TOEICリスニングの教材として参考書の使用は非常に大切です。
しかし、参考書の種類はたくさんあるのでどれを選べば良いのか迷いますよね。
本記事ではTOEICリスニングの参考書の選び方から、レベル別・Part別のおすすめ参考書についても解説しています。
参考書選びに迷っている方は是非参考にしてみてください。
■まとめ
TOEICのリスニングでスコアアップを目指すには、参考書選びが非常に重要となってきます。
この章ではTOEICリスニングのスコアアップに欠かせない教材の選び方について解説していきます。
参考書選びで最も重要なポイントは、自分のレベルに合っているかどうかです。
上級者向けの難しい参考書を選んでしまうと、初級者は問題が理解できず、挫折してしまうでしょう。
また上級者が初級者向けの参考書を読んでも、スコアアップは見込めません。
最初に目標のスコアを設定し、そのレベルに合った参考書を選ぶようにしてください。
TOEICはマークシート形式の試験です。
間違えた部分がなぜ間違っているのかを探る必要があるため、解説が必要となってきます。
参考書を選ぶ際は回答の解説が充実しているものを選んでみてください。
特に初級者の方は、解説の充実度を重視しましょう。
TOEICの出題傾向は変わっていくため、古い参考書を購入してしまうと、最新の出題傾向に合っていない可能性があります。
2016年5月に一度新形式に変わっているので、この日付を目安に参考書を選んでみてください。
現在書店で販売されている最新の参考書を使用すれば、間違いありません。
TOEICのリスニングセッションは全部で4つのPartに分けられており、それぞれ出題形式が異なります。
そのためそれぞれのPartごとに対策をする必要があるのです。
1つのPartに特化した参考書も販売されているので、苦手なPartがある方はそのような参考書を選んでみると良いでしょう。
複数の参考書を併用するのもおすすめです。
購入する参考書を決めたら、購入する前に口コミを確認してみましょう。
口コミを確認することで、その参考書を使用するイメージが湧き、非常に参考になります。
またTOEIC参考書の口コミは、書き込んだ人の成績の伸び具合などが一緒に記載されている場合も多いので、自分に合ったものなのかの判断がつきやすくなります。
口コミはAmazonなどの大手通販サイトで見ることができるので、是非一度確認してみてください。
参考書は自分の目標とする点数に合ったものを選ぶ
出版年数には要注意
購入する前に口コミを要チェック
TOEICリスニング対策の参考書は、様々な出版社から販売されており、その数は非常に膨大です。
「数が多すぎてどの参考書を選んだら良いのかわからない」と感じてしまう方もいることでしょう。
そこでこの章では、おすすめのTOEICリスニング参考書をレベル別にご紹介していきます。
最初はTOEICスコア450を目指す初心者の方におすすめな参考書を3冊ご紹介していきます。
どの参考書も最初の1冊には最適なものとなっていますので、是非参考にしてみてください。
※料金は自社調べにより、あくまで目安として参考にしてください。
書籍名 | 価格 | 出版社 |
---|---|---|
世界一わかりやすい TOEICテストの授業 | 1,870円(税込) | KADOKAWA |
初心者におすすめの参考書TOP3、1位は「世界一わかりやすい TOEICテストの授業」です。
リスニングセッションで得点を積み重ねるには、英文を聞き取る能力も重要ですが、前提として知識がなければなりません。
「世界一わかりやすい TOEICテストの授業」はTOEICリスニングの基礎知識はもちろん、TOEICで良く出題される定型文も丁寧に解説されています。
また初級者でも徐々にリスニングの力がつけられる構成となっていますので、TOEIC未経験者にもおすすめです。
設問の量はそこまで多くありませんが、たっぷりの解説が好評であるため、リスニングが苦手な方にも向いている参考書になります。
書籍名 | 価格 | 出版社 |
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TOEIC(R)テスト リスニング プラチナ講義 | 2,090円(税込) | ジャパンタイムズ |
初心者におすすめの参考書TOP3、2位は「TOEIC(R)テスト リスニング プラチナ講義」です。
こちらは日本人が聞き取りにくい英文を中心に、TOEICリスニングの必須知識が網羅されています。
英語の流れを知ることから始まり、頻出語句の確認をし、英語の順番のまま理解できるように鍛えることが可能です。
付属している音声データとテキストを併用することによって、英語脳を構築することができるでしょう。
ページが進むにつれて、徐々に難易度が上がっていきますので、上級者の復習にも最適な1冊です。
