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更新日 2023.9.14

英語をゲームで上達させよう!メリット・デメリットやおすすめゲームを紹介

英語を上達させるにはいろいろな学習方法がありますが、ゲームも効果的な学習方法の1つです。

本記事では、子供だけでなく大人も楽しく英語を学ぶことができる、英語学習におすすめのゲームを紹介して参ります。

また、ゲームで英語学習するメリット・デメリットから、子供・大人の英語学習におすすめのゲームと遊び方を紹介しています。

スマホやパソコンで遊ぶ英語学習ゲームも紹介するので、是非参考にしてみてください。

この記事のポイント
  • ゲームで英語を学習するメリットとデメリットを解説
  • 子供におすすめの英語学習ゲーム5選を紹介
  • 大人におすすめの英語学習ゲーム3選を紹介

ゲームで英語学習をするメリット・デメリット

教科書や参考書・単語帳などを手にし、机に向かうだけが勉強ではありません。

テーブルゲームやスマホのアプリゲームなど、楽しくゲームをしながら英語を学習することも可能です。

ゲームを通じて英語を学ぶことに関しての、メリットやデメリットについて考えてみましょう

ゲームで英語学習をするメリット

ゲームというと、何となく勉強にとってマイナスな印象を抱く人もいるのではないでしょうか。

しかし、ゲームをしながら英語を学ぶメリットがあるため、解説いたします。

英語は楽しいという感覚が身に付く

楽しいという感情は学習にとって良い影響があることが、研究によりすでに明らかとなっています。

英単語や漢字がなかなか覚えられない人でも、大好きな漫画のキャラクター名はすぐに覚えられたという経験はありませんか。

同じことがゲームによる英語学習にも当てはまります。

英語を学ぶことは楽しいという感覚を得ることができるのが、ゲームを用いた英語学習の最大の利点です。

リスニング・スピーキングなどのスキルを伸ばせる

英語学習にリスニング・スピーキングのスキルは欠かせないものですが、習得には相当の集中力を要します。

ゲームをするときには多くの人が、ゲームそのものの内容や勝ち負けに意識を集中させますが、その集中力が重要なのです。

短時間でもリスニング・スピーキングの効率的なスキルアップが図れることが、ゲームによる英語学習のメリットと言えるでしょう。

ゲームで英語学習をするデメリット

ゲームによる英語学習は、確かに英語学習を補助する効果的な方法ですが、メリットばかりではありません。

ここでは、ゲームを学習に活用する際に考えられるデメリットについても確認しておきましょう。

ステップアップが難しいことがある

ゲームが英語学習に効果的であるとは言え、1種類のゲームで総合的な英語力すべてをカバーすることはできません。

そのため、英語力を伸ばしたければ、複数のゲームをバランス良くプレイする必要があります。

しかし特に子供の場合は、自分が得意でないゲームをプレイするのを嫌がり、得意なゲームばかりプレイする子もいます。

効率的なステップアップを望むために、上手に導く指導者が不可欠であるというのはデメリットと言えるかもしれません。

ゲームに飽きてしまうことも

小学生の児童などの場合には、一つのゲームにすぐに飽きてしまう傾向があります。

一度飽きてしまったゲームに、無理に参加させようとすると、楽しさを感じることができずに逆効果になる可能性が高いです。

楽しさを持続させ、飽きることに対処する必要があることが、ゲームを使った英語学習のデメリットと言えるでしょう。

POINT

「楽しさ」がゲームによる英語学習の重要な要素

集中力を要するゲームはリスニング・スピーキングに効果大

飽きることに上手く対処する必要がある

子供の英語学習におすすめのゲーム5選

遊びながら英語学習をするには、少人数でもプレイできるゲームが最適です。

小学生や中学生などの子供の英語学習に使える、簡単なおすすめ英語ゲーム5選を紹介いたします。

1:しりとり

しりとりは英語でもできるワードゲーム(言葉遊び)で、遊びながら英単語の暗記ができ、想起力のアップにも効果的です。

