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更新日 2024.7.3

【英文法】未来形とは?その種類や未来進行形・未来完了形など応用まで解説

英語学習者にとって、時制とは避けては通れない道です。

英語は時制を確実に表す言語です。

そのような英語の時制は大きく分けて、現在形・過去形・未来形・進行形・完了形があります。

名前の通り、現在形は現在を表す形、過去形は過去を表す形、未来形は未来を表す形、進行形は物事が進行している様子を表す形完了形は物事が完了している様子を表す形です。

今回はその未来を表す形である、未来形にスポットを当てて解説していきます。

また、未来形の応用についても詳しく説明していきます。

難しい分野ですが、丁寧に解説していくので心配無用です。

それでは早速、未来形の概要について解説していきます。

英語の未来形とは?

本章は、英語の未来形の全体像を掴む章です。

ここで未来形の基本の種類と、それらの例文や意味を押さえておきましょう。

まずは、未来形とは未来を表す形です。

「いまから学校へ行く予定だ」「私は明日22歳になる」等も未来形として英語で表すことができます。

しかし未来形は基本、2つの種類が存在します。

1つ目が助動詞のwillが表す未来形です。

I will study.もwillが表す未来形で、私は勉強をするつもりだ。

という意味になります。

また、willが表す未来は「自然のなりゆきでそうなる」「その場でそうしようと思いついた」を表します。

次に2つ目が、be going toで表す未来形です。

I will study. もbe going toが表す未来形で、「私は勉強する予定だ」という意味になります。

また、be going toで表す未来は「話し手がそう確信しているからそうなる」「前もって考えていたが、具体的に計画していない予定」を表します。

これらはどちらも未来を表しますが、意味が異なります。

詳しい意味は、次章で解説していきます。

POINT

未来形は未来を表す形

未来形は基本2種類

基本の2種類はwillとbe going to

未来系の種類

未来形の基本的な種類は、willとbe going toの2種類があります。

本章ではwillとbe going toに分けて、否定文や疑問文、さらには使い分けまで解説していきます。

Will

まずは、willが表す未来の形について解説していきます。

助動詞のwillが表す未来形は、単純未来である「自然の成り行きでそうなる」と意志未来である「そうしようと思いついた」2つを表すのがルールです。

「自然の成り行きでそうなる」とは、天気についても表すことができます。

注意すべきところは、willは「その場でそうしようと思いついたこと」を表すのがルールで、「前から考えていた計画」を表すことは出来ないところです。

willの肯定文は、主語と動詞の間にwillを挟んで作ります。

たとえば「It will be rainy」などです。

次は、willの否定文について解説していきます。

否定文

willの否定文は、will notを主語と動詞の間に挟んで作ります。

これは、won'tと省略することもできます。

たとえば、It will not be sunny tomorrow.(明日はきっと晴れないだろう。

という意味です)という文章を作ることができます。

否定文では「自然の成り行きではそうならない」ことや、「その場でそれはやめておこうと思った」ことを表します。

疑問文

次は、willの疑問文について解説していきます。

willの疑問文は、willを文頭に置いて作ります。

このとき、willの後に主語+動詞の原型を置くことを忘れないようにしてください。

たとえば「Will It be sunny?」で「明日は晴れるでしょうか?」という意味の文章を作ることができます。

疑問文では「自然の成り行きでそうなるかどうか聞く文章」や、「その場で思いついた疑問」について表すことができます。

willの肯定文、否定文、疑問文については以上です。

次はbe going toの文章について解説していきます。

be going to

次は、be going toで表される未来形について解説していきます。

be going toで表される未来形は「話し手がそう確信しているからそうなる」という意味と、「前もって考えていたが、具体的に計画していない予定」という意味があります。

注意すべき点は、willで表される未来形とは違って「いま思いついた」のではなく、「前から考えていた」ことを表すことです。

be going toの肯定文は主語と動詞の間に、be going toを入れて作ります。

たとえば「I am going to do」で「私はする予定だ」を表すことができます。

次は、be going toで表す否定文の作り方を解説していきます。

否定文

be going toの否定文は、beとgoingの間にnotを挟んで表します。

たとえば「l am not going to do」で「私はするつもりはない」という文章になります。

be going toの否定文では、口語的に「〜するつもりはない」という文章を表すことができます。

それでは、次はbe going toの疑問文について解説していきます。

疑問文

be going toの疑問文は、be動詞を文頭に置いてその後に主語を置いて作ります。

たとえば「Are you going to play with friends?」で「あなたは友達と遊ぶ予定ですか?」という文章になります。

基本的に、be going to の疑問文では「〜する予定ですか?」を表すことができます。

それでは、willとbe going toの肯定文と否定文、疑問文を解説したところで、次は2つの用法の使い分けについて解説していきます。

Willとbe going toの使い分け

ここでは、willとbe going toの使い分けについて、解説していきます。

2つの用法の違いは、表す意味が違うのです。

willは「自然の成り行きでそうなる」という単純未来と、「その場で思いついた計画」の意志未来を表します。

しかし、be going toは「話し手がそう確信しているからそうなる」と「前もって考えていた予定」を表します。

つまり、willは「自然に」そうなるであろうことと、「いま」思いついたことを表し、be going toは「話し手から見て」そうなるであろうことと、「前から」思っていた予定を表すのです。