書籍名 | 価格 | 出版社 |
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はじめて受けるTOEIC(R)L&Rテスト 全パート完全攻略 |
1,782円(税込) | アルク |
初心者におすすめの参考書TOP3、3位は「はじめて受けるTOEIC(R)L&Rテスト 全パート完全攻略」です。
こちらはPart別にリスニング対策問題が収録されており、苦手なPartを重点的に学習することができます。
他にも、模試や攻略方法などが掲載されており、対策は1冊完結型となっています。
模試形式の問題が全部で200問も収録されていますので、とにかく問題数をこなしたいという方には最適です。
また最大限実力を上げることができる学習法なども解説されているため、これからTOEICの勉強する初級者にも役立つでしょう。
続いてTOEIC中級者におすすめする参考書ランキングTOP3です。
こちらではTOEICスコア500〜750を目指す方を、中級者とさせていただきます。
※料金は自社調べにより、あくまで目安として参考にしてください。
書籍名 | 価格 | 出版社 |
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公式TOEIC Listening&Reading問題集8 | 3,300円(税込) | 国際ビジネス コミュニケーション協会 |
中級者におすすめの参考書TOP3、1位は「公式TOEIC Listening&Reading問題集8」です。
こちらはTOEICの本家であるETSが、本番の試験問題と同じ工程を用いて作られた、公式の参考書となっています。
過去2回分の過去問が収録されており、より本番に近い状態で学習をしたいと言う人には最適です。
マークシートを使って実践に近い形で解答できたり、スコア換算表で実力を確認出来たりします。
またCDが付属しているのに加えて、音声データをスマホやPCでダウンロードして使用できるので、隙間時間の学習にも便利です。
書籍名 | 価格 | 出版社 |
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TOEIC L&R TEST サラリーマン特急 新形式リスニング |
858円(税込) | 朝日新聞出版 |
中級者におすすめの参考書TOP3、2位は「TOEIC L&R TEST サラリーマン特急 新形式リスニング」です。
こちらは現役サラリーマンの著者が手がけた1冊で、時間がない社会人でも効率的に学習できるような構成になっています。
実際に出題された問題を徹底的に分析されているため、対策法も詳しく丁寧に解説されているので分かりやすいです。
新形式にも対応しているため、まだ慣れていない方にもおすすめです。
問題数は他の参考書に比べてやや少なめですが、短時間で成果を出すには最適な1冊でしょう。
書籍名 | 価格 | 出版社 |
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TOEIC® L&Rテスト精選模試 リスニング2 | 2,090円(税込) | ジャパンタイムズ出版 |
中級者におすすめの参考書TOP3、3位は「TOEIC® L&Rテスト精選模試 リスニング2」です。
こちらは本番さながらの模試形式で、実践的なリスニング学習ができる1冊となっています。
全ての問題に正答率が掲載されているため、スコアの予測や実力の確認も可能です。
また、TOEIC自動採点・分析アプリである「abceed analytics」にも対応しているため、答え合わせをする手間ば省けることも特徴となっています。
難易度が本番より高めに設定されているので、この1冊を制覇すれば、自信を持って本番に臨めるでしょう。
最後は上級者におすすめの参考書を3冊ご紹介していきます。
こちらはTOEICスコア900〜満点を目指す方を上級者とさせていただきます。
※料金は自社調べにより、あくまで目安として参考にしてください。
書籍名 | 価格 | 出版社 |
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キクタンTOEIC(R) L&Rテスト SCORE 990 | 1,760円(税込) | アルク |
上級者におすすめの参考書TOP3、1位は「キクタンTOEIC(R) L&Rテスト SCORE 990」です。
こちらはベストセラー英単語帳「キクタン」のTOEIC対策バージョンとなっています。
TOEICで満点近いスコアを目指すには、英単語の知識が必須です。
こちらの参考書では、音楽にのせて英文が流れて来るという、非常に印象に残りやすい構成となっています。