語彙力のある人が圧倒的に有利なので、子供に遊ばせる場合には、ヒントやハンデを設けると良いでしょう。

遊び方

英語でのしりとりの遊び方は、日本語の場合とほぼ同じと考えて構いません。

英単語の最後の一文字を取って、次の人が単語を言うだけです。

日本語では、最後に「ん」のつく言葉を言った人が負けですが、英語では最後の文字が「x(エックス)」の場合に負けとなります。

日本語のしりとり同様、同じ単語を言った場合や、言える単語がなくなった場合も負けとなります。

2:早口言葉

日本語と同じく、英語にも早口言葉があります。

早口言葉を覚えて繰り返すことによって、英語の正しい発音を理解し、滑舌の矯正をすることも可能です。

遊び方

一人で早口言葉を言えるようになるまで練習するのも楽しいですが、複数人で最後まで正しく言えるかを競うのも楽しいでしょう。

代表的な英語早口言葉を紹介しますので、上手く言えるよう繰り返し練習してみてください。

  • She sells sea-shells on the sea shore.(彼女は海岸で貝殻を売ってるよ)
  • Can you can a can as a canner can can a can?(缶詰屋さんがやるみたいに缶に詰めることはできる?)

3:I Spy

2人以上の人数なら何人でもできる、英語によるコミュニケーションゲームの一種です。

身の回りの物を英語で表現する力をつけることができ、工夫次第でバリエーションを増やすことができます。

遊び方

「I Spy」の基本的な遊び方は以下の通りです。

  • ジャンケン等でスパイ(出題者)を1人選ぶ
  • スパイは身近にある物から、他の人に知られないように何か一つ選ぶ
  • スパイは選んだ物の(英語の)頭文字をアルファベットで言う
  • スパイ以外の人が、スパイが選んだ物を英語で言い当てる
  • スパイが選んだものを言い当てた人が勝ち

スパイが何か一つのものを決めたあとで言うのは次のようなセリフです。

「I spy something beginning with letter [アルファベット名]!」

(訳:[アルファベット名]で始まるもの見つけたよ!)

[アルファベット名]の部分を[色の名前]や[形]などに変えるなど、いくらでも応用できるのがこのゲームの楽しいところです。

「I spy something [色の名前/形]!」というようにセリフも変えてみてください。

4:Do as I say

こちらは、出題者が英語で決まった動きを要求し、周りの人が要求された動きをするという「運動ゲーム」です。

アレンジの仕方によって、英会話に必要なさまざまな語彙を習得できる遊びになります。

遊び方

遊び方は簡単で、出題者が「Do as I say [運動を表す英語]!」と言ったら、周りの人は要求通りの動きをします

例えば、出題者が「Do as I say smile !」と言ったら、周りの人は微笑むという具合です。

要求する動きを複雑にしていくことで、出題者は英語表現力を、回答者側はリスニング・理解力を身に付けることができます。

5:Go Fish

こちらはトランプを使ったカードゲームの一種です。

トランプの代わりに英単語カードを使えば、覚えたい単語を重点的に学習することができるでしょう。

会話をしながら進めるゲームなので、日本語を使わず英語だけで会話をする「縛り」を加えるとより効果的に英語を学べます。

遊び方

まずはジョーカーを除いたトランプ(または英単語カード)を用意します。

  • カードを伏せて各プレイヤーに5枚ずつ配る
  • カードは他人に見えないように伏せつつ、同じ絵や数字がある場合は自分の前に表向きで置く
  • 残ったカードは山札として真ん中にすべて置く
  • 1番目のプレイヤーが誰か1人を指名して問う「Do you have a [カード名/カードの数字]?」
  • 所持している場合「Yes, I do.」⇒そのカードと同じ手持ちのカードを表向きで自分の前に置く
  • 所持していない場合「No, I don't. Go fish.」

