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更新日 2023.9.13

​​​​アメリカ英語とは?成り立ち・話し方の特徴・学習方法を解説

英語というとアメリカを頭に思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。

しかし、英語はイギリスで生まれた言語です。

ではアメリカ英語はイギリス英語とどう違うのでしょうか?

そこで本記事では、アメリカ英語が生まれた歴史的背景や、特徴、イギリス英語のスペル・発音・文法などの違い、アメリカ英語の話し方のポイントを分かりやすく解説します。

アメリカ英語を勉強する際のポイントも紹介しているので、ぜひ最後までお読みください。

この記事のポイント
  • アメリカ英語とはなにか?
  • アメリカ英語とイギリス英語の違いについて解説
  • アメリカ英語の勉強方法を紹介

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アメリカ英語とは

アメリカ英語とは、その名の通り、アメリカ合衆国を中心に使われている英語のことです。

日本の方言と同様に、南部と北部、西海岸と東海岸で若干アクセントや発音に違いがあります。

まずは、そんなアメリカ英語の歴史的背景について見ていきましょう。

アメリカ英語の歴史的背景

17世紀はじめ、イギリスから大量の移民がアメリカ大陸に移り住み、その時にイギリス英語が同時に輸入されました。

これがアメリカ英語の起源です。

その後、アメリカ合衆国に元々住んでいたネイティブアメリカンや他の国出身の移民の言葉が混ざり、アメリカ英語は独自の変化を遂げていきます。

一方、イギリス英語も時代と共に変化した結果、現在のようなアメリカ英語とイギリス英語の違いが生まれました。

アメリカ英語を話す国は?

以下は、アメリカ英語を使う国の一部です。

  • カナダ
  • プエルトリコ
  • フィリピン
  • メキシコ
  • リベリア

南北アメリカ大陸やアメリカの植民地だった国など、アメリカ文化の影響を大きく受けた国が中心です。

国数こそイギリス英語に劣るものの、人口で見るとアメリカ英語を話す人の方が世界には多くいます。

日本で習う英語もアメリカ英語が主流

日本で使用されているのもアメリカ英語が主流です。

また、学校教材や市販の参考書に掲載されているのもアメリカ英語ですので、日本の場合はアメリカ英語の方が学びやすい傾向にあります。

ただし、TOEICをはじめとする英語資格試験では、リスニングの際にイギリス英語も使用されるので注意が必要です。

POINT

アメリカ英語のルーツはイギリス英語にある

世界全体ではアメリカ英語を話す人の方が多い

日本で使われている英語もアメリカ英語

アメリカ英語とイギリス英語の違い

アメリカの英語とイギリスの英語における違いとは、具体的にはどのようなものでしょうか?

以下では、スペル・発音・単語・時間表現の4つの視点から解説していきます。

​​スペルの違い

イギリス英語と比較して、アメリカ英語の綴りはシンプルです。

以下の例のように、アメリカ英語ではuやlが省かれたり、gue(英)がg(米)に変化したりします。

イギリス英語 アメリカ英語
colour color
humour humor
dialogue dialog
catalogue catalog
traveller traveler
cancelled canceled

​​発音の違い

イギリス英語とアメリカ英語には、発音が異なるアルファベットもあります。

特に、アメリカ英語とイギリス英語では「o」と「t」・「r」の発音に違いがあります。

oの発音

イギリス英語では「オ」に近い音で発音される「o」は、アメリカ英語では「ア」に近い音に聞こえます。

以下はその例です。

  イギリス英語 アメリカ英語
hot(熱い) ホット ハット
body(身体) ボディ バディ

tの発音

イギリス英語では明瞭に発音される「t」の音ですが、アメリカ英語では「r」や「d」の音で発音されます。

アメリカ英語の場合はあまり発音されないように聞こえる場合もあるでしょう。

  イギリス英語 アメリカ英語
water(熱い) ウォーター ワーラー
body(身体) レター レラー

rの発音

イギリス英語と比べてアメリカ英語は「r」を強く発音します。

その際、舌が上顎に付かないように注意しましょう。

具体的な例は以下の通りです。

  イギリス英語 アメリカ英語
store(店) ストー ストア
door(扉) ドー ドア

​​文法の違い

アメリカ英語とイギリス英語には、文法の違いも見受けられます。

様々な違いがありますが、ここではもっとも代表的な「現在完了形」の違いについて解説します。

現在完了形の使い方

アメリカ英語とイギリス英語では、現在完了形の使い方に違いがあります。

イギリス英語では含まれる「have」が、アメリカ英語では省かれるという違いです。

アメリカ英語とイギリス英語の現在完了形の違いを、下記の例で確認しましょう。

  • (英)I have already had breakfast. → (米)I already had breakfast.
  • (英)Have you seen him today? → (米)Did you see him today?

