪くなることはありません。
TOEICの基本情報を確認する
TOEIC受験時の注意事項を確認する
1回分の模試に挑戦する
TOEICには知っておくべき事柄があります。
TOEICの前日までに知っておくべき注意事項を確認しましょう。
TOEICで知っておくべき情報を、ここでは具体的に解説します。
TOEIC試験はリスニングから始まります。
よって試験が開始すると、まずは音声を聞く流れになることを覚えておきましょう。
直前まで文法の勉強進めることも良いですが、いきなり英文を聞くことに不安がある方は、事前に音声を聞いておくと良いでしょう。
リスニングの時間はとても長く、中盤で集中力が途切れてしまう可能性があるため、できるだけリラックスしておくこともおすすめです。
TOEICは問題文も回答に対する選択肢も、すべてが英語で書かれています。
試験中に問題文を読んでいると時間を消費していまうので、TOEICの前日までに内容を把握しておきましょう。
特にリーディングの問題は数も多く、時間内に解き終わらない方が多くいるため、英語を英語で理解する力をつけておく必要があります。
問題集などを参考にし、英文でどの程度の内容が出題されているのか、傾向を掴んでおきましょう。
TOEICの問題文は、公式サイトのサンプル問題にて確認可能です。
TOEICでは各Part(パート)で問題量の多さが異なります。
TOEICは時間との戦いなので、それぞれのパートの問題量を事前に把握し、時間配分を考えることが大切です。
1回分で良いので、TOEICの模試に目を通しておくと安心できます。
また、公式サイトや参考書の冒頭に、試験概要として問題数や試験時間がパートごとに示されているので、それを参考にしても良いでしょう。
TOEICには、回答する選択肢が印刷されていないリスニング問題もあります。
ちなみに、選択肢の印刷がないリスニング問題は、パート2の会話文です。
音声で流れた選択肢を聞き取り、適切な回答を解答用紙にマークしてください。
もし英語が聞き取れなくても、話し手の状況や、聞き手との関係を把握することや、会話のトーン等を参考にできます。
TOEICはビジネス英語力を図るための試験であるため、オフィス英語や顧客との会話などが中心に出題されます。
TOEICの模試を利用して、出題される英語のタイプを確認する必要があるでしょう。
日常英会話のような場面を想定して問題に当たっていると、ギャップを感じてしまい頭が追いつかない可能性も出てきてしまいます。
TOEICの種類によっては、ビジネス英語ではない英語が中心のテストも開催されているため、興味のある方は、一度公式サイトを確認してみてください。
TOEICの問題文は英文で、選択肢が記載されていないリスニング問題もある
リスニングから始まり、パートによって問題量が異なる
TOEICで出題される英語を知る必要がある
本記事では、TOEICの前日から当日の過ごし方や対策方法・TOEIC前日までに知っておくべき注意事項について解説しました。
基本的には、TOEICを一夜漬けで対策する方法はおすすめできません。
しかし、どうしてもTOEIC前日に一夜漬けする場合の対策方法も紹介したので、ぜひ参考にしてみてください。
「TOEIC前日」に関してよくある質問を集めました。
TOEICの前日や直前には、記憶が不安な単語を復習しましょう。新しい単語を覚えるよりも、TOEIC前日には記憶の定着を優先する方が、本番で効果的です。また前日に新しい単語を学ぶと、知らない点が多いことが気になって、不安になる恐れがあります。
TOEICの試験には、証明写真を貼り付けたTOEICの受験票、写真付きの身分証明書、HBの鉛筆またはシャープペンシルと消しゴム、腕時計の4点を準備しましょう。またTOEIC会場には、マスク、ティッシュ、ハンカチ、のど飴、薬を持ち込めますので、覚えておくと良いでしょう。