「こだわり」という日本語を英語で表現したいけれど、「英語訳が全く浮かんでこない」「英語ではこだわりという表現がない?」という疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、「こだわり」を英語で表現する方法をご紹介します。
良い意味で使われるケースや、悪い意味で使われる場合の表し方も丁寧に解説するので、実際に英会話で「こだわり」を用いる際も間違いはなくなるでしょう。
面白い表現方法やユニークなテクニックもご紹介するので、英語の勉強が必ず楽しくなりますよ。
まずは、良い意味で使われる「こだわり」の英語表現を6つ紹介します。
「take ~ seriously」は「~について真面目に考える」という意味です。
ある事柄に真剣に取り組んだり、考えたりする場面で使われる表現になります。
「seriously」が真面目に、真剣に、重大にというように事を重く受ける意味を持っているため、この単語を知っていれば覚えやすいでしょう。
「particular」は「特有の」「特別の」という意味です。
「particular about」で「好みがうるさい」「~について細心の注意を払う」といった意味になります。
notを付けて「not particular about」にすると「~にこだわりがない」と逆の意味にすることもできます。
このように、様々な場面で使える汎用性の高いイディオムになっているので、基礎単語である particularの派生語として同時に習得しましょう。
「stick」は「くっつく」という動詞です。
豆知識として、ステッカー(sticker)もこの動詞から派生した名詞だということを知っていれば、難しく感じないでしょう。
「stick to」は「~にしがみつく」「~にくっついて離れない」というニュアンスから、「こだわる」「執着する」という意味でも使えることが出来ます。
同じ動作を繰り返し行っているような、執着心を感じられるものに対して使えるイディオムです。
「go great lengths」は「どんな苦労も惜しまない」という意味です。
同じ意味ですが、「go to great lengths」と表記する場合もあります。
「length」は「長さ」を意味する名詞で、「go great lengths」直訳すると「とても長い道のりを行く」となり、「こだわりのためなら何でもする」といったニュアンスになります。
lengthがlongの形容詞だと分かれば、長い期間や手間をかけてでも、目的を達成したいという意志が強いとイメージしやすいでしょう。
「committed to」には、「全力を尽くす」「~に熱心である」という意味があります。
日本語でも「〇〇にコミットする」というようフレーズも最近よく使われるようになり、なんとなくニュアンスがわかりやすい表現ではないでしょうか。
このように、会社などのスローガンやキャッチコピーにも多く使われます。
「preference」は「好み」「優先」という意味で、「~を(他のものよりも)好む」「~を優先して選ぶ」というニュアンスがあります。
個人の嗜好について話すときに便利な表現です。
またこの表現もnotを加えることで「こだわりがない」という使い方もできます。
基礎単語として、「prefer」(~を好む)という動詞表現があるので、その名詞系が使用されていると理解すると良いでしょう。
良い意味の「こだわり」だけでも色々な表現がある
notを加えることで「こだわりがない」という使い方もできる
ニュアンスがそれぞれ違うので使い分けることが大切
次は、悪い意味での「こだわり」を表現する方法6つをご紹介します。
「fussy」は、「~にうるさい」「神経質な」といった「こだわり」を意味する単語になります。
つまらない事に対して「小うるさい」「やかましい」といった、ネガティブニュアンスが含まれているので、普段使いには注意が必要です。
「picky」は「pick(選ぶ)」から変化したアメリカ英語のスラングで、「えり好みをする人」「細かいことにこだわる人」という意味で使われます。
「picky about」で「~についてこだわる」という表現になり、「こだわる」を表現するフレーズになります。
「picky」は特に食べ物に関する場面で使われることが多いことが特徴です。
「choosy」も「picky」と同じように「choose(選ぶ)」が変化してできた単語です。
意味やニュアンスも「picky」とほとんど変わりません。
しかし、「picky」は食べ物に関する場面でよく使われますが、「choosy」は食べ物だけでなく、髪型や服装など外見に対しても使える表現です。
「care」は、「~を大切なものとして扱う」「~を気にかけて注意を払う」という意味がある単語です。