​​単語の違い

アメリカ英語とイギリス英語では、同じ意味を指す言葉が異なるケースも多々あります。

たとえば下記の単語で同じ意味の表現が違います。

同じ意味ですが表現が異なるので、両方の英単語を覚えておくと良いでしょう。

日本語 イギリス英語 アメリカ英語
アパート flat apartment
エレベーター lift elevator
映画 film movie
サッカー football soccer
タクシー cab taxi
garden yard
スケジュール timetable schedule
消しゴム rubber eraser
アメ sweets candy
クッキー biscuit cookie

​​時間表現の違い

時間表現に関しても、アメリカ英語とイギリス英語では異なります。

時間表現の例

ここでは、具体的な時間表現の違いを確認しましょう。

イギリス英語よりも、アメリカ英語の方が分かりやすいシンプルな表現です。

  • (英)a quarter of an hour → (米)fifteen minutes
  • (英)half an hour → (米)thirty minutes
  • (英)three quarters of an hour → (米)forty five minutes
  • (英)an hour and a half → (米)ninety minutes
  • (英)twenty past three → (米)three twenty
POINT

スペル・発音・単語の違いがある

文法の違いがある

時間表現の違い

アメリカ英語の話し方

続いて、アメリカ英語の話し方を紹介します。

TOEICではアメリカ英語のリスニングがあるため、話し方の把握はTOEICのスコアアップにつながるでしょう。

声の出し方の特徴

アメリカ英語とイギリス英語では、声の出し方が異なります。

アメリカ英語は喉の奥から発声する発音の仕方です。

一方、イギリス英語は鼻にかかった発音に聞こえるでしょう。

また、ネイティブスピーカーは腹式呼吸で話す方が多くいます。

腹式呼吸をマスターするには、横になっておなかで呼吸することを意識しながら発音の練習をすると効果的です。

話し方のポイント

ここでは、アメリカ英語を話す際のポイントを解説します。

顎をリラックスさせる

アメリカ英語最大の特徴は、リラックスした状態で話すところにあります。

そのため、発音の際は極力顎の力を抜くことがポイントです。

顎の力が抜けると、先ほど解説した喉の奥から発声することも比較的簡単になります。

両手で顎をおさえて、下顎が動かないようにして英語を話す練習方法が効果的ですので、ぜひ試してみてください。

イントネーションを意識する

日本語は他言語と比べて抑揚の少ない平坦な言語といわれています。

逆にアメリカ英語は抑揚の多い言語ですので、アクセントを意識すると、よりネイティブスピーカーに近い発音に近づきます。

目安としては、ちょっと大げさに抑揚をつけるくらいが最適です。

Wは「ウ」のイメージで

アメリカ英語の「W」の発音は、日本人には少し難しい音です。

日本語の「ウァ」のイメージで発音するように意識すると、アメリカ英語の「W」の音に近づきます。

Nの次のTは発音しない

アメリカ英語では「N」に続く「T」は発音しないというルールがあり、これをマスターできるとアメリカ英語らしい音に聞こえます。

以下の例を参考に発音の練習をしてみてください。

  • internet(インナーネット)
  • counter(カウンナー)
  • international(インナーナショナル)
  • printer(プリンナー)

スラングを覚える

スラングとは、コミュニケーションの場で使われる砕けた表現のことで、日本でいう「やばい」「エグい」などの若者言葉のようなものです。

これを日常で使いこなせると、一気にネイティブスピーカーらしくなります。

単語 原義 スラングでの意味
tea お茶 噂話、ゴシップ
slaps 平手で打つこと、拒絶 最高にいい
slay 殺害する、笑い転げさせる キマってる
flex 曲げる 自慢する
fit 適任、合う 服装
POINT

