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更新日 2023.9.11

【TOEIC】公開テスト・Bridgeテスト・IPテストを比較

英語試験で有名なTOEICですが、TOEICのテストでListening & Reading Testは知っていても、他にどんなテストがあるのか知らない人も多いのではないでしょうか。

本記事ではTOEICのテストの種類を詳しく・わかりやすく紹介します。

まず知っておきたいTOEICのテストのおすすめ理由からTOEICのテストの種類や特徴、自分はどのテストを受けるべきか知りたい人に向けて、テストの選び方も解説します。

TOEICのテストを受ける際の対策や、勉強に役立つ参考書やアプリも紹介するので、是非参考にしてみてください。

この記事のポイント
  • TOEICテストとは何か?
  • TOEICテストの種類を解説
  • TOEICテスト対策の方法を紹介
 

TOEICとは

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TOEICとは米国の非営利団体であるETS(Educational Testing Service)が開発・作成している、英語コミュニケーション能力を測定するためのテストプログラムです。

日常生活や職場でのコミュニケーションを英語で行う能力を広く測るテストであり、スコアによって今の自分の英語力を客観的に知ることができます。

TOEICがおすすめな理由

TOEICテストがどのようなものか分かったところで、「なぜTOEICの受験がおすすめできるのか」について解説していきます。

就職や転職・昇進にも活かせる

TOEICのハイスコアは入学試験や就職でプラスのアピールになります。

TOEICのスコアを評価する学校や企業は多いため、是非とも高得点をとりキャリアアップに役立てたいものです。

ただし、就活等の履歴書に書いてアピールできる点数は600点からとなっているため、これから受験をする方や点数が届いていない方は、まずは600点突破を目指すことをおすすめします。

自分のキャリアや未来の選択肢が広がるチャンスなので、モチベーションを見つけつつ、李語学習に励みましょう。

ビジネスで使える英語が身に付く

TOEICで問われるのは日常やビジネスシーンでの英語コミュニケーションであるため、TOEIC受験の勉強をすることで、同時に実践的なビジネス英語が習得できます。

企業に入る前や入社してから、自分でビジネス英語を基礎から学ぶ必要がなくなるので、とても便利です。

学習するにつれて、ビジネスシーンの英文を理解するスピードやリスニング力が身につくため、実際の場に立ち会った時も学習が大いに生かされるでしょう。

スコアにより英語の上達が実感できる

TOEICのスコアは、正しい勉強法を続ければ必ず伸びていきます。

テストのスコアは自分の能力を客観的な数字で表してくれるものなので、スコアが伸びることで英語の上達を目に見える形で感じることができるのです。

英語学習のモチベーション維持という意味でもTOEICを受験することには非常に効果があります。

英語の基礎がしっかり学べる

TOEICの学習では、文法・単語に加えてリスニング・リーディングをバランスよく勉強していく必要があります。

英語上達の土台となる基礎力をしっかりと身につけることができます。

履歴書に書ける600点を取るには、高校レベルまでの英文法や単語が必要になるので、苦手分野はしっかりと復習をして、基礎の穴埋めをしておきましょう。

POINT

TOEICは英語コミュニケーション能力を測るテスト

TOEIC受験は英語学習の目標となる

TOEICスコアは進学・就職などで有利に働く

TOEICのテストの種類

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「TOEICテスト」という場合、一般的には「TOEIC Listening & Reading Test」を指すことが多いですが、他にもいくつかの種類があります。

大きく分けると以下の3つです。

  • TOEIC公開テスト
  • TOEIC Bridgeテスト
  • TOEIC IPテスト

ここではTOEICの各テストについて分かりやすく解説いたします。

TOEIC公開テスト

TOEIC公開テストには2種類のテストがありますので以下に解説していきます。

①Listening & Reading Test

「TOEIC Listening & Reading Test」は「TOEIC L&R」と記されることもあります。

普通は「TOEIC」というと、このL&Rテストのことを指します。

その名の通り、リスニング(聞く能力)・リーディング(読む能力)を測るマークシート式の試験です。

英語の中級〜上級者を対象としていると考えて良いでしょう。

問題構成は1〜7のパート構成で、Part1〜4はリスニング、Part5〜7はライティングの問題が出題されます。

リスニングは45分、リーディングは75分、合計120分の長丁場です。

受験料は以下となります。

感染症対策などのために受験料は2021年10月3日(第278・279回)より値上げとなりました。

  改定前の受験料2021年9月12日まで 改定後の受験料2021年10月3日以降
受験料 6,490円(税込) 7,810円(税込)
リピート割引受験料 5,846円(税込) 7,150円(税込)