POINT

willの否定形はwill not

be going toの否定形はbe not going to

2つは意味が違う

未来系の応用に関して

未来形には基本の形とは別に、様々な応用の形が存在します。

たとえば、未来進行形、未来完了形、現在形での未来、現在進行形での未来です。

この章では、それらの未来形の応用について丁寧に解説していきます。

未来進行形

未来進行形は、will be doingで表される形で、基本は「未来において進行中である動作」を意味します。

たとえば「I will be playing basketball.」「私はバスケットボールをしているところだろう」などが例に挙げられます。

また、もう1つ基本的な用法があります。

それは「確定的な未来の予定」です。

たとえば「The shop will be closing.」「その店は閉まるだろう」などが例に挙げられます。

この例文では、「閉店時間がある」ということから「確定的な未来の予定」という用法を取っています。

この「未来において進行中である動作」と「確定的な未来の予定」の用法を押さえておけば、未来進行形はマスターできます。

未来完了形

未来完了形は、will have finished で表し、「未来形でも表現できるが、より形式ばった形」を表します。

また用法(1つずつ意味の違う使い方のことです)が4つあり、継続用法、経験用法、完了用法、結果用法があります。

継続用法は「〜し続けているだろう」という意味です。

過去の時点から未来の時点までに続いていることを表します。

経験用法は「〜を経験しているだろう」という意味です。

過去の時点から未来の時点までに経験したことを表します。

また、完了・結果用法は「〜しているだろう」という意味です。

過去の時点から未来の時点までに何かをしているだろうということを表します。

現在形での未来

未来を表す現在形もあります。

それは、whenなどの時を表す接続詞に導かれた副詞節の中では、未来のことでも現在形で表します。

たとえば「When you come class, I will be sleeping.」「あなたが教室に入ってきたとき、私は寝ているだろう」という文章となります。

これは未来形を表しているにも関わらず、when で導かれているので、現在形のままなのです。

現在進行系での未来

また、現在進行形で未来を表すこともあります。

それは「前もって具体的に計画された未来の予定」を表すときです。

たとえば、「I am moving to Australia.」「私はオーストラリアへ引っ越す予定です」は現在進行形で未来を表す例として挙げられます。

注意したいのは「その場で思いついた計画」はwillを用いることです。

また「前もって考えてはいるが、具体的に計画していない場合」はbe going toを持ちいります。

POINT

未来形には様々な応用の形がある

未来進行形はwill be doing、未来完了形はwill have finished で表す

現在形での未来はwhenなどに導かれると現在形になり、現在進行形での未来は「前もって具体的に計画された未来」を表す

まとめ

未来形とは未来を表す形です。

その基本の形は2つあり、willとbe going toです。

willの否定文と疑問文は、will notとwillを文頭に置いて作ります。

またbe going toの否定文と疑問文はbe not going to とbe動詞を文頭に置いて作ります。

そして未来形の応用については、未来進行形と未来完了形、また現在形での未来と現在進行形での未来があります。

未来進行形はwill be doing で表し、「未来のある時点において進行中の動作」を表します。

未来完了形はwill have finished で表し、「未来形でも表現できる形式ばった形」を表します。

現在形での未来はwhenなどの時を表す接続詞に導かれた中では、未来のことでも現在形で表します。

現在進行形での未来では「前もって計画された未来予定」を表します。

willやbe going toとは意味が異なるので注意します。

【初心者でもわかる】この記事のまとめ

「未来形」に関してよくある質問を集めました。

未来形とは?

未来形とは未来を表す形で、基本の文法用法としてwillとbe going toが挙げられます。willは単純な未来である「自然の成り行きでそうなる」と、意志未来である「その場で思いついた計画」を表すのがルールです。またbe going to は「話し手がそう確信しているからそうなる」と、「前もって考えていたが、具体的には計画していない予定」を表すのがルールです。

willとbe going toの違いは?

willとbe going toの違いは、その意味にあります。willは「その場で思いついた」計画を、begoing toは「前もって考えていた」計画を表します。また注意すべきところは、「前もって考えていて、具体的に予定を立てている」計画については、現在進行形で表します。ここでは未来のことでも現在進行形で表します。

この記事を企画・執筆した人
-EnglishSearch編集部-
この記事は、EnglishSearchを運営している株式会社デジタルトレンズのEnglishSearch編集部が企画・執筆した記事です。
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