声の出し方が違う

話し方が微妙に違う

特徴をつかむとリスニングが聞き取りやすくなる

アメリカ英語の勉強方法

最後に、アメリカ英語をマスターしたい方のためにおすすめの勉強法をご紹介します。

  • オンライン英会話で学ぶ
  • 語彙を増やす
  • 洋画で学ぶ
  • 洋楽で学ぶ

オンライン英会話

アメリカ英語を学びたいなら、実際にそれを使っているアメリカ人に教えてもらうのが近道です。

そこでおすすめなのが、アメリカ人講師からマンツーマンレッスンを受けられる「トライ式英会話」です。

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トライ式英会話の特徴
  • ネイティブ講師のマンツーマンレッスン
  • 生徒一人ひとりにオリジナルのカリキュラムを作成
  • レッスンはオンラインで完結

先述の通り、トライ式英会話ではネイティブ講師のマンツーマンレッスンが受けられます。

アメリカ英語をたくさん聞いて、たくさん話せばそれだけ上達スピードは上がるでしょう。

また、生徒一人ひとりにカリキュラムを作成し、オリジナルのレッスンを行っているので、生徒の今必要なスキルをピンポイントで鍛えることができます。

さらにレッスンはオンラインで受講できるので、忙しい方でも安心です。

語彙を増やす

以下で紹介する、洋画・洋楽を用いた学習は非常に効果的ですが、そもそも語彙力が足りていないと内容が全く理解できません。

まずは市販の単語帳を購入し、1周してから以下の学習法に取り組むことをおすすめします。

なお単語学習の際は、スペルだけでなく発音も意識しながら声に出して覚えるとよいでしょう。

洋画を見る

映画やアニメには、日常生活で頻出の単語・表現が山のように出てきます。

ストーリーを楽しみながらそのようなネイティブが話す英語をマスターしていきましょう。

具体的には、英語の字幕をオンにしてそれを目で追いつつ、会話を聞き取ることにも集中すると、リスニングとリーディング両方を鍛えることができます。

洋楽を聞く

洋楽最大のメリットは、歌詞として重要なフレーズが頭に残りやすい点にあります。

また、ただ聞き流すだけでいいので、オンライン英会話や洋楽以上に気軽に取り組める点も魅力です。

洋画の時と同様、英語の歌詞を目で追いながら、最終的には何も見ずに歌えるようになることが理想です。

POINT

アメリカ英語を学ぶならオンライン英会話がおすすめ

語彙力強化が最優先

洋画・洋楽なら楽しく学べる

まとめ

TOEIC対策としても有効なアメリカ英語の特徴を解説しました。

さらにアメリカ英語とイギリス英語の違いも説明したので、どちらの英語も理解しやすくなるでしょう。

イギリス英語を学習すると、英語の基本をおさえることができます。

そのため、イギリス英語の学習によって、アメリカ英語も把握できるようになるでしょう。

イギリス英語の学習法も紹介したので、ぜひ参考にしてみてください。

POINT

アメリカ英語の特徴と話し方

アメリカ英語とイギリス英語の違い

イギリス英語の学習法

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【初心者でもわかる】この記事のまとめ

「アメリカ英語」に関してよくある質問を集めました。

アメリカ英語とは?

アメリカ合衆国を中心に話されている英語がアメリカ英語です。言語の起源を辿ると、イギリス英語が移民を中心に発展したのに対し、アメリカ英語は原住民と移民の言語が混同した結果現在に至ったという違いがあります。また、発音、文法、スペルにも違いがあります。そもそも声の出し方や、話し方にも微妙な違いが存在しますが、総じてアメリカ英語の方が、イギリス英語と比較して分かりやすくシンプルな言語と言えるでしょう。

アメリカ英語とイギリス英語の違いは?

アメリカ英語とイギリス英語の違いは全体的に、アメリカ英語の方がイギリス英語より明快で直接的な表現が多いのが特徴的です。文法や時間表現だけでなく、アメリカ英語とイギリス英語では、スペルや単語・発音・声の出し方の違いも見受けられます。例えば、アメリカ英語は喉の奥から発声しますが、イギリス英語は喉にかかる発声をすることが多いです。具体的な表現の違いや発音の違いについて知りたい方は、記事をお読みください。

この記事を企画・執筆した人
-EnglishSearch編集部-
この記事は、EnglishSearchを運営している株式会社デジタルトレンズのEnglishSearch編集部が企画・執筆した記事です。
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