「care very much about」は、「~を大事なものと考え、それに対してとても気に掛ける」といった意味になります。
「very much」を加えて強調することで、日本語の「こだわる」により近いニュアンスになるのではないでしょうか。
「fastidious」は「気難しい」「好みの難しい」といった、ネガティブな意味で「こだわり」を意味する単語です。
「fussy」と似たニュアンスを持っています。
また、「潔癖」の意味もあり、「a fastidious man(潔癖家)」といったことも表現できるフレーズです。
「be hung up on」は「~にこだわる」「~に夢中になる」「~が引っかかる」という意味があります。
「気持ちが引っかかって先に進めない」といったニュアンスを含んでおり、心理的な「こだわり」を表現したいときに便利な表現です。
「気難しい」「~にうるさい」という「こだわり」を表現したいときに便利
「very much」などの強調を加えることでより日本語の「こだわり」に近くなる
ネガティブな印象を与える表現なので使う場面には注意
「こだわり」を意味する英語には様々種類があることがお分かりいただけたところで、この章では、「こだわり」の表現を応用した少しユニークな表現をご紹介します。
自己紹介やちょっとした会話の小ネタにもなるトピックなので、話が弾むきっかけにもなりやすいでしょう。
「care about(~には気をつかう)」を使った表現を使ったフレーズです。
健康などに気を使って食事にこだわりがある人は、このフレーズを丸ごと覚えておくと便利な1文になります。
その次の文では、普段何を食べているのかや、気を付けていることを話すと、その内容に「こだわり」のイディオムも活用出来るでしょう。
「picky(えり好みをする人)」を応用した表現の「picky eater」を使用した例文です。
「食べ物の好き嫌いがある人」という意味になります。
何か自分にとって、偏った好みや対象について好みがはっきりしているがある方は、活用しやすいでしょう。
「こだわり」は自己紹介や会話が弾むきっかけになる
「I care about my diet. 」は丸ごと覚えておくと便利な1文
「picky eater 」は「食べ物の好き嫌いがある人」という意味
ここまでで出てきたこだわりの表現を活用して、こだわりを強調する表現や、お国柄を出すテクニックをご紹介します。
ぜひテクニックを取り入れて、よりこなれた英語を話せるようにしましょう。
「特有の」という意味のある「particular」に強調の「very」を付けて「very particular(強いこだわりがある)」ということを表すことができます。
何か強いこだわりがある方は、この表現を使用することで、自分のアイデンティティのひとつとして見られることもあるかもしれません。
イギリス英語が好きな人は、アメリカ英語スラングの「picky」の代わりに「fussy」を使うと良いでしょう。
意味やニュアンスはほとんど変わりませんが、イギリス人はこの「fussy」を下記のようによく使っています。
スラングに興味のある方は、国ごとによく使われるフレーズを比較すると、より学習が楽しくなるでしょう。
「very particular」で強いこだわりを表す
「fussy」はイギリス英語らしい表現
テクニックを取り入れることで、こなれた英語が使えるようになる
今回は、「こだわり」を表す英語の表現をご紹介しました。
日本語では「こだわり」の一言で済みますが、英語だとシチュエーションや良い意味、悪い意味によって様々なフレーズがあることがわかりました。
また、強調をすることでより日本語の「こだわり」と近いものになったり、国によってよく使われる表現が違ったりと、英語ならではの面白さがあります。
「こだわり」は実際の英会話でも、話が盛り上がるきっかけになるトピックなのでぜひ本記事で解説した表現を覚えて楽しく英会話を練習しましょう。
「こだわり 英語」に関してよくある質問を集めました。
意味やニュアンスは大きくは変わりません。ただ、「picky」は食べ物に関する場面でよく使われる一方で、「choosy」は食べ物だけでなく、髪型や服装など外見に対しても使える表現です。また、「picky」は「うるさい」というニュアンスがやや強く、「choosy」は「注意深い」というニュアンスが強いといえます
「こだわり」を良い意味で表現したいのか、悪い意味で表現したいか、あるいは何に対してこだわりがあるのかによって、使う表現が変わります。自分が表現したいニュアンスやシチュエーションにあったフレーズを知り、一つずつ使ってみることが大切です。ぜひ本記事での解説を参考にしてみてください