②Speaking & Writing Test

こちらの「Speaking & Writing Test」はスピーキング(話す能力)とライティング(書く能力)を測定するテストで、2006年に開始された比較的新しいテストです。

スピーキング20分・ライティング60分の合計80分の制限時間で行われます。

試験は会場設置のパソコンを使って受けるので、キーボード操作には慣れておいた方が良いでしょう。

Speaking Testではヘッドセットを用いて実際に英語で話すことになります。

受験料は10,450円(税込)ですが、申込締切後に空席がある場合に限り13,200円(税込)で追加申込を受け付ける場合があります。

TOEIC Bridgeテスト

TOEICにはBridgeテストという初心者向けのテストもあります。

中学・高校生や英語初心者など、まだ基礎力をつけている段階の人はBridgeテストの受験を検討するのも良いでしょう。

なお、Bridge Testでは公式認定書は発行されないので注意してください。

では2種類のTOEIC Bridgeテストについて解説していきます。

①Bridge Listening & Reading Test

こちらは英語初心者を対象としたテストです。

中学生レベルの基礎力を必要としますが、前述のTOEIC L&Rテストよりも難易度が低く初心者が初めて受けるにはちょうど良いレベルではないでしょうか。

問題構成はリスニング50問・リーディング50問の合計100問で、制限時間はリスニング25分・リーディング35分の合計60分です。

解答形式はマークシート式です。

  問題数 テスト時間
Speaking Test 8問 約15分
Writing Test 9問 約37分

受験料は9,350円(税込)です。

申込締切後に空席がある場合に限り追加申込を受け付ける場合があり、その場合の受験料は12,100円(税込)となります。

TOEIC IPテスト

TOEICには公開テスト・Bridgeテストの他に「TOEIC IPテスト」というテスト形式があります。

ここではTOEIC IPテストについて触れておきましょう。

公開テストとの違い

IPテストは学校・学習塾その他の団体で申し込んで受験するTOEICテストです。

公開テストとの主な違いを以下にまとめました。

  • 実施されるのはL&Rテストのみ
  • 試験問題はTOEIC過去問
  • TOEICの公式認定証はもらえない

自分の英語力を測る目的には合っていますが、進学・就職・転職などにTOEICスコアを利用したい場合には、IPテストのスコアは使えません。

面接などでTOEICのスコアをアピールしたい場合には公開テストのスコアを利用してください。

POINT

最も汎用性が高いのは「公開テスト」

英語の初心者は「Bridge Test」

「公開テスト」以外は認定証がもらえない

TOEICのテストはどれを受ける?

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TOEICの種類について大まかに見てきましたが、結局自分はどのテストを受ければ良いのか分からない人もまだいるでしょう。

TOEICでどのテストを受けるべきなのかについて解説していきます。

TOEICのテストの種類の選び方

受けるテストの種類は自分の目的に応じて考えてみましょう。

ここではテストの種類の選び方をケース別に見ていきます。

就職や転職に活かしたい場合

TOEICスコアを就職・転職に活かしたい場合は公開テストを選びましょう。

公開テスト以外のテストでは公式認定証が発行されないからです。

公開テストには「L&R」と「S&W」がありますが、特別な事情がなければ圧倒的に受験者数の多い「L&R」の受験をおすすめします。

英語を使う仕事に活かしたい場合

ビジネスの場面でのコミュニケーションに英語を活かしたい場合には、TOEIC L&RおよびTOEIC S&Wを受けるのが良いでしょう。

上記2つのテストの受験を通じて英語の4技能全てを勉強することになるのでおすすめです。

中学英語を勉強し直したい場合

中学英語の復習が目的なのであればTOEIC Bridgeテストの勉強から始めてはどうでしょうか。

公開テストやIPテストでは中学・高校の英語の範囲外の問題も出題されます。

中学校からの英語を復習したいのであれば、Bridgeテストの難易度が適切でしょう。

英会話ができるようになりたい場合

自分の今の英語レベルと求める英会話のレベルに応じて考える必要があります。

日常的な会話を英語でしてみたいという目的であれば、まだ英語の基礎力に不安があるはずなので、TOEIC Bridgeテストから勉強するのが確実です。

英語の基礎力にはある程度の自信がありビジネス英会話をさらに上達させたいというのであれば、TOEIC公開テストに焦点を当てて勉強するのが良いでしょう。

POINT

特別な事情がなければTOEIC L&Rがおすすめ

受けられるならIPテストで様子を見ても良い

手軽に基礎力を確認したければBridgeテスト

TOEICのテスト対策

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自分の受けるべきTOEICのテストが決まったならばあとは勉強あるのみです。

