「緊張」を英語ではなんて言うのか、気になりお調べではないでしょうか。
一言で緊張を英語にして表現しても、その単語によってニュアンスが異なりますし、スラングではまた別の英文に変わることもあります。
この記事では、緊張を英語でどのように伝えるのか、例文を含めて紹介します。
日常で使いやすい簡単なものから、スラングまで解説するのでぜひ参考にしてください。
緊張を英語にすると、以下の4種類となります。
それぞれの読み方や発音、意味(ニュアンス)を紹介します。
1つ目が、「緊張する」「そわそわする」といった意味をもつ「nervous」です。
読み方はナーバスで、発音記号で表すと「nə’ːrvəs」となります。
主に、緊張している、緊張を感じているという文法に用いられます。
意味(ニュアンス)は、以下に挙げたようなイメージです。
2つ目が、「不安・心配で緊張する」といった意味をもつ「anxious」です。
読み方はアンクシャスで、発音記号で表すと「ǽŋkʃəs」となります。
名詞である「anxiety(アングザイエティー)」の形容詞で、不安な気持ちから緊張を表す際に用いられます。
意味(ニュアンス)は、以下に挙げたようなイメージです。
3つ目が、「緊張はあるけど楽しみ・ワクワク」といった意味をもつ「excited」です。
読み方はエクサイティッドで、発音記号で表すと「iksáitid」となります。
緊張は感じていますが、その先に楽しみがあったり、ワクワクがあったりする場合の英文法で用いられます。
意味(ニュアンス)は、以下に挙げたようなイメージです。
4つ目が、「張り詰めている緊張感」「一髪即発のような雰囲気」といった意味をもつ「tense」です。
読み方はテンスで、発音記号で表すと「téns」となります。
意外にもナーバスより使える範囲が広く、緊迫した様子を表したり、筋肉を緊張させるといった場合に使われたりします。
意味(ニュアンス)は、以下に挙げたようなイメージです。
「緊張する」「そわそわする」といった意味をもつ「nervous」
「不安・心配で緊張する」といった意味をもつ「anxious」
「緊張はあるけど楽しみ・ワクワク」といった意味をもつ「excited」
「張り詰めている緊張感」「一髪即発のような雰囲気」といった意味をもつ「tense」
では、実際に緊張を英語で表す場合に、以下に挙げたよく使う例文を紹介します。
「I’m so nervous about 〜〜〜」は、〇〇について、とても緊張しているという英文です。
【例文】
なお、〜のように見えるという英文は「he looks very nervous.(彼は緊張している)」といった形で、「looks」または「seem」を使います。
「I feel anxious about 〜〜〜」は、〇〇を不安に思うという英文でよく使われます。
【例文】
単純に、「feel anxious」のみの場合は不安を抱くというニュアンスがありますので、「I feel anxious.(不安に思う)」のようなシンプルな使い方もできます。
「I was excited to 〜〜〜」は、〇〇に興奮・ワクワクしたという英文で使います。
【例文】
「I was (very)excited 〜〜〜」は、興奮した・ワクワクした・楽しみだったなどの感情を伝えると気によく使うので覚えておきましょう。
「under ~ tension 〜〜〜」は、緊張にさらされている、または「under tension(緊張下にある)」などで使われます。
【例文】
「under〜 tension」の英文は、緊張感のほかにもロープやひもなどの張力でも使いますので、間違えないようにしましょう。
ここからは、緊張を英語のスラングで表す場合に用いられる表現を、以下の5種類紹介します。
「have butterflies in one’s stomach」は、蝶が胃のなかにいるという英文ですが、胃がキリキリ痛むという意味です。
胸が騒ぐといったニュアンスでも使われ、より緊張したときに使うスラングです。
似たようなスラングで「have a knot in one’s stomach」がありますが、これは腹に据えかねるといった意味で使われます。
よりカジュアルにする場合は、haveをget(got)に置き換えても良いでしょう。
「get the jitters」は、落ち着かないという意味を持つ「jitter(ジッター)」を使った、緊張してビクビクしているという意味のスラングです。
主に、「ビクつく」「どきどきする」といったニュアンスで使われます。
また、「get the jitters」は、イライラするといった意味を持ち合わせているので、「he get the jitters about their lower sales numbers.(彼は売上が下がってイライラしている)」のような形でも使えます。
「get keyed up」は、調子に乗る・興奮して緊張しているという意味のスラングです。
「key up」は調律でも使われますが、興奮・緊張・鼓舞といったニュアンスを持ちます。
「I'm so keyed up that I just can't sleep tonight.(今夜は眠れないほど興奮しています)」というように、興奮による緊張を伝えるときに使われます。
また、「I got keyed up when I took the exam.(受験でとても緊張した)」という使い方もできるでしょう。
「get tense」は、緊張するといった意味をもつスラングです。
「get tense whenever there's an exam(試験になると緊張してしまう)」という形で、張り詰めた状態を伝える際に用いられます。
少し変えると、「Don't get too tense. (あまり緊張しないように)」となり、相手の不安を解消するための言葉としても使えるでしょう。
「heart beating」は、心拍といったニュアンスを持っており、heart(心臓)を用いて緊張を表現するスラングです。
「My heart's beating.(私は心臓がドキドキしている)」という緊張を伝えたり、「with a beating heart(心を弾ませて)」という使い方をしたりします。
そのほかにも、racing(レーシング)に置き換えると早いスピードで、pounding(パウンディング)にすると緊張でバクバクするといったニュアンスを伝えられます。
最後に、緊張に関連した英語表現をまとめて紹介するので、似たような意味や言葉を一緒に覚えておきましょう。
英語 | 読み方 | 意味 | 用途 |
---|---|---|---|
sweat | スウェット | 汗をかく | (緊張して)汗をかく |
sleep deprived | スリープディプライド | 寝不足 | (緊張して)寝不足 |
tense | テンス | 緊張感 | 緊張感がある |
Are you OK? | アーユーオーケー? | 大丈夫? | (緊張している人に)緊張していますか? |
getting nervous | ゲッティングナーバス | そわそわする | (緊張して)落ち着かない |
extremely nervous | イクストリームリーナーバス | 極度に・極めて緊張 | 非常に(緊張して) |
little nervous | リトルナーバス | 少し・ちょっとだけ緊張 | 少しだけ(緊張して) |
Relax | リラックス | 落ち着いて | (緊張している人に)緊張しないで |
You can do it | ユーキャンドゥイット | 頑張って | (緊張している人に)頑張って |
相手に投げかける表現から、より緊張を伝える形まで覚えておくと使いやすくなるので参考にしてください。
緊張を英語単語にすると、以下の4種類が該当します。
それぞれニュアンスや意味が異なり、使うべきシーンにあわせる必要があります。
以下の例文やスラングによる表現を使って、自分の気持ちや感覚を相手に伝えましょう。
ぜひ本記事を参考にして、複雑な意味合いをもつ緊張をうまく使い分けてみてください。
「緊張 英語」に関してよくある質問を集めました。
緊張を表す英単語は、「nervous・anxious・excited・tense」の4種類です。それぞれ意味やニュアンスが異なり、目的に合わせて使いわけが必要です。また、スラングでは「have butterflies in one’s stomach」「get the jitters」「get keyed up」「get tense」「heart beating」が使われます。
緊張を文章にすると「I’m so nervous about 〜」です。また、「I feel anxious about 〜」を使えば「不安」を、「I was excited to 〜」だと「興奮やワクワク」という気持ちを伝えられます。逆の立場では「Don't get too tense. (あまり緊張しないように)」と相手に投げかけるのもおすすめです。