ダウンロード音声・アプリ版もリリースされていますので、隙間時間を有効に使いたいという方にも最適です。
書籍名 | 価格 | 出版社 |
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TOEIC(R)テスト 990点 新・全方位 リスニング | 2,200円(税込) | ジャパンタイムズ |
上級者におすすめの参考書TOP3、2位は「TOEIC(R)テスト 990点 新・全方位 リスニング」です。
こちらはミニ模試が4回分収録されているため、実践的なリスニングトレーニングを積むことができる参考書となっています。
弱点分析テストも収録されているので、自分の弱点を知りたいという方の役に立つでしょう。
実際のTOEICより、2~3倍の負荷のかかったトレーニングが多く収録されているため、TOEICに限らず英語力の総合アップが狙えます。
そのため、TOEICに特化して効率よく勉強したい方には、向いていない参考書になっているので、注意が必要です。
書籍名 | 価格 | 出版社 |
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英語リスニングの鬼100則 | 2,310円(税込) | 明日香出版社 |
上級者におすすめの参考書TOP3、3位は「英語リスニングの鬼100則」です。
こちらは音声学の観点から、リスニング能力を高めることができる1冊となっています。
漠然と英語を聞き流していても、英語を理解できる耳になる訳ではありません。
リスニングに関する理屈が「100則」徹底的に解説されていますので、今までとはまた違った観点で学習することができるでしょう。
特典として、発音も鍛えられるものもついているため、スピーキングにも役に立ちます。
初級者〜上級者までおすすめの参考書はある
自分の用途に合った参考書を選ぶことが重要
1冊だけではなく、何冊か併用するのがおすすめ
TOEICのリスニングセッションは全部で4つのPartに分かれています。
それぞれ出題形式が異なっていますので、個別に対策する必要があるのです。
この章ではTOEICリスニング対策に有効な参考書を、Partごとにご紹介していきます。
初めはPart1・2の攻略におすすめの参考書を3冊ご紹介していきます。
Part1では写真描写問題、Part2では質疑応答問題が出題されます。
こちらのPartは比較的簡単なので、しっかり対策して高得点を狙いましょう。
※料金は自社調べにより、あくまで目安として参考にしてください。
書籍名 | 価格 | 出版社 |
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解きまくれ!リスニングドリル-TOEIC TEST Part1&2 | 1,980円(税込) | スリーエーネットワーク |
Part1・2の対策におすすめな参考書、1冊目は「解きまくれ!リスニングドリル-TOEIC TEST Part1&2」です。
こちらの参考書にはPart1が80問、Part2が240問、合計で320問もの問題が収録されています。
とにかく問題をたくさん解いて、リスニング力をアップさせたいという方には特におすすめです。
パート1、2は近年難化傾向にあるため、今まで以上に対策が必要となっています。
問題数以外にも、解法テクニックも充実しているため、苦手なパートを把握したい方にもおすすめです。
書籍名 | 価格 | 出版社 |
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TOEIC(R)L&Rテスト究極のゼミ Part2&1 | 2,200円(税込) | アルク |
Part1・2の対策におすすめな参考書、2冊目は「TOEIC(R)L&Rテスト究極のゼミ Part2&1」です。
こちらの参考書はPart2で出題形式ごとの対策、Part1ではポイントとなる部分に絞って対策とPart1・2で高得点を上げるための対策が徹底的に行われる内容となっています。
問題数は減っていますが、スコアアップやハイスコアを狙うためには、絶対に落とせないパートになります。
パート2に関しては、出題パターンを7つに分けているため、苦手分野を確実に克服していくことが可能です。
さらに模試も収録されているので、Part1・2を極めたい人におすすめです。
書籍名 | 価格 | 出版社 |
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TOEICテスト最強攻略パート1&2 | 2,090円(税込) | コスモピア |
Part1・2の対策におすすめな参考書、3冊目は「TOEICテスト最強攻略パート1&2」です。