ゲームの流れは以上のようになります。

この一周が終わったら、次の人は真ん中の山札から1枚のカードを引き、ペアになるカードがあれば2枚とも表向きにして自分の前に置きます。

繰り返しながら、持っているカードが最初になくなった人が勝ちです。

POINT

子供でも簡単なルールですぐに遊べる

アレンジ次第でステップアップできる

英語の語彙力や発音を伸ばせる上に思考力も養える

大人の英語学習におすすめのゲーム3選

英語学習をしている大人でも、時には息抜きも兼ねて英語ゲームに挑戦してみてはいかがでしょうか。

英語の授業で勉強したことの復習にも使える、大人の英語学習におすすめのゲーム3選を紹介いたします

1:Hot Seat

Hot Seatという席(座る場所)に座った人が、周りの人からのヒントを元に、特定の英単語を言い当てるゲームです。

ヒントの数を調節したり時間制限を設けたりと、その場にいる人の英語レベルに合わせて、ルールを変更すると誰でも楽しめます。

遊び方

ゲームの基本的な流れは以下のようになっています。

  • 1.Hot Seatに座る人(以下「回答者」とします)をジャンケンなどで決定する
  • 2.回答者以外の人たちで話し合い、キーワードとなる英単語を決定する(キーワードは回答者には知られないようにする。)
  • 3.回答者以外の人たちは順番を決め、その順番通りに、キーワードを連想させる「大きさ」「色」「カテゴリー」「使い方」などを英語で言っていく
  • 4.ヒントを元に、キーワードを言い当てることができれば、回答者の勝ちとなります。

ヒントの数や時間制限の有無・長さを自由に設定し、皆で楽しめるように工夫してみてください。

2:Pit Pat Putt

Pit Pat Puttは、発音を改善し単語を聞き分ける力を養うことができるゲームです。

少し難しいかもしれませんが、必要なものは紙とペンだけなので、ぜひ挑戦してみましょう

遊び方

最初に、最初の子音が同じで最後の子音も同じになる1音節の単語を、10個リストアップします。

次に10個の単語のそれぞれに0〜9までの数字を割り当てましょう。

10個の単語と数字の割り当ての例は以下のようなものになります。

割り当てる数字 単語例1 単語例2 単語例3
0 bat pat tan
1 bet pet ten
2 bit pit tin
3 bot pot ton
4 bought put teen
5 but putt tone
6 bait part torn
7 beat pert throne
8 bite port turn
9 boat pete tune
 

使用する単語リストと数字の割り当てが決まったら、リストの単語それぞれの発音の違いを確認しておきましょう。

それからジャンケンなどで1人の出題者を決めたらゲームの準備完了です

ゲームの内容は出題者がある電話番号を言い、その番号を回答者が書き留めるという単純なゲームです。

ただし出題者は、電話番号の数字に対応した英単語で言うので、回答者はそれを数字に変換して書き留めなければなりません。番号を正しく書き留めることができた人が、ゲームの勝者となります

3:Scattergories

カテゴリーと頭文字のアルファベットを指定し、該当する単語を全員で言い合うゲームです。

他の人と違う単語を挙げれば得点をもらえますが、他の人と重複してしまった場合は得点はもらえません

指定された条件を満たす単語で、いかに他の人と異なるものを思いつくかという、英語の語彙力が試されます

遊び方

  • カテゴリーを決める(「Animal(動物)」「Sports(スポーツ)」「Hobbies(趣味)」など)
  • カテゴリーごとに「T」や「S」など頭文字となるアルファベットを決める。
  • 全員で指定のカテゴリーと頭文字を満たす英単語を1つずつ紙に書く。
  • 他の人と重複しなかった場合には1ポイント加算される。

カテゴリーの数は5個や10個など、場合に応じて決めるとよいでしょう。

すべてのカテゴリーを終了して最終的に得点の多かった人が勝者です。

以下にゲームの例を示しました。

カテゴリー[頭文字] 回答者1 回答者2 回答者3
Animals[D] Dog Deer Dog
Sports[T] Tennis Table tennis Triathlon
Jobs[F] Firefighter Financial Planner Fisherman
Vegetables[S] Spinach Spinach Soybean
Hobbies[C] Collecting Stamps Car tinkering Collecting Stamps
得点 2点 4点 3点
 