ここではTOEICのテスト対策で有効な方法についてまとめていきます。

目指すスコアを決める

目指すスコアによって勉強の内容は変わってきます。

まずは自分が目標とするスコアを明確にし、そのスコアをとるためにはどのような学習計画を立てるべきかを考えてみましょう。

具体的な目標を立てる

自分の目指すスコアに到達するために必要なことは何かを考えたら、次は具体的な目標に落とし込んでいきます。

目標の例は下記のように「いつ」「何を」「どのくらい」を意識して決めると良いでしょう。

  • 毎日50個の英単語を覚える
  • 苦手パートのリスニングを毎日2題解く
  • 毎週土曜日に模擬テストを解き復習をする

公式問題集を解く

試験を攻略するカギは、いかにその試験について詳しく知っているかです。

TOEICについて知るにはTOEIC公式問題集を解くのが最も確実でしょう。

出題傾向や得意・不得意を把握

公式の問題集を解いてみれば自分の得意・不得意分野がはっきりと分かります。

目標スコアをとるためにはどのパートでどのような問題が出題されるのかをしっかりと把握しておき、自分はどこで失点しているのかを分析しましょう。

得意・不得意を把握しておくことで時間配分のペースも掴みやすくなるので、公式問題集は時間を測りながら学習するのがおすすめです。

学習スケジュールを立てる

学習においてはスケジュールを立てることも重要です。

スケジュールを立てるには試験までの日数と、目標スコアを達成するまでに必要なことをきちんと把握しておきましょう。

苦手分野をしっかり克服

TOEICテストの勉強では闇雲に問題集を解けば良いというわけではありません。

問題集は自分の苦手分野の把握する上で参考にしてください。

たまたま解けた問題などはそのまま見逃しがちですが、本当に確信を持って解けたのかどうかは自分で判断できるはずです。

試験日までの時間を考慮しつつ、妥協することなく苦手分野を克服しておきましょう。

POINT

試験の傾向を知り目標点を設定する

公式問題集を解き自分の得意・不得意を把握する

学習計画を立て苦手分野を克服する

まとめ

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TOEICの種類や選択方法、テスト対策の内容についての疑問は解消されたでしょうか。

英語学習においてTOEICを受験することのメリットは数多くありますが、中でも自分の英語レベルをスコアという形で可視化できることは大きなメリットと言えます。

英語を学習することで何を得たいのかを明確にし、自身の目的にあったTOEICテストを選択することで、必ずその先の道が開けてくるでしょう。

注意点として、公式認定書が発行されるテストはTOEIC公開テストのみとなっており、TOEIC BridgeテストとIPテストでは発行されないことを確認しておく必要があります。

それぞれのテスト当日に実力が十分に発揮できるよう、対策もしっかりと行ったうえでテストに挑みましょう。

【初心者でもわかる】この記事のまとめ

「TOEIC 種類」に関してよくある質問を集めました。

TOEICとは?

TOEICは、日常やビジネスシーンにおける英語コミュニケーション能力を測るためのテストです。特に日本国内でのTOEICの認知度は高く、公開テストのスコアが高ければ進学・就職などで英語力をアピールできるので非常に人気の高い英語能力試験となっています。

TOEICのテストの種類は?

種類は、公開テスト・IPテスト・Bridgeテスト(ビギナー向け)の3つがあります。公開テスト・Bridgeテストにはそれぞれ「Listening&Reading」と「Speaking&Writing」があります。IPテストは企業や学校・学習塾などが主催する団体専用の試験で、「Listening&Reading」のみをTOEIC過去問を使って実施します。

この記事を企画・執筆した人
-EnglishSearch編集部-
この記事は、EnglishSearchを運営している株式会社デジタルトレンズのEnglishSearch編集部が企画・執筆した記事です。
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