英語を勉強中であれば、今の自分の英語力がどのくらいのレベルに達しているのかを診断したいと思いませんか?
EF SETは特別な準備や手続きなしで簡単に無料で受けることができる英語のテストです。
本記事ではEF SETについて知りたい人や、テストを受けようか迷っている人に向けて、テストの種類・内容、EF SETのおすすめ理由や2021年よりオープンしたテスト会場・申し込み方法を紹介して参ります。
是非最後まで一読し、EF SETに興味を持っていただき、受験する際の参考にしてみてください。
まずは、EF SETとは一体どんなものなのかについて見ていきましょう。
EF SETとは、「EF Education First」という、世界中に1000ヶ所以上もの拠点を持つ世界最大級の教育機関が開発した英語テストです。
このテストでは、リーディングとリスニング力を測定することが可能です。
テストは完全オンラインになっているので、受験会場や受験日時などはありません。
スマホやパソコンなどがあればいつでもどこでも受験可能になっています。
EF SETの大きな特徴は以下の2つです。
EF SETはいわゆる「オープンアクセス」という、誰もがオンライン上で無料で受けることのできるテストとなっています。
そのため、EF SETの受験料は完全無料です。
よくある「初回限定無料」というようなものではなく、何回受けても料金はずっとタダという、かなりお得なテストとなっています。
英語テストはたった1回受験するだけでもかなり高額な受験料が必要です。
試験によっては、1万円以上かかるなんて事もあり得ます。
履歴書や会社での英語力証明が目的ではなく自分の英語力測定目的で受験するには少し気が引ける価格です。
対してEF SETは無料で受け放題、つまり受験料の心配が無用です。
なので定期的に自分の英語学習の進捗状況を確認したり、参考書を一冊勉強するごとに受験できたりと、他の英語テストに比べてハイペースで受験することができます。
定期的な英語力チェックにもぴったりでしょう。
このEF SETの結果は、「○○点」や「合格・不合格」の形式ではありません。
EF SETで獲得したスコアは「CEFR:ヨーロッパ言語共通参照枠」という規格に合わせて、A1〜C2という形で算出されます。
CEFRという言葉は英語学習者の皆さんにとっては聞き馴染みがあるのではないでしょうか。
英検やTOEICというような、日本で知名度の高い英語テストでもこの規格が採用されています。
EF SET はリーディングとリスニング力を測るテスト
オンライン上で無料で受験可能
EF SET のスコアはCEFR に対応
EF SETの概要はお分かりいただけたでしょうか。
続いては、EF SETのテストの種類について見ていきましょう。
種類は2つあり、15分間のテストと50分間のテストの2種類があります。
それでは、2つの違いについて解説していきます。
1つ目が15分QUICK CHECKと呼ばれている、15分間で英語力を測定できるものになります。
後ほど説明する、50分間のテストの「簡易版」という位置付けになっています。
そのため、QUICK CHECKという名称通り、英語力テストというよりは英語力チェックに近いものです。
15分QUICK CHECKではアカウント登録など手間のかかる作業が必要ないので、お手軽に試すことができます。
リーディング(特に英文法と語彙力)とリスニングに関する計20問のクイズに答えることで、CEFR基準に対応した現在の英語力を測定してくれるという代物です。
自分のスコアをSNSなどで共有することもできます。
もちろん受験料無料でいつでも、どこでもオンラインで受験可能。
もう1種類が50分EF SETと呼ばれるもので、50分間で英語力を測ってくれるテストです。
QUICK CHECKではクイズ形式で英語力を測定するのに対して、50分EF SETでは本格的な英語のテストを受験します。
50分EF SETの場合は、まず受験前に無料のアカウント登録が必要になります。
QUICK CHECKと同様に完全無料かつオンラインで受験でき、CEFR対応のスコアを計測可能。
QUICK CHECKとの違いはテスト時間やテスト形式、登録作業の他にも、履歴書に記載可能な英語力証明書を無料で発行ができるという点もあります。
15分QUICK CHECKと50分EF SETの2種類がある
QUICK CHECKはクイズ形式でEF SETはテスト形式
EF SET では英語力証明書の発行ができる
ここまで、EF SETの種類や相違点についてお話ししてきました。
続いては、50分EF SETに焦点を当てて、具体的なテスト内容や受験方法になどについて解説していきます。
まずは、50分EF SETのテスト項目と内容を見ていきましょう。
50分EF SETは本格的な英語テストだと先ほどお話ししましたが、その詳しい中身を解説します。
50分EF SETでは最初に25分間のリーディングテストが行われます。