上の例の場合の勝者は、回答者2となります。

POINT

楽しみながら語彙力を鍛えることができる

ルールをアレンジして子供向けにすることもできる

ゲームに勝つためにもっと英単語を覚えたくなる

スマホやパソコンで遊ぶ英語学習ゲーム

英語を使って楽しく遊ぶ方法として、スマホやパソコンの英語学習ゲームという選択肢もあります。

ここでは、1人でも英語学習ゲームで遊びたいという人向けに、スマホ・パソコンを使ったゲームを紹介いたします。

遊びながら英語を勉強するアプリ3選

英語学習には、お金をかけずにいつでも楽しめる、無料のアプリゲームがおすすめです。

ここでは遊びながら英語を勉強するアプリ3選を紹介いたします。

1:英語物語

英語物語は、ロールプレイングゲームのような感覚で楽しめる英語学習ゲームです。

単語や文法の学習に加えて、英作文のトレーニングもでき、ストーリーを楽しみながら英語の力をアップできるのが特徴です。

普段からロールプレイングゲームが好きで、よくプレイしている人にに限らず、初心者の方にもおすすめです。

2:英単語パズルNekotan

4万語以上の英単語を収録したパズルゲームです。

与えられたアルファベットを組み合わせて英単語を完成させ、猫のキャラクターを助けることでゲームクリアとなります。

パズルゲームや猫が好きな人は、英語学習ということも忘れて楽しめるのでおすすめです。

英単語を作るときにはヒント機能もあるので、現時点で単語力に自信のない人でも、新しい単語を習得しつつ楽しめます。

3:早打ち英文法

中学・高校レベルの英文法を全体的におさらいできる、英文法に特化した英語学習アプリです。

例文を5つ反復して解くという形で、無理なく英文法を記憶に定着させることができるのが特徴のひとゆになります。

英文法に自信のない中学生から、基礎レベルの復習をしたい社会人まで、幅広い層におすすめしたいアプリと言えるでしょう。

遊びながら英語を勉強するパソコンゲーム2選

英語を学習する方法としては、アプリゲームの他にも、パソコンを利用したオンラインゲームがあります。

キーボード入力が可能なので、パソコンの操作にも慣れることができ一石二鳥です。ここでは、遊びながら英語を勉強するパソコンゲーム2選を紹介いたします

1:ABC Countdown

こちらは、制限時間内にアルファベットを順番にクリックしていくだけという、非常にシンプルなゲームです。

アルファベットカードや筆記用具などが一切必要ないので、とても手軽にプレイすることができます。

英語学習を始めたばかりの子供に特におすすめしたいアプリですが、意外に手応えがあり、大人の脳トレにも使えるでしょう。

2:Word Whomp

与えられた6つのアルファベットを使用して、制限時間内に幾つの英単語を作れるかに挑戦するゲームです。

記憶を引き出す力である「想起力」を効果的に鍛えることができるのが、このゲームの特徴と言えるでしょう

英単語のインプット学習だけでなく、覚えた英単語を想起するというアウトプット学習をしたい人におすすめのゲームです。

POINT

スマホ・パソコンを使えば1人でも英語学習ゲームを楽しめる

暇つぶしに英語学習ゲームをプレイするのも良い

子供の英語学習の入り口としても使いやすい

まとめ

今回は、ゲームを楽しみながら英語学習をする方法や、メリット・デメリットおすすめのゲームについて解説いたしました。

子供の早期学習にも、社会人の知的遊びとしても、英語学習ゲームは幅広く応用できるので、おすすめの英語学習方法のひとつです。

机に向かっての勉強だけではなく、遊びながら学習できる方法として、英語ゲームを取り入れてみてはいかがでしょうか。

【初心者でもわかる】この記事のまとめ

「英語 ゲーム」に関してよくある質問を集めました。

ゲームで英語学習をするメリット・デメリットは?

楽しみながらプレイすることができるので、集中力が高まった状態で学習できるというメリットがあります。情動を刺激できるので、記憶の定着度が高いという利点も期待できるでしょう。適切なレベルでなければ楽しめなかったり、簡単すぎて飽きてしまったりというデメリットもあるので、ときに工夫も必要となります。

子供の英語学習におすすめのゲームは?

まだアルファベットを覚えていないという段階であれば、まずはABC Countdownに挑戦することをおすすめします。英単語がある程度わかるレベルになれば、Word Whompで思い出せる単語を増やしていくと良いでしょう。語彙が増えれば、英語しりとりやI Spyなどの簡単なゲームに抵抗なく参加できるはずです。

この記事を企画・執筆した人
-EnglishSearch編集部-
この記事は、EnglishSearchを運営している株式会社デジタルトレンズのEnglishSearch編集部が企画・執筆した記事です。
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