こちらはPart1・2で高得点を上げるために、効果的な解法や学習方法などを解説している内容の参考書となっています。
一見簡単そうに見えるパートですが、裏を返せば差が開くポイントだとも言えるでしょう。
この参考書は、単語で判断するのではなく、全文を的確に聞き取って判断することを目標にしているため、リスニング力を鍛えられます。
Part1・2の対策はもちろん、このPartで高得点を取りたいという方は、是非こちらの参考書を使ってみてください。
続いてPart3・4の攻略におすすめの参考書を3冊ご紹介していきます。
TOEICリスニングセッションのPart3は会話問題、Part4は説明文問題となっています。
Part1・2に比べて情報量が多く、難易度が高いのでしっかり対策しましょう。
※料金は自社調べにより、あくまで目安として参考にしてください。
書籍名 | 価格 | 出版社 |
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解きまくれ!リスニングドリル-TOEIC TEST Part3&4 | 2,200円(税込) | スリーエーネットワーク |
Part3・4の対策におすすめな参考書、1冊目は「解きまくれ!リスニングドリル-TOEIC TEST Part3&4」です。
こちらの参考書にはPart3・4それぞれの対策問題が240問ずつ収録されているため、とにかく問題を解いて、対策をしたいという方に最適です。
また、流れる音声は本番の1.2倍の速度になっていますので、本番の英文が聞き取りやすくなります。
さらに、大量の問題に加え、回答のポイントやアドバイスも多く収録されている点も、大きな特徴のひとつです。
公式サイトよりユーザー登録をすると、補助教材を無料で利用することが出来るため、興味のある方は登録してみてください。
書籍名 | 価格 | 出版社 |
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TOEIC(R)L&Rテスト究極のゼミ Part3&4 | 3,300円(税込) | アルク |
Part3・4の対策におすすめな参考書、2冊目は「TOEIC(R)L&Rテスト究極のゼミ Part3&4」です。
こちらはPart3・4の対策問題が、出題パターンごとに収録されている参考書となっています。
自分が苦手な出題パターンを探ることもできるので、弱点を補強したいという方におすすめです。
解説は、講師と英語レベルが異なる3人の生徒がゼミ形式で進んでいきます。
そのため、自分もゼミに参加しているかのような臨場感で学習できるため、楽しく対策を行うことが可能です。
書籍名 | 価格 | 出版社 |
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頂上制覇 TOEIC®テスト リスニングPart3&4 究極の技術 | 2,640円(税込) | 研究社 |
Part3・4の対策におすすめな参考書、3冊目は「頂上制覇 TOEIC®テスト リスニングPart3&4 究極の技術」です。
こちらの参考書はTOEICの神ことロバート・ヒルキ氏とTOEIC満点の経験がある森田鉄也氏が共同で手がけた1冊です。
パート3,4はリスニングの中でもつまづきやすくなっているため、難しいと感じる方も多いでしょう。
日本人が間違えやすいポイントなどが解説されており、満点を取りたい人には嬉しい内容です。
また、森田鉄也は様々な学習書籍を執筆した日本人講師であるため、とても分かりやすく府に落ちるものとなっています。
リスニングセッションはPartごとに対策をする必要がある
Partごとに参考書を使い分けるのも有効
参考書によって問題数や解説の量が異なる
今回はTOEICリスニングの参考書について解説してきました。
参考書を選ぶ際には、自分に合ったものを選ぶことが非常に重要です。
自分の目指しているスコアや苦手な分野、現在のレベルを考慮して参考書を選びましょう。
参考書選びに迷っている方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
「TOEICリスニング参考書」に関してよくある質問を集めました。
TOEICリスニングの参考書を選ぶ際には自分のレベルに合ったものを選ぶという点が最優先です。難しすぎては学習が進まなくなってしまいますし、簡単すぎてもレベルアップにつながりません。また最近の出題形式に合っているか、詳しい解説が載っているかなども注意してみてみてください。
はい、販売されています。TOEICは公開テストの場合、全200問で構成されていて、Partごと出題傾向もある程度決まっています。そのため、各Partの対策が必須になります。自分の苦手なPartがあれば、そのPartの対策に特化した参考書を選ぶのがおすすめ