まず初めに出題されるのは、他の英語テストでもよくある単語の穴埋め問題です。
選択肢4つの中から1つ正しいものを選ぶ問題になっています。
そして、単語問題が数問出題された後は、長文問題へ進む流れになっています。
また、長文問題はいわゆる一般的な英語長文問題とは多少異なったものになっているので注意が必要です。
このテストは、パッセージAとBの2種類の英文が提示され、質問文の内容に当てはまっている文章はAとBどちらか、という選択問題になっています。
A、B両方当てはまっている場合もあります。
CEFR対応ということだけあって、問題が進むにつれて英文の難易度も上がっていくので、解きがいのあるリーディングテストになっています。
リーディングテスト終了後に、同じく25分間のリスニングテストへ進みます。
リスニングの問題形式は2種類で、会話を聞いて質問に答えるものと、ある程度長さのある英文を聞いて質問に答える問題。
どちらも英語学習者にとっては馴染み深い問題となっています。
リスニング音声は各問題それぞれ2回ずつ再生可能です。
50分EF SETではCEFR規格に対応したスコアを算出してくれます。
また、リーディングとリスニング各スキルのスコアも確認可能です。
英語力証明書はPDFにて発行してくれます。
先ほどもお話しした通り、50分EF SETの際は会員登録が必要になります。
GoogleやFacebookなど他のアカウントでのログインもできます。
必要なのはメールアドレスとパスワードだけなので面倒な作業は必要ありません。
登録後はすぐにテストを受けられます。
リーディングとリスニングそれぞれ25分間
スコアはCEFR対応
受験するにはアカウント作成が必要
50分EF SETのテスト内容や受験方法についてお話ししてきました。
ここからは、EF SETのテストがおすすめできる点をお話ししていきます。
EF SETのテストがおすすめな理由としては主に以下の5つです。
EF SETはオンライン受験可能な、最先端なテストです。
そのため、スマホやパソコンなどがあれば自宅やカフェなどの好きな場所での受験が可能。
試験会場や試験時間に縛られることがない、というのが大きな特徴です。
続いては、特別な準備は必要ないということです。
EF SETを受験するには、他のテストのように対策・準備などが必要ありません。
ですので、いつでも気軽に受験できます。
受験費用がかからないというのも非常に大きなおすすめポイントです。
大抵の英語試験というのは、高額な受験料が必要になり、受験ごとに支払う必要があります。
しかし、EF SETでは受験料無料なので金銭面の心配は不要です。
オンラインで受験でき、しかも受験料がかからないにもかかわらず、英語力証明書の発行ができるというのも大きなポイント。
英語力証明書があるかないかでも、テストを選ぶ上ではかなりの差があります。
EF SETはCEFR規格に対応しているので、英検やTOEIC受験の際のスコア目安や受験級の選定などに活用できます。
実際に英検などを受験せずして、自分のスコア目安を確認できるのは嬉しいポイントです。
最新鋭のテスト形式
対策や費用は不要
他の英語テストの目安にも使える
続いては、EF SET・公式テスト会場についてお話ししていきます。
2021年から東京・大阪・京都でEF SETの公式テスト会場が開設されています。
これらの会場で受験しても受験料は無料です。
EF SETオンラインで受験可能ですが、なかなか受験が難しい方は、公式テスト会場で受験可能です。
申し込み方法は専用のリンクから、名前や住所、受験希望地などを入力するだけ。
時間はかからないので、あっという間に申し込み可能です。
東京・大阪・京都に公式テスト会場が開設
自宅での受験が難しい人に便利
申込は専用リンクから必要事項を入力するだけ
EF SETについて解説しましたが、いかがでしたでしょうか。
EF SETとは一体なんなのか、他の英語のテストとは何が違うのか、さらに、EF SETを受験する際に注意が必要な点について解説してきました。
受験料がかからない、オンラインでいつでも・どこでも受験可能で自分のCEFRスコアが測定できることがEF SETの強みとなっています。
自分の英語力のチェック、英語学習のモチベーション維持のために、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。
「EF SET」に関してよくある質問を集めました。
EF SETはオンライン上で無料で受験可能な、リーディングとリスニング力を測るテストです。また、「CEFR:ヨーロッパ言語共通参照枠」という規格に合わせて、A1〜C2という形で算出されるタイプのテストです。
EF SETのテストは、最新鋭のテスト形式を取り入れている上に、対策や費用が不要です。英語力証明書が発行でき他の英語テストの目安にも使えるため、受けて損はないでしょう。